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クルミットです♪
姚子衿は尚食局に入ることができましたがいつ追い出されるかまだ安心できません。
皇太子と皇太子妃、皇太孫と皇太孫妃の関係や尚食局の人間関係など複雑な関係が見えてきました。
姚子衿は皇太孫贍基に近づいていきますが・・・どうなるのでしょうか?
では 4回から紹介していきますのでお付き合いください♪
【尚食】(ネタバレあり)
「4回」
司膳司では游一帆が見張っている中、皇太子の食事が作られていきます。姚子衿たちはもどき料理を、殷紫萍は麺を作っています。姚子衿が何か探していると游一帆が卵を差し出しました。卵は禁止されていません。姚子衿が礼を言って受け取ると游一帆は出ていきました。
皇太子の前に料理が並びました。黄魚風の甘酢あんかけ、大蝦もどき二種。 蘇月華は蝦の頭は湯葉と落花生の粉末、身は蓮根、山芋、錦糸卵、尾はにんじんで作ったと言います。
麺を食べた皇太子は一流の味と褒めました。目にも楽しく美味しい料理にご満悦です。
司膳司に袁琦がやって来て行雲草舎に行った者を探しに来ました。白典膳は姚子衿がやっていたことを隠れて見ていたので、すかさず自分が食事を運んだと言って袁琦についていきました。
白典膳は褒美がもらえると思ったのでしょう。
皇太子の食事が終わって孟尚食がみんなを連れて帰ってくると游一帆が待ち構えていました。残った料理を確認して麺のつゆが怪しいと言います。しかし、出汁に魚や肉は入っていません。錦衣衛は引き上げていきました。
草舎で白典膳は皇太孫に問われて染み抜きの方法を言いましたが皇太孫は嘘を見破り罰してしまいました。袁琦が何が違うか尋ねると陳蕪が使った水が違っていると言いました。皇太孫は紙にネズミを一匹描いて席を立ち上がりました。残った墨をそのままにして・・・
孟尚食が出汁のことを殷紫萍に問うと家が落ちぶれた時余った食材を混ぜて出汁を取るようになったと言います。そして姚子衿が助けてくれたから尚食局に残して欲しいと頼みました。殷紫萍は二人になると姚子衿に本当のことを教えてと言いました。実は魚の粉が麺に練りこんであったのです。皇太子が食べてしまえばわかりません。
蘇月華は二人が話すのを遠くで眺めていました。帰りがけに孟尚食とすれ違いましたが完全に無視・・・
蘇月華は孟尚食を母とは思わないと心に決めたけれど寂しいでしょう。
姚子衿は草舎にいきました。誰もいません。机の上のネズミの絵を見ました。 姚子衿は絵の続きを描き始めました。そこへ皇太孫が戻って来ました。中に誰かいることを察して外で立ち止まると慌てた姚子衿が器を落としてしまいました。皇太孫は月が綺麗だと言ったふたたび出かけてしまいました。陳蕪がもう少しでネズミを捕まえられたのにと言うと、皇太孫は顔を知らない友がいるのも一興と言います。
姚子衿が床を見ると器に入っていたのはコオロギでした。潰れてしまって・・・
絵を見た皇太孫に陳蕪がよくできた人だと褒めますが皇太孫は興味のない素振りです。
尚食局で孟尚食が趙典膳と白典膳が去ったので典膳の席が空いた。掌膳から一人昇進するが残りは新人も含めて試験を行う。そして孟尚食は弟子を一人取ると言いました。孟尚食は姚子衿に声をかけました。隣にいた蘇月華の顔が曇ります。
庭で姚子衿がコオロギを探しています。殷紫萍は「内訓」を読みます。詰まると姚子衿が続けます。姚子衿は全て暗記しているのです。そんな二人を游一帆が眺めていました。殷紫萍がそんな小さなコオロギでは皇太孫に献上でいないというのですが・・・
錦衣衛の牢で取り調べをしていた游一帆はかつて女官の採用の時不正が行われたことを知った。游一帆は姚子衿を思い浮かべ捜査するように指示した。
