大明皇妃-あらすじ-4話-5話-6話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

永楽帝が簒奪で皇位をゲットした「靖難の役」から10年、靖難の遺児たちは成長し、復讐を果たすために永楽帝の暗殺を試みますが、失敗に終わりました。一方で永楽帝の三人の息子たちの間にも、皇位継承をめぐる駆け引きが水面下でうごめいています。
今はまったく別々の軸で動いているような筋ですが、いずれ大きなうねりとなってひとつに重なっていきそうな気配です。

若微は遺児の同志救出のため、朱瞻基の正体を知らないまま、彼と深く関わっていきます。朱瞻基の思惑やいかに?この恋に落ちる気配が薄そうな2人が、どこをどうして皇帝と皇后になっていくのか、まだまったく見えてこない先をしっかり見つめていきましょう♪

【大明皇妃 -Empress of the Ming-】(ネタバレあり)

第4話「帰還の日」

皇太子と朱高煦は鶏鳴寺の前で跪き、永楽帝が出て来るのを待っていた。皇太子・朱高熾は弟に皇太子の座を譲るつもりだったが、朱高煦は自分の即位の芽を摘む雲南行きを阻止するため、皇太子から父帝にとりなしてもらおうとしていた。
朱高煦は兄を侮っていながら、皇太子や朱瞻基を何かと利用しようとする策士ですよね

孫愚と若微は帰還することになり、店には二人の代理がやってきた。納得できない若微は地下のアジトに向かうが、そこにいたのは「陛下」ではなく、反乱分子まとめ役の皇甫雲和だった。若微は、自分が仲間を救い出すと宣言するが、無理だと笑われる。
建文帝を装いつつ反乱分子を利用して、この黒幕たちは何をするつもりなのでしょうか

胡尚儀の提案で、朝鮮から後宮入りする嬰寧公主のもてなしは、朝鮮王族出身の安貴妃に任されることに。安貴妃は朴妃となった嬰寧公主に「私より先に逝けるといいわね、ここは孤独すぎるから」と囁くのだった。
安貴妃の言葉には深い闇を感じます…高齢の皇帝の後宮だとチャンスもなさそうだし…

永楽帝は、鶏鳴寺に朝臣たちまで呼び、朱高煦に「お前が頑張れ」とは言っていないと否定し、皇太子・朱高熾こそが皇太子であると宣言してみせる。永楽帝は虎の絵の詩をほめ、朱瞻基に褒美を与えると言い、朱瞻基は自分の縁談の相手は自分で決めたいと希望する。
「お前が頑張れ」とは言ったけど、言ってないから言ってない!という独裁者解決♪

父帝に釘を刺された格好になった朱高煦は、剣術の鍛錬で鬱憤を晴らし、このままではすべて失うことになると危機感を訴え、自分が即位したら朱高燧と共に天下を治める、と弟に約束する。「父上が天下を奪えたなら、我らもできる!」
叔父が甥を裏切って、息子が父を裏切るなら、弟だって兄を裏切ると思いますよ~♪

若微たちが帰還する日、店の前に錦衣衛の黄大人(朱瞻基)が現れ、若微を連れ出してしまう。錦衣衛の訓練場や尋問室を見せてまわり、西洋人のゴードンが練兵している様子なども、若微に見せつけるように案内する。そして朱瞻基は、地下深くにある天牢の第一号房に若微を連れていくと態度を豹変させ、今までの疑惑を問い詰め、房に置き去りにする。
若微は弓を使えるので、こっそり狙いをつけていましたね。朱瞻基は気付いていた?

胡尚儀は朴妃に皇帝と対面する時の礼儀を教授していたが、朴妃は反抗して胡尚儀の顔に酒をかける。交代した胡善祥は、盃に唾を吐いた酒を朴妃に飲ませ仕返しする。しかし胡尚儀は、分不相応に無礼を働いたと胡善祥に罰を与える。胡善祥は胡尚儀に自分の出自を覚えているかと尋ねられ、地面から生えたと答える。
生き別れになった妹・蔓茵が後宮で成長しているとは知らず、若微は天牢に置き去りにされたまま蔓茵のことを思っていた。二人で遊んだ黒い球を、若微は肌身離さず持っていた。
お姉さん、妹は元気で皇妃の酒に唾吐いています…とは、とても思いもよらないですよね

永楽帝は鶏鳴寺で悪夢を見ていた。建文の横には父・洪武帝が立ち、捕らえられた自分の横に、母が助けを求めていた。洪武帝に斬られそうになったところで目覚めた永楽帝は、甥は本当に死んだのだろうかと姚広孝に尋ねる。姚広孝は生存の噂を伝え、「水の豊かな場所にいるとか」と答える…
洪武帝を演じているのは新人俳優の許翔さんだそうで、超絶特殊メイク凄かったです!

