楽游原 第12話あらすじと感想|李嶷、命を懸けた救出劇と再び交わる心

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クルミットです♪

『楽游原』第12話は、まさにタイトル通りの“英雄救美”回!
命懸けで崔琳(さいりん)を救い出す李嶷(りぎょく)の姿に、思わず胸が熱くなりました。
戦の策と恋の情、そして親子の確執が絡み合い、涙と緊張が交錯する1話です。

それでは第12話を一緒に見ていきましょう!

楽游原 第12話のあらすじ

営州から急報が届きます。
崔倚(さいい)が重病との知らせに、崔琳は心配のあまり柳承鋒(りゅうしょうほう)と共に軽騎で先行。
しかし、それは兄・崔璃(さいり)が仕掛けた罠でした。

半路に潜んでいた崔璃の軍が突然襲撃し、軽騎隊は不意を突かれて壊滅状態。
柳承鋒は刺されて倒れ、腹心の陳醒(ちんせい)は彼をかばって戦死。
崔琳も胸を貫かれ、地面に倒れ込んでしまいます。

絶体絶命のその瞬間――
遠くから馬蹄の音が響き、矢の雨を切り裂いて李嶷が駆けつける!

「崔琳!」

彼は弓を捨て、剣一本で敵陣を突き抜け、傷だらけの崔琳を抱き上げます。
血と泥にまみれながらも、その腕は決して彼女を離しません。

この救出シーン、まさに“英雄救美”の名にふさわしい熱さでした。

軍営へ戻ると、桃子が矢傷の手当てを開始。
崔琳は激痛に顔をゆがめ、冷や汗が滲みます。
矢じりを抜く瞬間、李嶷は自分の手を彼女の口元に差し出し、
「これを噛め。舌を噛むな」と優しく言います。

桃子が短刀を刺し、血が滲むたびに崔琳の体が震えます。
李嶷は黙ってその手を握りしめ、痛みを分け合うように寄り添いました。

血のにじむ描写が痛々しいのに、そこに愛しさと信頼が滲んでいて胸が締めつけられます。

一方、都では孫靖が梁王を呼び出し、李嶷からの手紙を突きつけます。
その文には「京都を攻め、帝位を奪う」という反逆の言葉が並んでいました。
梁王は震えながら封を切り、その内容を読み終える前に激昂して卒倒。

その隙を狙い、萧氏(しょうし)は魏国夫人へ密かに伝令を出します。
「李嶷があなたの弟・鄭国公の首を送ってきた」と。

怒り狂った魏国夫人は昏睡中の梁王のもとへ押しかけ、
激情のあまり彼の首を掴んでそのまま絞め殺してしまいます。

孫靖が駆けつけた時にはすでに梁王の息は絶え、
彼は“病死”として事件を隠蔽。
しかし、密かに運び出された遺体は、途中で何者かにすり替えられていました。

夜。
暗闇の中で梁王が目を覚ますと、枕元にいたのは――李嶷。

驚愕と怒りの入り混じった表情で父を見つめる李嶷に、
梁王はなおも罵声を浴びせます。
「不孝者!貴様は父を囮に使うつもりか!」

李嶷は膝をつき、全ての計略を説明します。
「父上を救うには、敵を欺くしかなかったのです。」

しかし、どんなに言葉を尽くしても父の怒りは収まらず、
李嶷は静かに頭を下げて立ち去ります。

外に出た彼の顔には、涙と悔しさが混じっていました。
「どんなに頑張っても、父にとって俺は不要の子なのか……」

その背中に声をかけたのは、顧婉娘(こえんじょう)。
彼女は「梁王の看病をさせてください」と申し出ますが、
李嶷は「父は気難しい。お前が傷つく」と拒みます。

夜更け。
李嶷は崔琳の寝台のそばに座り込み、気づけばそのまま眠りに落ちていました。
朝、目を覚ました崔琳は彼が冷えないよう、そっと掛け布を直します。

李嶷がうっすら目を開け、
「今、俺にキスしようとしてただろ?」と冗談を飛ばすと、
崔琳は顔を赤らめてぷいっとそっぽを向きます。

そのやり取りに、久々の穏やかな空気が流れました。

崔琳は傷の痛みに耐えながらも、
「今回の襲撃、どうにも不自然ね。背後に誰かいる」と推理を巡らせます。
焦る彼女に李嶷は言います。
「今は動くな。命を守ることが最優先だ。」

崔琳は唇を噛みながらも、その言葉に頷きます。

李嶷はさらに、桃子から聞いた崔琳の“食の細さ”を思い出し、
彼女の好物である蜂蜜を探しに山へ。
裴源が心配して「主将がそんなことをしては」と止めますが、
李嶷は聞く耳を持ちません。

「将でも、男でも、彼女を笑わせたいだけだ。」

そう呟きながら、蜂の群れに囲まれ泥まみれになる彼の姿に、
裴源も呆れつつ苦笑するのでした。

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楽游原 第12話の感想まとめ

第12話は、“英雄救美”の名にふさわしい緊迫と情熱の回でした。
李嶷が矢の雨を切って崔琳を抱き上げるシーン、
そして手を差し出して彼女に噛ませる場面は、まさに胸が震える名演出。

戦場での救出劇が、二人の心をさらに深く結びつけました。

また、梁王との確執は物語に深みを与え、
「愛されたい息子」と「決して許せぬ父」の構図が痛々しくも見応えがあります。

終盤では、李嶷の“恋する男”としての一面も印象的。
将でありながら、ただ彼女の笑顔を見たい――
そんな純粋な気持ちが描かれ、彼の人間味がぐっと増しました。

次回、第13話では、崔琳の傷が癒える中で新たな戦の火種が。
そして、父をめぐる李嶷の運命にも、さらなる転機が訪れます――。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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