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今回は『後宮の涙 第31話』をご紹介します。前回、陸貞(ルチン)は高湛(こうたん)との手紙の行き違いを疑いつつも、周囲の陰謀に翻弄されました。さらに暗殺未遂まで仕掛けられるなど波乱が続きますが、今回も太后(たいごう)や娄青蔷(ろうせいじょう)の動きが激しくなる展開ですよ。それでは第31話を一緒に見ていきましょう!
後宮の涙 第31話のあらすじ
太后、ついに高湛排除の計画を示唆
冒頭、太后は娄青蔷に「高湛のほうで堤防が再び決壊し、被害が拡大している」という報告を受け、「良い機会だからあちら(高湛を狙う勢力)が動き出すでしょう」とほくそ笑みます。**「高湛さえ死ねば、今後は高枕無憂だ」**と言い放つあたり、もはや高湛を完全に排除するつもりのようです。
一方で、皇上が陸貞への好意を隠さずに涙を拭った噂が広まっており、太后も「陸貞を新たな萧唤云にはしたくないのか?」と気がかり。ところが太后は「陸貞に皇子を産ませてくれるならば、何でも望みを叶えてやる」と大胆発言。どうやら太后の狙いは“皇上の後継者誕生”にあるようで、それまでは陸貞をある程度保護する気らしいのです。
太后がここまで割り切っているのは意外ですが、皇子誕生を最優先させたいのですね
陸貞、偽手紙の謎と沈碧・沈嘉敏の暗躍
陸貞は高湛へ送る品を皇上に託しながら、さまざまな出来事を振り返っていました。沈碧(しん・へき)の不自然な行動や、白蟻事件・桃花柄の刺繍ミスなど、すべてが怪しいと思いつつも、証拠はまだ不十分。そんな中で周囲の協力もあって、ついに沈碧が高湛の手紙を握りつぶし、偽手紙を作ったことを突き止めます。
沈碧は「私だって長広王が好きだから、あなたと引き離したかった」と明かすも、「白蟻や桃花柄には関与していない」と弁明。そして彼女は、まだ策を捨てずに“沈嘉敏(しん・かびん)を利用する”計画を発動。沈嘉敏をたきつけて、陸貞を物理的に傷つけようと画策しますが、運悪く(?)陸貞が夜に王尚儀(おうしょうぎ)の密会現場を見てしまったため、状況はさらに複雑に。
暗殺未遂現場で王尚儀の不倫を目撃
夜中、陸貞が襲われそうになり咄嗟に逃げ込んだ部屋で目撃したのは、王尚儀がある男性と密会しているという衝撃の光景。王尚儀も「陸貞に見られてしまった」と知り、あわてて陸貞の動向を警戒しますが、実は陸貞のほうも大きなショックを受けつつ「これを理由に自分を排除するかもしれない…」と恐れています。
立場のある人のスキャンダル現場を見てしまうのは危険極まりないですね
さらに腊梅(らつめ)が偶然拾った王尚儀の玉牌と剣穂の一部を娄青蔷に渡すと、彼女は「これは王家一族だけが持つ刻印」と即座に見抜き、王尚儀が誰か侍衛と不倫していると確信。そこで娄青蔷は陸貞に「王尚儀を告発しろ。そうすれば沈嘉敏・沈碧、そして萧貴妃も一網打尽にできる」と迫るのです。しかし、陸貞は「私はそんなことはしたくない」と拒否。娄青蔷は怒りをあらわにして去っていきます。
娄青蔷が王尚儀の不倫スキャンダルを利用し、一気に萧貴妃一派をつぶそうとしているのが怖いですね
皇上と陸貞、少しずつ親密に? 高湛のメッセージも
その後、陸貞は忙しく司衣司を改革するかたわら、もともと仲間だった宮女たちの不信を買わないよう、**「誰もが納得できる賞罰制度」**を導入。さらに「自分の机を撤去し、みんなと同じ目線で仕事をする」と宣言するなど、新たなリーダーシップを発揮していきます。
ところが皇上は「そんなに無理をしなくてもいい」と、たびたび陸貞を気遣う様子。ある日、皇上自ら青鏡殿を訪れて“粘土遊び”に興じて大笑いし、陸貞の緊張をほぐしてやるなど、微笑ましい光景が広がります。
太后は「また陸貞が皇上と仲良くしている」と苦言を呈しますが、太医から「皇上は陸貞のおかげで表情が和らぎ、病状も改善している」と告げられ、「あれこれ言うまい」と納得せざるを得ません。
皇上が幸せそうに笑うシーンはなんだかほっとする瞬間ですよね
極めつけは、高湛から返事が届き「定不負 相思意(そなたの想いを裏切らない)」という六文字を伝言として陸貞に伝えたこと。これを知った陸貞は感激しますが、同時に「なぜこんなに遠回りになってしまったのだろう」と複雑な思いにかられます。どうやら手紙の捏造を仕掛けたのはやはり沈碧か、その裏に萧貴妃が絡んでいるのか……。
後宮の涙 第31話の感想まとめ
まず太后と娄青蔷が「あちら(高湛側)で堤が決壊したのを狙う」と言い放つ場面は衝撃的でした。高湛を排除する陰謀がいよいよ本格化しそうで、彼がどんな危機に直面するのかハラハラします。一方で、王尚儀の不倫スキャンダルや、沈嘉敏・沈碧の暗躍まであり、宮廷は混沌を極めている印象です。
さすがの陸貞も、あちこちからの圧力にどう対処するのか厳しい状況が続きますね
とはいえ、皇上と陸貞が心を通わせ、“粘土遊び”をして笑い合うシーンがホッとするポイントでした。さらに、高湛からの「定不負 相思意」というメッセージは、陸貞にとって大きな支えになりそうです。ただし、その平穏を望むほどに萧貴妃や沈嘉敏らは焦り、太后までもが高湛の命を狙おうとしている……。今後、どんな激動の展開が待ち受けるのでしょうか。
次回も陸貞、高湛、皇上、そして萧貴妃らのそれぞれの動きに注目です。これからの一挙手一投足が大きな変化をもたらすはず。最後まで一緒に見守りましょう!
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