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クルミットです♪
趙盼児は許婚の欧陽旭の裏切りを知ることになり、ただで引き下がるわけにはいかないと、「夜宴図」の返還など3条件を要求しますが、欧陽旭は何一つかなえられず、趙盼児は何四たちを言いくるめて欧陽旭の家で騒ぎ立てます。勝手に何四を使われた池蟠はどなりこみますが、宋引章に目を付けたことのいざこざで、趙盼児たちと勝負をすることに。
何かと騒動を引き起こしてしまう趙盼児たちですが、今後東京でどうしていくかを真剣に考える時期に入ってきたようです。ようやく顧千帆が東京に帰ってくることで、趙盼児も顧千帆も新たな戦いが始まっていきますよ!
【夢華録】(ネタバレあり)
第10話「私たちの歩む道」
孫三娘は江南料理の鮮花団子を池蟠の手下たちに振舞う。それに三元客桟の店主が目をつけ、その後店主の妻が押しかけて、団子を絶賛してもう一度作ってくれと懇願する。
お茶も菓子も東京より江南の方が良質だと描かれていますが、材料の流通のせい?
宋引章が外を歩いていると、人々が東京で一番有名な妓女・張好好の練り歩きに沸き立っていた。天下一の詩人・柳九に馬を引かせる張好好の美しさに人々は見とれる。張好好は池蟠が姿を見せないことで不機嫌になるが、宋引章が原因でもめ事が起こったと知り激怒する。
憧れの人が、実は自分に腹を立てているとは縁は異なものですね♪
店主の妻に「料理人になれ」と口説かれた孫三娘は、慌てて逃げ出す。そこで一緒に逃げようとした宋引章だが、孤月を取りに戻ったところで、宋引章の顔を見に来た張好好と出くわし、宋引章の琵琶に合わせて張好好が歌うことで二人は互いの才能を認め合う。張好好から池蟠が「妓楼の女」と言ったことは宋引章を蔑んだのではないと説明され、「自分の腕一つで生きているのだから胸を張り堂々と生きなさい」と言われ、宋引章は誇りをもって生きようと思う。孫三娘もお菓子の腕に自信を持ち、二人は東京での暮らしに希望を抱くように。
池蟠のことをあんなにポジティブに考えられるとは、この歌姫ただものではない…
何四たちはいまだに欧陽旭の家の前で騒いでいたが、欧陽旭の反応はない。そこに徳氏が城東の廂吏を連れてきたため、何四たちは逃げ出してしまう。廂吏は趙盼児に借金の証文がなく、許可証を持っていないなら流民だとして、三人の衣を剝いで辱めようと叩いてボロボロにする。見かねた欧陽旭が出てきて、自分の評判を落としかねないからと止める。欧陽旭は東京を離れるように言い、こっそり金塊を渡そうとしたため、趙盼児は軽蔑して唾を吐く。
華亭県の知県の同類がここにも。出身地から移動して外を出歩いている女子はそれだけで貶めていい、それで見せしめになれば自分が正しいという恐ろしい考えですね
趙盼児たち三人は市中を引き回されて傷つくが、そこに東京に戻ってきた顧千帆と出会う。傷の理由を聞かれ、趙盼児は「欧陽旭が義父の権力を盾に私たちを追放した」と語り、銭塘に帰ろうとするが、顧千帆は「目的を果たさず諦めるのか、このままでいいのか」と叱咤し、東京に引き留めようと煽り立てる。宋引章も孫三娘も東京でやっていきたいと言い、趙盼児もやり直す気持ちを取り戻す。
顧千帆も「帰したくない」って言えばいいのに、素直じゃないですね♪
