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「双燕秘抄」第12話では、女学での生活が本格スタートした茉喜(まき)と鳳瑶(ふぇんよう)が、それぞれ新たな悩みに直面。周囲との些細な誤解から、謎の黒衣人や不審な動きまで、女学はどうやら“平穏”とは程遠いようで……。
それでは第12話を一緒に見ていきましょう!
双燕秘抄 第12話のあらすじ
女学にたどり着いた茉喜と鳳瑶でしたが、茉喜はなぜか「学館全体がちょっと怪しい」と感じていました。夜中に物音がしたり、同じ生徒のはずの人物がどうも怪しい行動をとっていたり。とはいえ、真面目な鳳瑶は「そんな疑り深くならなくても」とあまり気に留めていない様子。
そんなある日、茉喜は鳳瑶のために安い布地を買い、まずは彼女の衣を作ろうと考えますが、鳳瑶は「自分はまだ着られる服があるから、先に茉喜の分を仕立てなさい」と優しく勧めます。とはいえ二人ともお金に余裕がなく、ここへ沈書墨(しん・しょぼく)先生が差し入れや金銭的な援助を申し出てくれたため、茉喜は素直に感謝。一方の鳳瑶は「むやみに人の好意を受けるのは危険」と少し抵抗を感じ、茉喜にも“気をつけるよう”忠告していました。
茉喜が人の優しさを素直に受け取り、鳳瑶が慎重になる…対照的な二人の性格がよくわかるシーンです。
さらに、鳳瑶が担当するクラスでは、生徒同士が激しく言い合いをしてしまい、彼女自身も山長(さんちょう)から注意を受けることに。慣れない環境で奮闘する鳳瑶ですが、言い争いを止めきれなかった点を「もう少し厳しく指導すべきだった」と指摘され、落ち込んでしまいます。
そのころ茉喜は、商人から「羊肉のオマケ」をもらっただけで鳳瑶に「また人の好意を受けすぎでは?」と誤解され、思いもよらない言葉をぶつけられてしまいました。茉喜は思わず「自分が貴女の体面を汚したっていうの?!」と腹を立て、部屋を飛び出してしまいます。
二人にはお金の問題や生活の不安があって、些細な行き違いが起こりやすい状況なんですね。
ちょうどその頃、茉喜は夜の中庭で、以前から“謎の行動”をしている生徒・呉吟(ごぎん)を見かけます。しかも、よく見ると呉吟は男性ではないかという疑惑が…。何やらトラブルを避けたい様子の呉吟は、茉喜に気づくと慌ててその場を立ち去りました。
一方、鳳瑶は同じ学館の弓術教師・冯銘(ふう・めい)に執拗に言い寄られる羽目に。初対面から「貴女の才貌に惚れた」と猛アピールされる鳳瑶は戸惑いを隠せません。しかも夜には、茉喜の名をかたって“呼び出しの手紙”まで送るという、あからさまな罠を仕掛けてきたのです。
茉喜は身に覚えのない手紙に疑問を抱き、誰かが自分を陥れようとしていると察知。そんなとき、山長が「弟である冯銘を探している」と知り、学内がますます騒がしくなります。
冯銘の積極的すぎる態度と“謎の手紙”…一体誰が、何の目的でこんな罠を仕掛けているのか気になります。
実はその裏で沈書墨は、鳳瑶にこっそり「女学の歴史や山長の方針」について語り始めていました。どうやら女学は、過去に“お金や権力に絡む問題”を内密に処理してきた可能性があり、辞めていった女性教師もそのことを知っていたのだとか…。
茉喜が自室に戻ると、今度は“何者か”が部屋を荒らした後が。昨夜の手紙もこの者が置いていったのでは? と確信した茉喜は「いったい誰が何を探しているのか」と胸をざわつかせます。そんな中、冯銘はまたしても鳳瑶を追いかけ回し、とうとう茉喜が“粥をぶちまける”という力技で撃退。山長の弟ゆえに強気な冯銘ですが、さすがにその場は何も言えず退散するのでした。
双燕秘抄 第12話の感想まとめ
第12話は、女学という閉ざされた空間で繰り広げられる多彩な人間模様が一気に動き始めた印象ですね。茉喜と鳳瑶のちょっとしたすれ違いや、冯銘の横暴かつ自己中心的な言動、さらに呉吟という“性別不詳”の生徒が暗躍する影…。謎が次々と投げかけられ、一体誰を信じていいのか分からなくなりそうです。 とはいえ、二人の絆は深いので、最終的には誤解が解けて「やっぱり一緒が一番!」という場面にはほっとさせられました。
沈書墨が語る“学館の裏事情”も気になるところ。これから女学を舞台に何が起こるのか、冯銘の言動がどこまでエスカレートするのか…。ますます目が離せない展開が続きそうですね♪
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