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第5話「不穏な動き」

永楽帝は、建文帝の所在を知っているらしい姚広孝を問い詰める。甥を必ず連れ戻して皇位以外は何でも与え、あの世で息子の罪を苦しむ母を慰めたいという。姚広孝は、建文帝は海にいるとだけ答える。
皇位だけはあげないのですね。簒奪をすまないと思っていても、皇位だけは返さない♪

天牢に置き去りになった若微は、どこからか聞こえてくる悲鳴を聞き、渇きを雨水でいやしながら時を過ごす。靖難の役の惨劇を思い出しながら、「黄大人」に剣を突き付けられる夢を見ていた。孫愚は戻らない若微を心配するが、なすすべがない。
天牢の天井が開いていてよかったですね♪ むしろそれが拷問になっている仕様…

朱瞻基は鶏鳴寺から戻らない永楽帝を迎えに行く。永楽帝は朱瞻基に母が苦しむ悪夢を見ることについて語り、遷都や大典の編纂など数々の大業を果たすまでは死ねないと話す。建文への思いを打ち明けた永楽帝は、朱瞻基にとりなされてようやく重い腰を上げる。
永楽帝と朱瞻基の祖父と孫の関係はなんかいいですよね。稀代の名君も孫には甘い♪

朱瞻基は天牢から若微を連れ帰って治療する。若微は朱瞻基の尽力で聶興に会えた。朱瞻基は若微の貞操で聶興を揺さぶるも、聶興も自分が口を割らないから殺されずに済んでいるのだと承知していた。聶興の父は朱瞻基も知る刑部の忠臣で、その死への恨みは固い。朱瞻基は聶興に、解放するがその後は若微と関わるなと警告する。
朱瞻基はさすが永楽帝の英才教育を受けているだけあって、イケズ度半端ないですよね

永楽帝は老いを実感し、朱瞻基に政務を手伝わせていた。しかし若い朱瞻基ですらついていけないほど大業に意欲的な一方、悪夢に悩まされ、帝位を簒奪したことで死後の孤独さを愚痴るようになっていた。朱瞻基はそんな祖父に、必ず建文を探し出して連れてくると約束し、ようやく眠らせるのだった。
手伝いは皇太子にさせればいいのにと思いましたが、親子で気が合わないだろうなぁ…

漢王・朱高煦が病を理由に雲南に赴任する気配がないため、朱瞻基は様子を見に行く。そこで趙王・朱高燧が朱高煦を連れ出し、「兵の交代で湯山に行くついでに、兄を温泉にお連れする」と言う。朱瞻基は二人の様子を父・皇太子に相談しても、呑気で意に介さないため、叔父の書いた兵の交代の奏状を探しに行くが、そこで楊士奇から兵部への使い走りを頼まれる。その奏状を見た朱瞻基は顔色が変わる…
謀反かも?の緊迫した流れで、皇太子の「オットットット」を見るとなごみますよね♪

朱高煦は騎兵と弓兵を1000人ずつ招集していた。父帝がすでに疑っているので、急ぎ宮中の火薬庫を爆破し、そこに攻め込む計画を実行することに。朱高燧に「私が皇帝になったら、この天下をお前と共に治める」と約束する朱高煦だったが、双方内心本気で信じてはいない。
朱高煦が即位したら、きっと朱高燧が簒奪する番ですよね。なんという家族でしょう…

その頃朱瞻基はゴードンや若微と共に妓楼で騒ぎ、酔いつぶれて若微に介抱されていた。そして漢王、趙王が行動を起こし始めていた頃、ゴードンたち洋人部隊は酔って立てない黄大人(錦衣衛の服を着た若微)を連れて詔獄にやってきて、立ち入り禁止領域にまで踏み込もうとする。止めようとした牢番をゴードンが殴り倒し、若微は鍵を奪う…
雑なプランですが、気付かれないのはゴードンたち洋人部隊の勢いのせいでしょうか♪

第6話「くすぶる火種」

若微は聶興らに洋人部隊の服を着せて、ゴードンと共に酔った一同に紛れて詔獄から脱出に成功する。
行きと帰りで人数増えているのになぜバレない… やるほうも騙される方も雑ですね!