顧千帆は三人を医者に診せ、自分で趙盼児の手当てをする。さらに廂吏に誰の差し金か問い詰めると、欧陽旭から金をもらってのことだと白状する。高観察の指示はないというので獄に入れようとするが、趙盼児は顧千帆を巻き込みたくないため、欧陽旭の関与を一筆書かせれば許すことに。すぐさま欧陽旭の元へ乗り込もうとする趙盼児だが、顧千帆はまずは休んで傷を治すように勧め、陳廉は自分が住む予定の空き家に住んでくれと案内する。
欧陽旭の差し金というか、徳氏ですよね。とはいえ止めないのだから同罪ですね
陳廉の家は思った以上に大きな屋敷で、三人はすっかり気に入る。気をよくした宋引章は、顧千帆なら良民にしてくれそうだと期待するが、孫三娘から「これ以上顧指揮を頼っちゃ駄目」と言い含められる。顧千帆が趙盼児を助けるのは、趙盼児が顧千帆の危機に助けたからで、自分たちは人を頼らず、東京において自分たちの力でやっていこうと考える。しかしその会話をこっそりやってきていた顧千帆が聞いていた。趙盼児と顧千帆の距離の近さを見た孫三娘は二人の関係にどぎまぎし、陳廉も知らぬ間に来ていた顧千帆にニヤリとする…
顧千帆と趙盼児はもう、お互いの気持ちをわかっているのでは…
第11話「苦肉の策」
陳廉は顧千帆の命だと言って、江南料理を差し入れる。しかし食べてみたところ、都の名店の料理だったのに、素材も悪く味もいまひとつ。そこで宋引章は、孫三娘の料理で東京に店を開こうと提案するが、趙盼児は知らない土地で店を開くのは簡単ではないと懸念を示す。
陳廉は部下ができて嬉しいからぞろぞろ引き連れているのでしょうか
趙盼児はあえて、自分たちを追い出したと安堵している欧陽旭の不意を突いてみることに。当の欧陽旭は、高鵠から婚儀の日取りから赴任地まで花嫁側から一方的に決めて指図されていた。そこに陳廉を連れた趙盼児が現れ、陳廉が徳氏を連れ去る。3つの約束が果たせないからと廂吏に都から追い出させたことを見抜いた趙盼児は、「夜宴図」を3日以内に返すように要求する。解放された徳氏は身体中の筋が断裂しており、回復には数年かかるという。趙盼児を告発することもできず欧陽旭は頭を抱える。
陳廉が「手練れ」と言われるほどの腕前の持ち主なのがびっくりです
欧陽旭のもとに、伝令官が聖旨を持って訪れ、欧陽旭を含む第一甲合格者三名に明日の参内が命じられる。欧陽旭は伝令官に賂を渡し、自分の出身である江南での騒動(鄭青田事件)について探りを入れる。陛下は騒動に激怒したものの、「仙師が養生の道を説き」事なきを得たが、高官が何名か左遷されるだろうという。
北宋の真宗は道教に心酔していました。それがここでは大きく関係してきます
陳廉は徳氏をこらしめた件のお礼に、顧千帆の前で自分を誉めて欲しいと趙盼児に頼むが、趙盼児は今夜の件は顧千帆には内緒と陳廉に口止めする。陳廉が顧千帆をあまりに恐れるのを見て、本当に「生き閻魔」と呼ばれている彼と、自分に見せる優しさとの落差に戸惑う。一方、欧陽旭は枕元に血の付いた短剣があることに気付き、趙盼児の脅迫だと考える…
刀は陳廉の仕業でしょうか?マフィアのような脅し方ですね
翌日参内した欧陽旭は、通玄仙師が輿に乗って宮中を移動しているのを見かけ、皇帝が仙師を尊崇していると聞かされる。中から漏れ聞こえた声から、鄭青田の事件で関与した官僚が斬首を検討されていると知り、ますます趙盼児の脅迫が現実味を帯びる。謁見した上位三人は、皇帝から趣味について聞かれ、欧陽旭は皇帝の好みに迎合し「道教の経典や黄老の術に触れている」と答え、皇帝に気に入られて著作佐郎と紫極宮の醮告副使に任じられ、西京に赴任して抱一仙師を招請するよう命じられる。
伝令官の太監が、まるでずっとヒントを出していたかのようにも見えます
