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クルミットです♪
羅家の庶子・羅十一娘は、追いやられていた地方から突然実家に呼び戻されますが、それは徐家に嫁いだ長姉の羅元娘の余命がわずかのため、羅当主の復職と羅元娘の息子徐家の継室候補か、乱暴者の王煜との縁談に羅二娘と羅十一娘を使おうという、羅夫人と羅元娘の思惑が働いていたのです。
羅元娘の企みに巻き込まれた羅十一娘が継室候補に浮上しますが、侯爵夫人になりたい羅二娘の作戦で、王煜がいきなり羅十一娘を娶りたいと言い出し、羅十一娘は大ピンチ!縁談だけでなく、羅十一娘にはさらに大きな試練が待ち受けることに…
【恋心は玉の如き】(ネタバレあり)
第4話「決断の時」
王家は突然縁談の相手を羅二娘から羅十一娘へと意向を変化させてきた。羅夫人と羅元娘は不思議に思うが、昔から扱いにくく感じていた羅十一娘に変更することに。しかし呂青桐から泣いて訴えられた羅当主は、羅夫人に「王煜のもとへ嫁ぐのは生き地獄だ」と言ってみせるが、喪中の休職中に嫁荷まで差し出して羅家を支えた羅夫人の発言権は強く、逆に「進んで嫁ぐように取り計らいます」と返されてしまう。
羅夫人怖いですね…というか、羅当主が情けない…
呂青桐は父の温情を信じていたが、羅十一娘は、母が流産直後に余杭へ行かされた時も父は羅夫人に逆らえなかったことから、決定は覆らないだろうと思う。すると突然、羅夫人は仙綾閣に刺繍を売ったことを咎める。呂青桐と冬青が羅十一娘を庇ったため、羅夫人は二人に板打ちを命じ、羅十一娘に今後羅夫人に逆らわないことを約束させる。
あの羅夫人に「この私が掟」って言われたら、心臓がキューっとなりますね…
王煜は羅十一娘との縁談が決まったと聞いて喜び、母の王夫人は、なぜ息子が羅二娘ではなく羅十一娘に執着するのか不思議に思う。羅十一娘は自分の軽率さのせいで母と冬青が板打ちされたと自分を責めるが、二人で羅家を出ようと提案する。すでに林世顕と話をつけているというので、呂青桐も「娘の幸せのためならどんなことでもする」と決意する。
この世の中で母娘二人の自活は難しいでしょうが、その方が幸せの可能性は高そう…
喬蓮房は嫁入り支度を前に徐令宜に嫁ぐ喜びをかみしめる。しかし側室の身分では自分で縫った花嫁衣裳を着ることはできないのだ。喬夫人は「今後機会がないと悲観するのは早い」と、継室の羅家の妹は庶子だと励ます。徐令宜の寵愛を得て、男子を産めば逆転の機会はあるのだ。喬蓮房は雨の中花嫁行列もなく、掟だからと正門ではなく裏門から徒歩での輿入れを余儀なくされ、これからは「喬姨娘」と呼ばれることに。
傘くらいはささせてあげればいいのに、羅元娘の側室いびりは徹底していますね
喬蓮房の輿入れの日だというのに、徐令宜はなかなか帰宅しない。徐大夫人はようやく帰宅した息子を喬蓮房のもとへ向かわせようとするが、気乗りしない様子。喬蓮房の部屋は徐令宜の趣味を熟知しており、ずっとお慕いしていたと言うが、徐令宜は安泰な暮らしは与えてもそれだけだと遠ざける。しかし喬蓮房は必ず心を奪う決意を固める。
冷たくしたところで追い出せるわけでもないのに。喬蓮房もなかなかのタマですね!