朱高煦の謀反計画に呼応して、朱高燧は火薬庫を爆破するため皇宮の武器庫に乗り込むが、そこで皇帝の聖旨を渡され青ざめる。
そうとは知らない朱高煦は、兵の交代の名目で城門の開門を迫るが、泥酔した朱瞻基が出てきて、門内には朱高煦一人で来るように言う。朱高煦は朱瞻基に剣を突き付けるが、事を荒立てまいとする朱瞻基の勧めに従い、朱高煦は渋々一人で門内に向かう。
酔っているふりなのか、ごまかすために本当に飲みすぎたのか、演技と本気の境目ゼロ♪

朱高煦の謀反を、かたずをのんで見守っていた永楽帝は、夜が明け、未遂に終わったと知って内心安堵する。その混乱に乗じて、若微たちは孫愚の骨董店に聶興らを連れて戻っていた。
洋人部隊の恰好で大勢がぞろぞろ歩いていたら、そっちの方が目立ってしまいそうです

漢王妃は、雲南赴任などのとりなしを願って、皇太子妃に山ほどの贈り物を持って訪れていた。しかし皇太子妃はのらりくらりと漢王妃の言葉をかわす。
その頃朱高煦と朱高燧は跪いたまま待たされていたが、朱高煦は「誰かが余計な気をまわし、父帝を疑心暗鬼にさせたのだ」と憤っていた。その「誰か」を生かしてはおけない、と二人はうなずき合う。
クリスマスか?と思うほどの贈り物の山!皇太子妃もいい味出していますね~♪

永楽帝は二人の皇子を天牢に入れると決めたが、皇太子は「謀反の証拠がない」と弟皇子を庇う。皇太子の優しさに苛立った永楽帝は、剣を抜いて外に行き、棘だらけの木の枝を切って皇太子に「拾え」と命じる。皇太子は思い切って枝を握り締め、流血しながらも「弟たちは父上の親征に欠かせぬ大将です」と天牢行きを止める。その慈悲深さに感心した永楽帝は、二人の皇子を許すことにする。
弟たちの短慮に比べで、皇太子の慈悲…兄に救われたことを二人は感じるでしょうか

皇太子は痛みに泣きながら皇太子妃に棘を抜いてもらう羽目に。皇太子妃は「なぜいつも臆病者を演じるの」と夫に尋ねるが、皇太子は「父上が最も恐れるのは、この臆病者が偽りの姿であることだ」と答える。父帝自身簒奪を働いたため、家族の殺し合いを避けたいと思っているが、殺戮をもし自分が後押しすれば「明日は我が身」だと。
まさに難儀な家族。皇太子はちゃんと計算してボケ役を演じていたというわけですね~

朱高煦は許されたものの、計画が失敗した怒りを武術にぶつけていた。朱高燧は「父上が逝けば、残るはあの太子だけ」と今を耐えようと言うが、朱高煦はむしろ朱瞻基を警戒すべきだとわかっていた。朱高燧は朱瞻基の動きを追っていたが「骨董店の娘とよく酒を飲んでいる」と聞かされ、朱高煦は「あれはいわくつきの娘だ」とつぶやく。
おや?朱高煦はちゃんと若微の正体について知っている?もしやこれはあれですか?