欧陽旭の退出と入れ違いに顧千帆と雷敬は謁見に向かい、顧千帆は雷敬から「皇后を冒涜した者たちを一掃し、江南の不正を一人で暴いた」と報告される。皇帝から出自を問われ、科挙の合格者の進士だったにもかかわらず皇城司に就いたのは、都巡検使の父(顧明敬)と共に辺境へ赴いたためだと聞いた皇帝は、文武を兼ねる国の柱だと絶賛し、蕭欽言が顧千帆を絶賛した理由に納得する。褒美の希望を聞かれた顧千帆は、銭塘で亡くなった賈江らの遺族への恩賞を希望する。皇帝は感心して雷敬の昇格と、顧千帆を皇城司副使に任じる。
顧家は顧千帆の出自からしっかり蕭欽言の存在を消し去っていたのですね
欧陽旭は、高鵠に断りなく詭弁で立身を図って任官を得たことで怒りを買い、破談を言い渡される。高慧は「欧陽旭としか結婚したくない」と泣きつくが、高鵠は聞き入れず、自ら理由をつけて3か月後に婚約を解消しろと欧陽旭に言い渡す。
せっかく趙盼児を捨てたのに高鵠に嫌われて、今後はどうするつもりなのでしょう
顧千帆のおかげで五品の刺史に昇格し、緋衣を身に着け魚袋を賜ることができた雷敬は、上機嫌で顧千帆に感謝し、今後は皇城司の調べすべてを顧千帆に任せることに。それを聞いた于中全は面白くないが、雷敬は逆に于中全に対し釘を刺す。
于中全はただただ顧千帆憎しなので、これからもまだ問題を起こしそうですね
陳廉は欧陽旭のことを調べさせていた配下に「欧陽旭は西京の宮観官に就任」との情報を聞いて驚く。それを聞いた宋引章は、銭塘の宮観官が皆に見下されていたことから、なぜそんな役職を得たのか不思議に思う。実は欧陽旭は趙盼児の催促に怯え、都から逃げるためこんな下策をとったのだ。清流派は陛下に阿る者と道士を嫌うため、今後は裏切り者の奸臣とみなされ、出世の道は絶たれたようなものだった。
欧陽旭の転落は、陳廉が脅しすぎたせいなのかもしれません
趙盼児はその逃げを見通しており、欧陽旭は趙盼児を侮って西京までは追ってこないだろうという計算で保身に走ったのだろうとみる。趙盼児たちが東京から去ると見越して、ほとぼりが冷めた頃に東京に戻ってくればいいという算段なのだ。趙盼児はその思惑の裏をかいて都に住み着こうと考え、慣れた茶坊を出店することに。突然東京で商いを始めようとする三人に、陳廉は懸念を示すが、趙盼児の茶、孫三娘の菓子、宋引章の琵琶に感動し、茶坊開店に賛成する。そこで三人は陳廉に協力を仰ぎつつ開店の準備を進める。
欧陽旭を追い詰めるためという理由でも、趙盼児が前向きになったのはいいことですね
欧陽旭は翌日西京に赴任するため、杜長風に後を託す。その夜、欧陽旭は高慧を訪ね、婚約の際にもらった玉牌を返す。破談にしたくないと泣きつく高慧に、「裏切りはせぬ」と言い残したものの、江氏に追い払われてしまう。
欧陽旭にとっては高慧が出世の命綱だから、彼女を繋ぎとめておこうとするのですね
顧千帆の緋衣姿を見た陳廉は絶賛し、自分はいつそんな風になれるかと夢見るが、陳廉は武官のため30年は地方を転々とさせられるし、顧千帆のこれまでの配下は皆死んだと現実を突きつけられてしまう…
もう少し手加減してあげてもと思うのですが、現実はそう甘くはないのでしょう
第12話「東京の茶坊」
陳廉は趙盼児たちが店を出すことを顧千帆には伏せたため、顧千帆は自分の二か月分の俸禄と褒賞すべてを三人の家賃と生活費に充てるよう指示する。おそらく趙盼児は断るだろうが、それでも顧千帆は趙盼児を助けるための銭を用意させ、さらに、多忙となる自分に代わり、欧陽旭を探る密偵を手配するよう命じる。
こんなに顧千帆が気配りしてくれているのに、趙盼児と陳廉は内緒でお店を…
