大明皇妃-あらすじ-7話-8話-9話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

靖難の役で生き別れになった、孫若微と胡善祥の姉妹ですが、若微は反乱分子として朱瞻基に目を付けられて接近し、胡善祥は後宮で孤独に老いていくのを回避するため、朱瞻基の妃候補になろうと考えています。別々に美しく成長した二人が、まるでひきつけられるように同じ場所に向かって歩き始め、今回お互い気付かないまま再会を果たすことに!

朱家三兄弟の二番目と三番目の憤懣が水面下でうごめいていますが、若微たち姉妹もその思惑に巻き込まれていくのでしょうか。今回は中国のマルコ・ポーロ、鄭和も登場してきますよ!お楽しみに♪

【大明皇妃 -Empress of the Ming-】(ネタバレあり)

第7話「血の誓い」

姚広孝は若微の骨相を見て「帝王の相」だと言う。若微は、自分は骨董品屋の娘だと笑うが、姚広孝に「幼くして両親を失い放浪したが、この都で生きる運命に」と言われ、困惑する。
永楽帝の父・洪武帝も貧農の出なので、骨董品屋でも皇帝になれる…という問題ではなく

胡善祥は胡尚儀の使いで漢王(朱高煦)府を訪ね、漢王妃に「いつ雲南に出発するのか」と聞いて怒らせてしまう。朱高煦は胡善祥の美しさに目を止め、「妃候補として出世したいならこの屋敷に来て王妃に目をかけてもらえ」と、後ろ盾になることをほのめかす。胡善祥はそれを受け入れることに…
朱高煦は味方にするには危険すぎるのに、箱入りの胡善祥に太刀打ちできるのかな…

若微は朱瞻基に姚広孝の骨相の意味を尋ねられるが、庶民の生まれだからありえない、入内でもすれば別だけど宮廷という「生き地獄」には行きたくない、と笑い飛ばす。朱瞻基は鶏鳴寺に引き返すが、姚広孝に「人の生涯は因果だ」とはぐらかされてしまう。
朱瞻基はさりげなく入内の意向を確認するつもりが、さりげなさすぎて伝わってない♪

若微は両親の位牌に、「今日私たちの敵、黒衣の僧・姚広孝に会った」と報告し、仇討を誓う。その夜、若微は姚広孝のもとへ向かう。若微は謀反をたきつけた姚広孝が諸悪の根源だと剣を突き付けるが、そこに朱瞻基がやってきたため若微は隠れる。朱瞻基は若微を靖難の遺児と見ていたが、彼女のことが気になっているのだと語る。姚広孝は永楽帝が来るからと朱瞻基を追い出し、若微にも仲間たちに及ぼす影響を諭して逃がすのだった。
若微の両親の位牌が紙なのが切ない…罪人だからちゃんと供養できないせいでしょうか

不安に駆られた永楽帝は鶏鳴寺を訪れる。姚広孝は「靖難の臣下と遺児を赦免し、新しい時代が始まると宣言」することを提案するが、永楽帝は自分の過ちを認めるようなことはしたくない。そこで姚広孝は「今後も朱家の子孫の手は血で染まる」と永楽帝を脅かす。
姚広孝は永楽帝という猛獣をうまく扱って誘導できる、優秀な猛獣使いなのですね♪

宮廷に帰った永楽帝は酷い癇癪を起こし、怯えた皇太子は謁見するのに朱瞻基を巻き込む。朱高煦と朱高燧も駆けつけるが、永楽帝は姚広孝に言われたことで悩んでいると打ち明け、息子たちに無理やり円陣を組ませて、各自の長所を挙げ「揉め事を起こすのは私の代で終わりにしよう」と泣きながら訴え、五人で血の誓いを立てる。
長男次男と結構いい話だったのに、三男の話が誉めている感じがしなくなって、孫の朱瞻基になったら完全にオチになっていて、いい話のはずがなぜか笑ってしまいますね♪

鶏鳴寺から戻った若微が目覚めると、信頼する徐浜がやってきて若微はホッとする。徐浜によると、若微が錦衣衛と取引して仲間を解放させたことで、組織の上層部は大騒ぎだという。
噂にはなっていた徐浜がようやく登場しました!いつ出て来るかハラハラしていました

