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クルミットです♪
ついに、ホ・テンハクが8年もの歳月をかけて追い求めた最後の薬草を手に、薬師谷の門をくぐりました。ボロボロになった背中と、ようやく果たせた約束。セツ・シヤとの再会は静寂の中にありながらも、その裏で進む彼女の身体の異変と、残酷なほど美しい雪景色が、物語をいっきに切ない方向へと加速させていきます。マツジの命、そしてセツ・シヤの隠された覚悟。胸が張り裂けそうな23話を、一緒に見ていきましょう!
七夜雪 23話のあらすじ
ホ・テンハクは満身創痍になりながらも、6番目の薬草「竜胆」を手に入れ、雪深い薬師谷へと戻ってきました。門弟たちが出迎える中、一番に帰りを待っていたのは谷主のセツ・シヤです。彼女の姿を見た瞬間、ホ・テンハクの張り詰めていた表情がふっと緩みました。一人の子供を救うため、そして彼女との約束を果たすために捧げた8年。その重圧からようやく解放された瞬間に立ち会えました。
8年ですよ、8年!ひとつの約束のためだけに人生の時間をこれだけ捧げるとか、執念がすごすぎて言葉が出ません。私なら一週間で心が折れてます。
セツ・シヤはすぐに薬草を確認し、マツジの治療準備に入りました。マツジはホ・テンハクの亡き兄弟子の子であり、彼にとっては自分の命よりも大切な存在です。しかし、セツ・シヤはこの8年の間、自身が「氷蚕」という毒に侵されていることを隠し続けていました。彼女の命の火は、もう長くはありません。
二人は久しぶりに「月下の美人」というお酒を酌み交わします。雪が舞い散る中、静かに語り合う二人の姿は、一枚の絵画のように美しいけれど、どこか消えてしまいそうな危うさがありました。ホ・テンハクは「マツジが治ったら、君を連れて世界中を旅したい。綺麗な景色をたくさん見せてあげたい」と未来の夢を語ります。それを聞くセツ・シヤの微笑みは、あまりに優しく、そして絶望的なまでに悲しげでした。
未来の話をするホ・テンハクと、何も答えられないセツ・シヤ。この温度差に耐えられなくて、お酒まで苦く感じちゃいます。あの沈黙の重さ、心臓に刺さる……。
セツ・シヤは薬の調合に全神経を注ぎます。最後の仕上げには、医師としての彼女自身の内力を削るような過酷な作業が必要でした。彼女は自身の生命力を削り出し、薬の毒性を抑え、マツジの体に適合するように調整していきます。作業が進むにつれ、彼女の顔色は土のように青白くなっていきます。彼女にとって、ホ・テンハクが連れてきたマツジを救うことは、彼に対する最後の贈り物となりました。
一方、谷の外では元茂たちの影や教主の野望が、静かな谷に忍び寄っています。ホ・テンハクはマツジが救われることだけを願っていますが、今まさに隣で自分の命を削っているセツ・シヤの異変に、彼はまだ気づいていません。
ホ・テンハク、鈍感すぎます!大きな目標には一直線なのに、隣にいる一番大事な人の顔色すら見えてないなんて、男の人って本当に歯がゆいですよね。
夜、ホ・テンハクはセツ・シヤの部屋を訪ねます。彼女の指先が氷のように冷たいことに気づき、彼は自分の手でそれを包み込みます。「どうしてこんなに冷たいんだ?」という問いに、彼女は「雪の谷に長く住んでいるから」とはぐらかしました。これまで「医者と患者の家族」という関係だった二人の間に、一人の男と女として惹かれ合う空気感が濃厚に漂います。
物語の終盤、ついにマツジに薬を飲ませる準備が整いました。セツ・シヤは最後の力を振り絞り、針治療と薬を組み合わせて毒を排出させようと試みます。張り詰めた空気の中、ホ・テンハクは祈るような気持ちで見守るしかありませんでした。
あの治療シーン、息するのを忘れました。セツ・シヤの額の汗と、止まらない手の震えを見てたら、こっちまで胃が痛くなってくる……。
治療が終わると、セツ・シヤは椅子に倒れ込むように座り込みました。マツジの顔色には少しずつ赤みが戻ってきましたが、代わってセツ・シヤは今にも消えてしまいそうなほど衰弱しています。それでも彼女は、ホ・テンハクに向かって「これで大丈夫よ」と、力なく、確かな満足感を持って微笑むのでした。
23話で一番心がえぐられたこと
今回、一番私の心を締め付けたのは、薬草を調合するために自らの内力を削り、死の淵へと向かっていくセツ・シヤの姿です。マツジを救うというホ・テンハクの願いは叶いましたが、その代償がセツ・シヤの命だなんて、そんなことってありますか。
ホ・テンハクの8年間の努力を思えば、ようやく報われたことに安堵します。あんなにボロボロになりながら、誰一人味方がいない中でも走り続けた彼の姿には、言葉にならない男の意地を感じました。彼が彼女の犠牲に気づいたとき、一体どんな顔をするのか。それを想像するだけで胸が痛いです。
セツ・シヤ役のリー・チンさんの演技には完全に引き込まれました。冷たい雪の中に咲く一輪の花のような美しさと、誰にも言えない孤独を秘めた眼差し。特にお酒を酌み交わすシーンの、あの切なそうな微笑みは忘れられません。
マツジが意識を取り戻したとき、セツ・シヤはどこにいるのか。薬師谷を去る時が近づいている気配に、今はただ、二人の幸せな時間が一分一秒でも長く続いてほしいと願うばかりです。
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