照影は書斎に戻ってきた徐令宜が、側室が増えたのに安らげず、重責が増えたかのようで心配する。そんな様子を噂した侍女を、徐大夫人は即座に売り飛ばし、文姨娘や秦石榴もいる前で喬蓮房を特別扱いしてねぎらう。いち早くその様子を聞いた羅元娘は、挨拶に来た喬蓮房に跪下での献茶を命じ、わざとなかなか受け取らない…
徐大夫人は、これまでとは喬蓮房の立場が違うことを配慮しないとだめでしょう
第5話「突然の別れ」
羅元娘は正室と側室の立場を見せつけるように喬蓮房からの献茶を受ける。二人は今後のことを表には出さずに火花を散らしあう。そこに文姨娘が訪れ、文家からの毎月の贈り物を持ってきて喬蓮房の悪口を言う。羅元娘は文姨娘に今後、喬蓮房に優位に立たれるか、徐家が迎える継室と助け合うか、どちらが文家と文姨娘に有利なのかを突き付ける。文家と喬家では商売敵となる点を指摘され、文姨娘は自分の立場を理解する。
文姨娘の実家の文家は、徐家と取引することで助けられていたのですね
徐令宜は、都にわざと手薄な地域を作り、劉勇が協力者に会うのを狙い黒幕もまとめて捕えようと考える。一方で羅十一娘は、簡師匠に「林殿の協力で都を出る」という計画を打ち明け、協力を得ることに。呂青桐と羅十一娘は明日旅立つ前に一緒に床に入り、三年間自由だった余杭での生活に思いをはせ、これからの日々への希望を抱く。羅十一娘は「自分たちが去れば、羅家の娘は誰も王煜に嫁がなくて済むからいいことだ」と言う。
中身を簡単に入れ替えられる平安符入れ用香り袋は、便利そうで欲しいです!
呂青桐と羅十一娘が出発しようとしたところ、羅夫人が王夫人に挨拶しろと言い出したため、呂青桐と冬青が先に慈安寺に出発することに。王夫人の「息子が絶賛していた」という言葉を不思議に思うが、羅十一娘はそのまま羅家を抜け出す。その日、慈安寺には徐家一同が羅元娘の快気祈願に訪れていた。呂青桐は待ち合わせ場所に到着したものの、香り袋がないことに気づき、冬青をその場に残して探しに戻る。
玉杯とか香り袋とか、大事なものほど落としがち。時代劇あるあるですよね
劉勇が慈安寺近くに現れたとの知らせを受け、徐令宜は徐令寛に「私が戻るまで寺を離れるな」と言い含め、捜査に向かう。呂青桐は落とした香り袋を見つけるが、何者かが通り過ぎたことに気を取られる。羅十一娘は到着したものの、母が戻ったというので探しに向かい、到着した林世顕と入れ違いになる。徐令宜は計画通り劉勇を兵で取り囲む。
徐令宜は劉勇が来ると知って、快気祈願をぶつけたんですかね?無茶しますね
羅十一娘は母が胸から出血して倒れているのを発見するが、すでにこときれていた。林世顕は待ち合わせの時間に現れない羅十一娘を待っていたが、僧侶に尋ねてもそのような女子はいないという。出航の時刻が迫り、心配ながらも仕方なくその場を去ることに。
羅十一娘は呂青桐を放そうとせず、徐令宜は「母上を逃がした下手人を逃がすつもりか」と語りかけ、官府での検死するのが遅れるほど下手人は遠ざかるのだと説かれ、ようやく亡骸を放す。傅臨波は「羅家の側室と劉勇が同時にここへ?」と疑問を呈する。
逃亡計画が最悪の形で失敗してしまいました。徐令宜の慰め方ももうちょっと…
羅十一娘はふさぎ込んでいたが、冬青が自身を責め続けるのを慰めるうちに、呂青桐が握りしめていた布を頼りに真相を突き止めようと考える。順天府尹は内密に簡単に捜査を終結させており、羅当主は納得いかないが、羅夫人は世間体や王家との縁談、ましてや復職にかかわると言って黙らせる。羅十一娘は「逃亡犯に出くわし口封じに殺され、犯人は永平侯が誅殺した」と聞かされ、母が握っていた布と運ばれていった遺体の服は一致していないことから、順天府に再捜査を依頼してくれと父に懇願するが、聞き入れられない。
娘ばかりだと思っていた羅家ですが、どうやら結婚した息子がいるようですね
楊氏から「羅夫人が羅二娘と永平侯の相性を占わせた」と聞き、羅二娘は永平侯夫人になれると大喜び。母娘はこれで羅夫人の顔色を窺わなくて済み、これまでの恨みを晴らせると浮かれる。一方羅夫人は、今回の出奔の主犯は呂青桐ではなく、婚姻から逃げた羅十一娘だとみて、羅十一娘こそが母親を死に追いやったのだと断じる。
羅夫人、鬼ですね。でもこんな羅夫人より娘の羅元娘の方がさらに鬼なんですよね…
徐家では文姨娘が呂青桐の死を悼みつつ、羅家の母娘があの日勝手に屋敷を抜け出したことに疑問を抱いていた。文姨娘はあくまでも推測だとしながら「母娘はあの日慈安寺に徐家がいると知っていて出かけたのでは」と、徐家との接近を狙っての外出だったのではないかと言う。それを聞いた秦石榴は複雑な表情を見せる。
迷推理ですね♪ 秦石榴は反応に困ったのか、何か謎を知っているのかどっちかな?