皇宮では、朱瞻基の妃候補となる秀女の選抜が行われていた。様子を見ていた胡善祥は自分も負けていないと思い、胡尚儀に秀女になりたいと懇願する。出世すれば母も同然の胡尚儀を一生面倒見られるという胡善祥の言葉に、胡尚儀は「お前は汚らわしい反逆者の子、身の程をわきまえろ」と逆上し、罰を与えるのだった。
胡善祥は色々地雷を踏んでしまいましたね。どこが地雷だかわからないくらいですが…

孫愚と若微は組織に呼び出され、そこで皇甫雲和から「錦衣衛の黄殿」が皇太孫・朱瞻基で、靖難の遺児を調べていることを聞かされる。徐浜は、若微は何も知らなかったと庇う。
「陛下」と上層部は、知っていて関わらせたくせに、今になって文句を言うという…

永楽帝は、胡尚儀から皇太孫の秀女選抜の候補数が多くないことを聞き、皇太孫に嫁ぐのを敬遠しているのかと怒る。皇太子が積極的に関わっていないことにも不満を見せ、皇太子に任せよと指示する。
あんな姑と舅と大舅のいる一家に、進んで嫁ぎたくないですよね、まさに「生き地獄」♪

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第8話「だまし合い」

秀女選考について、永楽帝が「皇太子に任せよ」と指示したのを聞いた胡善祥は、10年前に助けられた恩を利用して引き立ててもらおうと考える。胡善祥の話を聞いて皇太子は思い出し、美しく成長した姿を見て、自分の側室希望なのかと勘違いする。胡善祥はやっと「仕えたいのは皇太孫」と伝えるが、結局皇太子はまったくあてにならなかった。
勘違いがとっちらかって、最後に本が逆さまになってオチるという、よくできたコント♪

皇甫雲和は、朱瞻基の暗殺に失敗した若微の始末を命じるが、若微はこれまでの疑問をぶちまけ、「陛下」は一体何者なのかと問い詰める。徐浜も、朱一族の内乱に乗じるのは逆に利用される可能性もあると、若微の考えに理解を示す。そして騙されたふりを続けて接近し、若微に朱瞻基を殺させようと提案する。
徐浜はどこまでわかっているのでしょうか、結構真相に気付いているように見えます

皇太子妃・張妍は、朱瞻基の皇太孫冊立につい、胡尚儀に口添えを頼むが、国の未来に関わることだと断られる。しかし胡善祥が皇太子に秀女への推挙を頼んできたと、皇太子妃は嫌味を言う。胡尚儀は激怒し、これまで胡善祥のために嫁荷にしようと金銀をためていたものを見せ、これを持って出ていけと言う。胡善祥は初めて胡尚儀の親心に触れて、一生ここにいると泣きじゃくる。
思うことを全く外に出さない胡尚儀は、愛情すらもわかりにくくて面倒くさいです…

朴妃は安貴妃が永楽帝のための手料理を手伝い、差し入れに同行した。安貴妃は入内して10年皇帝の顔も見たことがなく、朴貴妃が寵愛を受けることに賭け、永楽帝に挨拶させる。永楽帝は三皇子と軍議を図っていたが、延々と続く息子たちの言い争いにうんざりしていた。そこに挨拶にきた朴妃を見初めた永楽帝は、朱瞻基に頼んで侍医に薬を持ってくるように頼み、「子を増やさねば」と朴妃を夜伽に召すのだった。
陛下その薬はもしや… しかし子が増えたらまた面倒の種が増えるだけだと思います~

朱瞻基は弓の練習に若微を誘うが、教えている最中に急に締め上げ、建文の行方を問いただす。若微は朱瞻基を頭突きで振りほどき、実は堪能な弓さばきで狙いをつけ、正体が皇太孫・朱瞻基だと知っていたと明かす。しかし朱瞻基が矢尻を石炭でできた脆いものにすり替えさせておいたため、形勢逆転して若微は捕らえられてしまう。
ここから二人の、騙し騙される小芝居が展開します。実はこの二人いいコンビなのかも♪

宮中で皇太子にまつわる悪いうわさが広まっていて、皇太子妃は不機嫌になっていた。皇太子は取り合わなかったが、朱高煦が任地に送られまいとして戦を始めたいのに、それを邪魔したせいで噂を流されたのだと、皇太子妃は煮え切らない夫になんとかしろとせっつく。
こちらも年季の入った騙し合い…皇太子の、妻に頭の上がらない感じはかわいいです♪