皇太孫は碁を打っていると袁琦が新しいコオロギを戦わせる闘蟋に行きました。戻ってきた袁琦は6連勝したと騒ぎます。
闘蟋(とうしつ)とはコウロギを育て戦わせる遊び
殷紫萍は出自を偽り宮中に入った者が捕らえられたのを見ました。なぜか心配な様子です。殷紫萍は蘇月華に姚子衿がなんでもできて怪しいと言います。蘇月華は姚子衿は間違いなく良家の令嬢だと言います。
尚食局が方尚膳に皇太孫が喉を痛めたからさっぱりした料理にするようにと言いに来ました。ところが袁琦は羊鍋を用意しろと言います。方尚膳は困って姚子衿を見ました。
皇太子は減量のため運動をしていますが、もうダメだと言って途中で倒れてしまいました。その後、行雲草舎に行き、皇太孫に昼食を一緒に食べようと言います。皇太孫は羊鍋を用意していました。皇太子は喜んで食べるのでした。
皇太子妃や陛下に知られると困るでしょうに・・
「5回」
皇太子は皇太孫のところで昼食(菊花鍋)を取ります。同席していた楊先生が災害の救済について進言しました。皇太子は「被災地は一律に救済するのが良い」と言います。皇太子は慈悲深く民のことを第一に考えます。皇太子が陛下に進言しに行こうとすると皇太孫が止めました。肉を食べたことが分かると困る。代わりに皇太孫が行くことに・・・
皇太孫が菊花茶を飲んでいると袁琦はコオロギの世話をし、陳蕪は膳を運んでくるのは蘇州出身の女だと伝えました。
尚食局では姚子衿たちが試験を受けています。殷紫萍は姚子衿のおかげで合格できると言いました。試験が終わって戻ると游一帆が来ており今年採用した者の出自を調べると言います。名簿を見て一人一人確認します。游一帆は蘇月華が各地の料理に精通している理由を問いただします。蘇月華の答えは明白なものでした。殷紫萍が終わり姚子衿の番です。殷紫萍が口を出しました。怪しい者はいないとなり錦衣衛は帰って行きました。游一帆はやはり姚子衿を怪しみ蘇州に部下を派遣して現地で調べることにしました。
游一帆は疑り深いですね。
皇太孫妃のところに皇太孫が風邪の見舞いにやって来ました。
誰が知らせたの・・・皇太孫妃は怒ります。
部屋に入った皇太孫は具合が悪ければ、医師を呼ぶように言いますが皇太孫妃は自らが医術に精通しているので無用だと言います。
皇太孫妃は祖父から医術を学びました。
皇太孫は分かったが悪化するようなら医師を呼ぶように、そして早く心を開いて欲しいと言いました。皇太孫妃は何か言いかけましたが・・・
皇太孫は食べかけのみかんを一口・・・
皇太孫は風邪をひいたようです。薬を飲んで陛下の所に行きました。忙しい陛下は菓子を食べながら仕事をしていました。皇太孫は皇太子の想いを伝えて乾清宮を出ました。咳き込んだ皇太孫は血を吐きました。医師の診断では毒にあたったようです。袁琦は尚食局を疑います。
游一帆は蘇州の証人に話しを聞きました。家族が亡くなり一人残った娘が揚州のある家に引き取られた。きっとその娘だ。見れば分かると言います。
証人は金目当てです。
姚子衿は具合の悪い殷紫萍 を部屋で休ませようと中に入ると殷紫萍がいきなり姚子衿の首を絞めました。やっと振り払い、逆に典膳になりたくて私を殺そうとしたのと詰め寄りました。何があっても恩がある人を見下すな・・・そこへ 蘇月華が姚子衿を呼びに来ました。
游一帆が呼んだ始めの証人がそうだと言いますがもう一人の証人は左手に黒子があるから調べれば分かると言います。姚子衿の手を無理やり引っ張ります。手を広げると黒子はありません。
孟尚食は尚食局には出自を偽る者はいないと断言し、廖宮正や游一帆を追い返しました。
姚子衿は隠れて見ていた殷紫萍を部屋に連れて行きました。蘇月華が後をつけます。姚子衿は 殷紫萍の左手を開きました。黒子を隠した後が・・・錦衣衛に出自を突き止められそうになって私を殺して罪を恐れて自害したようにしたかった。孟尚食に話せと言いますが殷紫萍は激しく抵抗します。