高慧に情があるように見せたのは、退路を残して都に戻る時に備えようという計算だった。、欧陽旭は西京に立った後、高府の周りを歩き回って必ず高慧に会うようにと徳氏に命じる。趙盼児にはどうするかと徳氏は尋ねるが、今示唆したとおりだと匂わせる。
出世のために、高慧のように闇の深い女子と心中するつもりなのですね
趙盼児たちは出店の計画を進めていたが、出費がかさむことが悩みの種だった。そこで銭塘の家に残してきた欧陽旭からの金が心配だったが、銭塘の家や店、宋引章の家にも顧千帆が命じて見張らせているというので、趙盼児はその者たちに頼んで、権利書や金銀を持ってきてもらうことに。その中には宋引章の嫁荷にするはずだった金もあり、趙盼児はすべてを東京に引き上げ、逃げ道を作らないつもりだという。
趙盼児は、顧千帆が銭塘の家を見張らせていたことが少しでも心に響いたでしょうか
趙盼児は顧千帆が緋衣を着て魚袋を持つ身分に出世したと聞き、陛下に重視されているのだと喜ぶ。それでも店のことをきっと反対されるから秘密にして欲しいと言うので、陳廉は苦しい立場に。一方、趙盼児は欧陽旭が今の地位に満足しているのかと思いをはせ、欧陽旭が多くの苦難に恵まれるように神仏に祈ろうと思う。
神仏に祈る、なんて優しい…と思った瞬間、趙盼児の怨念がドカンときました♪
顧千帆の叔父の斉牧が、息子も同然の顧千帆が重傷を負ったと聞いて案じ、約束の3日後まで待てずに会いに来た。顧千帆は雷敬を引きずりおろすため、江南の役人と結託した証拠を渡すが、斉牧は「今はまだ手を下す時ではない」と言う。皇帝は鄭青田事案をこれで終わらせたいとの考えのため、寵臣の雷敬を倒すにはもう少し時機が必要というので、顧千帆は渋々それに従う。実は顧千帆は清流派である斉牧が皇城司に送り込んだ間者だったのだ。
なんだかこの斉牧も、実は蕭欽言と同じタイプの人間のような気が…
西京に都落ちしていく欧陽旭は、若くして五品に出世した官吏とすれ違う。それは皇宮で自分と入れ違いになった男(=顧千帆)だった。まだ彼の名も知らない欧陽旭だが、いつの日か必ずあの男のように堂々たる姿で戻る、と心に誓う。
顧千帆の方は欧陽旭の顔を知っているのでしょうか?運命のすれ違いですね
趙盼児は明日、茶坊を開店することになり、近隣の学堂の子供たちに飴を配って宣伝をする。素朴な里のような趣の店にするので、孫三娘が「趙氏茶坊」と看板を書く。そして開店当日、懸命に客引きをするがなかなか客が入らない。そこに何四たちがサクラの客になってくれたおかげで客が入り始め、孫三娘の菓子や趙盼児の茶芸も好評に。
何四はなんていい奴…このサクラ、池蟠は承知なのでしょうか?多分知らないような…
顧千帆は、陳廉の様子を見て、何か隠し事をしているのではないかと気付き、趙盼児が一体何をしたのかと問い詰める。そこに陳廉の同僚・孔午が、趙盼児の頼まれごとを陳廉に依頼された話をし、さらに陳廉に趙氏茶坊を紹介されて気に入り、趙盼児のことを絶世の美女だと誉めちぎったことで、顧千帆にすべてが発覚してしまう。
皇城司の同僚に茶坊を紹介したら、そりゃ顧千帆にもバレるでしょう
顧千帆は趙氏茶坊に行き、趙盼児に「欧陽旭が東京を去ったものの、目立つ真似をするな」と釘を刺す。でも、顧千帆の世話になって稼ぎもせずに東京で暮らすことは、人から見たら顧千帆の側女のようで嫌なのだが、それでも顧千帆は趙盼児の世話をしたいと言い張り、二人のじゃれ合いのような言い争いに陳廉は呆れる。趙盼児が店を出したのは欧陽旭が都に帰ってきて、「夜宴図」を返してもらうのを待つためで、「他人の助けは要らない」と意地を張る。何を言っても聞き入れないため、顧千帆は1か月の期限で賭けをすると言い出す。ひと月後まだ繁盛していれば何も言わないが、赤字なら店を閉めろというのだ。