若微は「陛下」に呼びだされ、「なぜあの錦衣衛を殺さなかった」と問いただされる。若微は「もし殺せば獄中の兄弟を救う手立てがなくなるから」と答え、逆に「なぜ罠だと知りながら暗殺の実行を?」と問い返す。死ぬのを恐れないという若微に、「陛下」は「死ぬのはたやすい、だが生きることは難しい」と言う。
「死ぬのは~」のセリフは、若微が朱瞻基に似たようなことを言っていましたよね~

錦衣衛の責任者である朱高燧は、朱瞻基に刺客の脱獄のことを問いただし、自分の地位を奪うつもりかと責めるが、朱瞻基は祖父帝から賜った金令牌を出す。何も言えなくなった朱高燧は、「秦淮河あたりで遊んでいるようだが、小娘には気をつけよ」と思わせぶりに言う。
叔父の嫌味な「小娘には気をつけよ」の意味に朱瞻基はどこまで気付いているのかな♪

朱瞻基に呼び出されて、今回の脱走劇の感謝のつもりで出向くと、若微は「これからは良民になると誓ってくれ」と言われ戸惑う。朱瞻基は若微の骨相を姚広孝に診てもらおうと鶏鳴寺を訪れる。すると若微の骨相を見た姚広孝の数珠が、突然バラバラに切れる…
朱瞻基の骨相が不吉なのだから、アテにならないような気がしますが、さて若微は…?

皇太子妃は「漢王が赴任地に旅立つため、漢王妃の送別の宴をもうけたい」と胡尚儀に相談をもちかける。皇太子妃が「自分が日付を聞いたら公務になる」と言うので、胡尚儀は胡善祥を漢王妃のもとへ使いに出す。
胡善祥ったら、何気にコワイお使いに出されて、兄弟の抗争の最前線に立つことに…

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4~6話の感想

日本放映でつけられた邦題は「大明皇妃」ですが、もともとは「大明風華」なので、主人公は若微とはいえ、ことさら彼女だけにフォーカスしているわけではないというドラマなのですが、序盤ですでに「これって…永楽帝が主人公?」という疑惑が心の底に。何しろ朱家の男たちが濃い!ので、そちらに目が向かいがちです。
朱家の三兄弟の絶妙なキャラ設定がアンバランスに絡み合い、その不安定な上に立つ永楽帝が史上最高の永楽帝と言ってもいい圧倒的な存在感を示しています。あんなおじいさんの役なのに、色気すら感じる王学圻さんの演技は素晴らしいです。さすが中国最高峰女優・范冰冰の元カレ、35歳差恋愛をものにしたオジサマです!

今回、永楽帝の後宮メンバーがようやく出てきましたが…李氏朝鮮からの後宮入りの話を、胡尚儀が相談していたのは妃ではなく皇太子妃でしたね。永楽帝の皇后・徐氏は靖難の役当時はまだ生存していましたが、10年経過の間に崩御しているので、このドラマには登場しないようです。なので、現時点での後宮の実質最上位者は皇太子妃ということになるのでしょうか。皇后不在で「貴妃」である安貴妃が最上座なのに、横に立っている皇太子妃の存在感がヒシヒシと伝わってきました。彼女、皇太子妃っぽくないのにやる時はやる感じ?
それと、永楽帝の母親が夢の中に出てきていましたが、彼女は朱元璋=洪武帝の皇后・馬氏なのでしょうか。馬皇后が実母だというのは確実ではないらしいので、誰だかわからない状態でふんわり描かれていました。洪武帝は永楽帝と似て猜疑心が強く、馬皇后はそれを唯一うまくいなせる気配りの人だったそうなので、それがあんな風に悪夢で罰を受けていたら、永楽帝としてはかなり恐怖だったのではないかと思われます。

ところで、反乱分子を煽って勝ち目のないミッションに命をかけさせている、謎の「陛下」ですが… 「あの人」では?と思っているのですが、もしそうならかなりとんでもないことですよね!今回は不問にされた謀反ですが、もし永楽帝が「あの人」が「陛下」と名乗って建文生存を匂わせ、反乱分子を使って暗殺を企んだと知ったら、この先必要だからと言っても、ただでは済まないように思います。
ただでは済まないといえば、暗殺未遂犯である聶興脱走も、これまたとんでもないことです。
朱瞻基のやらかしを皇太子パパが知ったら、心配で痩せてしまうかもしれませんよね!
建文帝の行方をつかむための策なのかもしれませんが、反乱分子のバックにいる「陛下」は偽者なのに… コメディ風なシーンを織り交ぜていますが、永楽帝から三代の骨肉の争いは、凄惨を極める結末を迎える予定なので、いまのうちに皇太子で癒されましょう♪

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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