徐令宜は牢内の江槐に「劉勇が助けを呼ぶのを待っているのだろう」と、劉勇の亡骸を見せる。劉勇は自ら死を選んだのだという。江槐たちが海禁のせいで海賊になったという事情を理解し、黒幕を明かせば海賊を抜けられるようにし、海禁の廃止も約束しようとするが、江槐はそれを信用しようとはせず「お前がかなう相手ではない」と言う。江槐は直後に自害するが、彼の言葉が黒幕の正体を仄めかしていた。徐令宜のかなわない、最も海禁を守りたい人物だ。
朝廷の上層部に黒幕がいるというのは、羅十一娘的にも今後なかなか厄介そうです
簡師匠が、母の死以来伏せっていた羅十一娘を見舞うと「婚姻から逃げたから母を死に追いやった」という羅夫人の言葉に打ちのめされていた。簡師匠は「あなたが幸せになるよう呂姨娘は行動した」と慰め、誰もが思惑があって羅十一娘を従順にさせたくて責め立てるのだと気づかせる。羅十一娘はこの苦境に立ち向かう決意を固め、簡師匠に呂青桐が握っていた布を見せる。すると刺繍法が独特で図案が変わっていることがわかる。
鬼ばかりの中に、簡師匠がいてよかったですね…
羅十一娘は元気になったと喜ぶ冬青に、男物の下働きの衣を手に入れさせ、こっそり外出することに。ところがそこに侍女が立ちはだかる…
この後ろ姿は琥珀でしょうか?
第6話「最期の約束
男装して外出しようとする羅十一娘の前に、琥珀が立ちはだかる。琥珀はずっと羅夫人の指示で羅十一娘を見張っていたのだ。どうしても行きたいのだと訴えると、羅夫人への報告を遅らせてくれるという。そこで羅十一娘は順天府に行って再捜査を懇願するが、まったく相手にしてもらえない。
琥珀は搭乗の時から不穏でしたが、見張りを命じられていたのですね
羅十一娘は慈安寺に行って僧侶に尋ねるが、「永平侯一家以外に参拝客はいなかった」と言う。居合わせた清瞑という少年僧侶に尋ねると、あの日八角亭の近くで呂青桐の姿を目撃していた。呂青桐以外にも別の女人を見かけたが、永平侯の家族だろうというのだ。羅家の追手に羅十一娘は連れ戻されるが、清瞑は言い忘れたことがあったと思い出す。
徐家関係の謎の女とは、一体誰でしょう。今のところはまだわかりませんね
羅夫人は脱走の責任を冬に青負わせようとするが、羅十一娘は自分のせいだとし、寺へは母の供養に行ったのだと説明する。深い反省の態度を見て、羅夫人は呂青桐の葬儀を盛大に行うという。羅夫人は羅十一娘が従順になったと思い、自分の掌からは逃れられないと笑う。しかし呂青桐の死に徐家が絡んでいるとの新事実に、羅十一娘はなんとか徐家に近づき調べたいと考える。
羅夫人は、復讐に燃える羅十一娘の根性を甘く見ていましたね
端午節の伝統のため、羅元娘は無理をして徐令宜に香り袋を贈るが、そんな状態でも徐嗣諄と姜家との縁談を気にし、徐令宜が動いてまとめるように懇願する。徐大夫人から羅当主の復職について尋ねられ、かつて徐家を助けてくれた恩義に報いるため力を尽くすものの、重鎮の陳閣老の茶税導入に羅当主の恩師が反対して退官したため、復職は困難だろうとみられ、それを羅元娘には言えずにいた。
もう夫婦愛じゃなくて義理とか恩とかだけで必死になっている二人に見えます
徐令宜は羅家に端午節の挨拶に出向く。復職の件は「機を見て上奏する」と言うものの、羅当主は無理が言えない状況なのは承知していた。羅家の長男・羅振興は徐令宜の友人で、慈安寺の件を「海賊の劉勇に殺害された」と順天府が知らせてきたという。徐令宜は捜査が杜撰ではないかと考えるが、羅家では大ごとにしたくないのだと打ち明ける。