現時点で孫三娘より本人たちより、陳廉が一番二人の距離感を把握していますよね♪
趙盼児は久々に顧千帆に茶を淹れる。最初の時に薬を盛られたとか、高慢で嫌な感じだったとか言いあう二人を見て、趙盼児を責めないでと宋引章が割って入って詫びるが、顧千帆は宋引章に助言しながらも、言いたいことは趙盼児への心配だった。宋引章は店の役に立てないことに苛立ちながら、自分に何ができるかを考え、高家の報復を恐れるなら、高家より強い陛下を琵琶の腕で味方につければいいのではと思い至る。
宋引章は誰かがつきっきりでリードしないと、突然危険行為にぶっ飛ぶのですね
翌日、宋引章は体調不良で茶坊を休むと言い、教坊司へ赴き、琵琶で「西涼州」を弾き始める。人々はその音色に聞き入るが、その中で沈如琢という男が宋引章の演奏を誉めてくる。宋引章は許知州の文を教坊使の元長河に渡すためにやってきたのだが、その推薦を頼りに今後は東京の教坊司に移りたいと申し出る。元長河は大歓迎で、まずは琵琶色で演奏の指導を務めて欲しいと言われる。そんな中、沈如琢が宋引章の案内を買って出る。
沈如琢はちょっと教養のありそうな周舎、という雰囲気があるのですが、気のせい?
10~12話の感想
欧陽旭の裏に蠢く本音や打算の数々を見てしまうと、銭塘で拾ってもらって以来、彼が趙盼児の献身に対して見せてきた愛情も、実際は嘘にまみれていたのではないかと疑ってしまいます。3つの条件のうち、どれが自分にとってどう実現できないのか説明するなりすればいいのに、黙って逃亡ですよ!欧陽旭は出世しても仕事できないやつと見ました。
結局その逃亡のせいで、趙盼児たちは東京に根をおろして店を出すことになったわけですが、顧千帆が「目立つことはするな」と釘を刺すのももっともです。ただでさえ商業組合の会頭である池蟠に喧嘩を売ったばかりなのに、心配ですよね。池蟠はまだ負けたら潔く(?)去っていくだけのかわいいお馬鹿さんだからいいのですが、知県や廂吏のように、女は貶めてやればいいのだとなめてかかってくる輩は後を絶たないのだから、陳廉だけで守り切れるかと不安は尽きません。ただ、孫三娘のお菓子は食べてみたいですよね♪
それでも、顧千帆が心配してああでもないこうでもないと口出しして、趙盼児が突っぱねての繰り返しを見ていると、それを見守る陳廉のようにニヤニヤせずにはいられません。古装劇のカップルの中では年齢がちょっと上の組み合わせの二人ですが、互いに心に傷を抱えながらも、徐々に信頼を深めていく様子が微笑ましいですよね。
しかし東京に戻ってきた顧千帆ですが、あの斉牧という叔父は清流派だと言っていますが、立ち位置が違うだけで、やっていることは蕭欽言とさほど変わらないような気がしてなりません。今回登場した皇帝のふんわりした無能さをいいことに、朝廷を跋扈する官吏たちのやりたい放題の中で、まっすぐにあろうとする生き閻魔はかなり生きにくいのではないでしょうか。そんな顧千帆が頑固なまでに自分らしさを貫こうとする趙盼児に惹かれていくのはわかるような気がします。それに対してずっと疑問として残っているのですが、趙盼児は一体、欧陽旭のどこがよかったのでしょうか…
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