「6回」
殷紫萍は姚子衿に思いの丈をぶつけた。賎民として虐げられて生きてきた。「人らしく生きたい」ここにいることが唯一それを実現できる機会だ。姚子衿は殷紫萍を受け入れるのだった。外で聴いていた蘇月華は尚食局のところへ・・・
皇太孫妃の侍女が胡司膳のところへ急いでやって来ました。薬を飲もうとした皇太孫妃の器を叩き落としました。「皇太孫妃の位にありながら死を願うの」と詰め寄りました。
皇太孫妃は姉の胡司膳に「人命を犠牲にして得たこの地位にいたくない」と言います。以前医療を施していた時、自分のミスで患者が死んだと思っていた。ところが父親が皇太孫妃にするために手を下していたと知ったのです。私を縛るために、権力の道具にするために・・
皇太孫妃は少量の毒を飲んでいた。先日皇太孫が毒にあたったのは皇太孫妃の食べかけのみかんを食べたから・・・胡司膳は皇太孫に疎まれないように一族の命がかかっていると言いました。
司膳司で方典膳が殷紫萍に理由はわかりませんが今日から厨房に入らないように言い渡しました。蘇月華は孟尚食に殷紫萍のことを伝えたと言います。盗み聞きしていたの?あんな人と働きたくない。騒ぎが収まれば追い出されると言いました。司膳司に殷紫萍の居場所がなくなってしまいました。姚子衿は殷紫萍に自分の師匠の話しをした。そして「絶対に負けないで堂々と生きて」と言った。
姚子衿が届け物をしに行くと皇太孫の行列に出会った。姚子衿は隠れて後を追うのでした。
皇太孫の目も姚子衿を追っていました。
殷紫萍は孟尚食にとりすがります。蘇月華は自尊心がないと謗ります。
姚子衿は殷紫萍に洗い物をしながら皇太孫に会ったと話した。殷紫萍は高貴な方と縁はないと言います。姚子衿は子供の時皇太孫と出会ったことを話した。
孟尚食が部屋に戻るとそこには漢王が。漢王は命の恩人に冷たい、ましてや娘と再会させたのに恩知らずと言うのです。孟尚食が夫の兄に襲われ争って殺してしまい囚われた時、偶然漢王が助けたのです。宮中の奴婢になった孟紫澐は努力して尚食にまで上り詰めたのだった。恩知らずな女になったが何をすればいいのかと尋ねた。
これが蘇月華の母が起こした事件の真相だったのです。
陛下から追い出された皇太子の所に皇太子孫が来ました。張氏も皇太子を慰めますが皇太子は陛下を謗ります。皇太孫が陛下に孝行し不平を言ってはならないと父を諭した。皇太子が外に出ようとすると張氏が止めました。皇太子は烈火の如く怒り出て行きました。
皇太子が陛下に追い出された原因を張氏が調べると孟尚食が陛下が漢王のことを思い出す菓子を献上したからだと言うのです。
ところが孟尚食は漢王の都滞在の目的をを探るためと言いました。
孟尚食と皇太子妃張氏は味方でしょうか?
4ー6回の感想
游一帆に出自を疑われた姚子衿ですが本当は殷紫萍だったんですね。身分がものを言う時代、殷紫萍の必死さがけなげです。でも、姚子衿を殺そうとしてはいけません。本当に許せるのでしょうか?蘇月華も同期として仲良くしたいのでしょうか?でも告げ口はいただけません。
皇太孫妃が心を開かない理由がわかりました。望まぬ地位だったのですね。自分の存在価値を否定する状況は悲しいことです。
孟尚食が蘇月華に問われた事件の真相がわかりました。奴婢から上り詰めた努力は並々なるぬもの。権力者とのしがらみも切り捨てられないのでしょう。
皇太孫は姚子衿のことが気になり始めました。姚子衿は子供の頃、皇太孫と出会っているようです。どんなことがあったのでしょう。初恋の人?
前回に引き続き登場人物の状況がわかって来ました。それぞれ、目的や望みがあって宮中で生きています。どんなふうにに関わっていくのでしょうか?楽しみです。
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