若微は護送車ではなく、朱瞻基と馬車に同乗で護送される。若微を自宅に連れて行き、両親に紹介しようと思っていた朱瞻基は、馬車が反乱分子にすり替わったのに気づかず、逆に捕らえられてしまう。
若微のしてやったりの笑顔は、今までで一番キュートなアイドルスマイルでしたね♪

永楽帝はアルクタイ攻略について楊士奇に意見を求めるが、皇子たちと同様「面倒なのはオイラトです」と言うので不機嫌になる。皇位継承についても楊士奇は「皇太子が適任」と答え、思った答えが得られず、永楽帝はますます機嫌を損ねて朱瞻基を呼びつける。
永楽帝は、自分の思った答えを返さないようなのが優秀な官だとわかっていながら、「ワシはこう答えてほしいのだよ」って誘導尋問しようとするのが実に面倒くさいです

囚われた朱瞻基は差し入れに来た若微に「陛下」はいつ会いに来るのかと尋ねる。若微は朱瞻基がわざと捕まったことに気付くが、外はすでに錦衣衛に囲まれていた。孫愚は若微だけを逃がそうとし、生きるために朱瞻基を解放するのだと諭す…
祖父に似て孫もまた面倒くさい…若微とのデートと策謀が同時進行している天才です♪

第9話「大いなる監獄」

隠れ家は錦衣衛に取り囲まれ、孫愚は若微に朱瞻基を解放して生き延びよと説得していた。一方で皇甫雲和は「陛下」に、朱瞻基を始末できておらず、配下たちは疑問を抱いていると報告する。「陛下」は激怒して、自分の手で朱瞻基を始末することを決心し、剣を手にする。「陛下」の正体は、第二皇子・朱高煦だった…
やっぱり~?10年前から遺児を守ってきたということは、靖難当時から謀反計画?

縄を解かれた朱瞻基は、錦衣衛動員の笛を吹き鳴らす。すると周辺に隠れていた錦衣衛たちが集結し「陛下」の捕縛に動き出す。その頃朱高煦も、朱瞻基の芝居に乗せられたことに気付くが、錦衣衛に取り囲まれて激しい斬り合いとなる。朱瞻基は結局「陛下」を取り逃がし、若微を自分の屋敷に連れ帰ることにする。
朱高煦は、倒した錦衣衛の令牌を持ち帰って弟の朱高燧に見せる。その令牌には「大内」とあり、皇帝の警護担当の大内侍衛だった。二人は父帝が何か気付いたのかもと動揺する。
父への謀反を企んでおきながら、我が子を疑うなんて!と言う二人の皇子のダブスタ…

胡善祥と心眉は、朴妃のために準備された豪華な衣装を受け取りに行く。その美しさを見て、ますます秀女への夢を膨らませる胡善祥だったが、心眉は「私の主人になろうとするなら、友達には戻れない」と冷たい。朴妃は沐浴し、胡尚儀に宮中のしきたりを丁寧にかつ厳しく教えられるのだった。
心眉は正直かもしれないけど、友達としてあまりいい友達ではないと思うのですよね~

若微は皇宮に到着する。朱瞻基は「命を狙われないように連れてきた」と言うものの、若微は皇宮を「大きな監獄」と評する。朱瞻基は若微を東宮の一室に閉じ込め、「祖父は建文と話がしたいだけ」と協力させようとするが、若微は信用しない。協力しなければ牢送りより悲惨で、辺境の兵士や太監に嫁がせると楽しそうに脅す朱瞻基に激怒する。
私にはわかります、朱瞻基は初めて女子を自宅に連れてきたので浮かれているのです…

息子が女子を連れ帰ったと知って、皇太子妃はヤキモキしていた。そこに、永楽帝から頼まれた薬の催促のため、太監の鼻涕がやってくる。すっかり忘れていた朱瞻基は慌てて飛び出していき、急いで薬を届けるが、すでに祖父帝の耳には、皇宮に連れてきた女子のことが届いていた。
この太監の鼻涕さん、できる人なのに名前が「鼻水」ですよ… 永楽帝の命名かな?

永楽7年に第3回の出航をした鄭和は、9年に航海を終えて帰国、10年に入朝し永楽帝に謁見した。かつて靖難の役では先鋒を務めた名将でもある鄭和を、永楽帝は手放しで「国の宝」と絶賛した。共に闘った仲の朱高煦と朱高燧も親しく声をかけるが、鄭和は皇太子への挨拶に礼を尽くした。各国を回って連れ帰った使者が永楽帝に謁見を許される。
鄭和は髭がないのでわかるように宦官なのですね。気配りの人なのもわかります…

永楽帝の寵愛を受けた朴妃は、新しく宮を与えられて移った。そこに安貴妃がかけつけ、「自分にはできなかった事」だと喜び、子を産めば将来は安泰だから、このひと月にすべてがかかっている、と安貴妃に釘を刺され、朴妃は戸惑う。
後宮ものドラマの見すぎで、安貴妃が黒いこと考えていそうでドキドキしますよね♪

永楽帝はアデン国の胡一族の使者を呼びつける。胡氏は、明が援護した陳天平を殺して不当に陳王の座を奪っていたことから、永楽帝は使者に「恥を知れ!」と怒鳴りつけ、陳天平の公主を新しい女王としてアデンの王位を継承させると宣言する。永楽帝は公主に、王としてあるべき姿を「民に尽くしなさい、民に学びを与え、導くのだ」と語る。
唐突に挿入されたこの話、いい話ではありますが、永楽帝も無茶するよなと思います

胡尚儀は皇太子妃に、秀女選抜については永楽帝の意向で各宮に秀女を推挙させるよう知らせた、と言う。皇太子妃は、これは皇太子と第二皇子(朱高煦)の関係をよくしたいためだろうと推測する。「第二皇子の推挙なら皇太子は尊重するから」と… その話に、控えていた胡善祥が聞き耳を立てていた。
胡善祥は毎度立ち聞きで情報を得るけれど、その情報を使おうとすると失敗するような

皇太子妃は、朱瞻基が会わせてくれないので、胡尚儀に「息子が連れてきた娘を見てきて」と頼む。そこで胡尚儀は若微に菓子を差し入れるが、ものに当たり散らし、宮中の礼儀もあったものではない若微に驚いて早々に退散する。その時、若微はついてきていた胡善祥と顔を合わせる。10年ぶりの再会だったが、お互いに誰だかは気付かない…
この先、お行儀の悪い若微を胡尚儀がギチギチにマイフェアレディするのでしょうか…

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7~9話の感想

朱瞻基はとうとう若微を皇宮に連れ込みました!一連の騙し合いを見ていて、ようやくあの二人がカップルになっていくのかなぁとしっくりきたような気がします。しかしすでに若微の正体は対抗勢力にバレているわけで…朱高煦がいつそのカードを切ってくるのやら。

そう、「陛下」は案の定、朱高煦だったということがわかりましたが…
あの正体がわかったシーン、皇甫雲和は明朝の官服を着て、朱高煦は皇帝だけに許される龍袍を着ていました。なんだ、配下に命かけさせて自分たちはそんなコスプレの皇帝ごっこなのかと、朱高煦の底の浅さを感じてしまいました。皇甫雲和の紅色のものはおそらく最上位の大臣クラスのもので、この二人の皇帝ごっこのたちの悪さがわかろうというものです。

息子たちがそんな状態だから、永楽帝も子を増やそうとか考えるのです。本人がどこまで本気なのかわかりませんが、自分たちの行く末をかけて振り回される後宮の女たちが哀れです。しかし安貴妃は「10年顔も見たことがない」のに料理を届け続け、しかも「貴妃」なのだから驚きです。貴妃と言ったら準・皇后というべきポジションなのに。永楽帝の後宮はカラカラに枯れきっているようなものですね。少しは潤いが必要?だからといって孫にバイアグラ(ですよね?)を用意させる皇帝もどうかと思いますが…

ところで今回鄭和が登場しました!鄭和だけでも大河ドラマが1本制作できそうな人物なのにあまりメインに食い込まなさそうで、ちょっともったいない。鄭和は永楽帝の簒奪の払拭&名君の演出のために、何度も大航海を繰り返しましたが、永楽帝の死後、航海の中断を余儀なくされます。つまりそこで「緊縮派の皇帝」が登場… いやそこは今後の展開をお楽しみにということに♪

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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