母親に逆らえない息子が二人、という構図ですね
羅十一娘は徐令宜の清廉さに賭けて、再捜査を直接持ち掛けようとするが、「呂姨娘の名節にかかわるのだから、捜査するか決めるのは羅家」との言葉を聞いてしまう。照影が徐家で流れている「羅家の母娘は徐家に近づくために寺にいた」との噂を徐令宜の耳に入れたため、母を中傷されて羅十一娘はたまらず徐令宜の前に飛び出し非難してしまう。
この二人のタイミングの悪さは運命的ですね~
二人が話している様子を羅二娘の侍女・百枝が見ていたため、羅二娘はすぐさま羅十一娘に「母が死んですぐに永平侯を誘惑とは恥知らず」と食って掛かる。羅十一娘に言い返されカッとした羅二娘は「王煜に見初められて幸運だと思え」と悔し紛れに叫ぶが、その言葉に羅十一娘は引っかかり、羅二娘がこの件で小細工をしたのではないかと考える。
雉も鳴かずばといいますが、この件では羅二娘は雉鳴きまくりですよね
世話役が王家から結納品を届けに来るが、羅十一娘はその世話役に「王家の若様に渡して」と絵姿を託し、自分は羅十一娘だと名乗る。羅二娘は羅十一娘の王家との縁談がまとまったことで浮かれ、羅十一娘を嘲笑する。そこに絵姿を見て激怒した王煜が突然押しかけ、羅十一娘本人を見て羅二娘に騙されたと気づき、羅二娘の誘惑と策略を暴露し、その場で口づけて辱めたため、羅二娘の婚姻を羅夫人も了承せざるを得なくなる。
自業自得ですね。羅二娘が惚れられて普通に嫁げば、王煜の態度も違ったのかも
羅二娘と楊氏は羅夫人に泣いて訴えるが、「王煜の執着は羅二娘自身が招いた種だ」と見放す。母娘二人で死ぬしかないと繰り返しても聞き入れられず打つ手がない。羅夫人は羅二娘の従順さの裏を知り、徐家に嫁がせたらいずれ面倒を起こしていたと考える。楊氏は激怒し、なぜことが露見したのかを探らせるが、羅十一娘が世話役に絵姿を渡したせいだと知って羅二娘は恨みを募らせる。一方、徐家に嫁ぐのは下手人を探すためではと冬青に指摘されるが、羅十一娘は母の下手人を探すことは自分の幸せより大事なのだと思う。
母娘で死ぬ死ぬ詐欺するのにはちょっと笑ってしまいました
羅元娘の危篤の知らせが羅家に届き、羅夫人は羅十一娘を連れて徐家に向かう。羅元娘は徐嗣諄の嫁に姜柏の娘を望んでいたのに、徐令宜が姜松の娘を選んだことで、自分を嫌っているのだろうと思い込んでいた。なぜ自分たちはこうなってしまったのかと、互いに自分のせいだと悔やむ中で、羅元娘は最後の願いとして、自分の死後は羅十一娘を継室に迎えて欲しいと言う。徐令宜はためらいつつも「十一娘が同意すれば」と受け入れる。
最後まで掛け違いの夫婦なのが悲しいですね…
羅夫人と羅十一娘が駆け付けると、羅元娘は「侯爵が十一娘を娶ると約束してくださった」と安堵し、羅十一娘を枕元に呼んで「永平侯府は見かけは平穏でも至る所に危険がある」と、自分の病についても不審だと警告する。そして徐嗣諄のために歌を歌い、先立つ自分を許してと徐令宜の手を取って息を引き取る。永平侯府は正室の死に悲しみに包まれ、徐令宜は羅元娘の位牌に「約束は必ず守る」と誓う…
羅元娘の病気も、実は陥れられた何かがあったということでしょうか?
4~6話の感想
明のヒントを拾いながら見てみたのですが、順天府は永楽帝の時代に北平府が変更になった北京に設置されているものなので、都は南京ではなく北京ということになりそうです。しかも江槐が海禁を「代々伝わるもの」と言っていたので、これは明初期ではなさそうですね。「少林問道」あたりで舞台になったあたりの明なのかもしれません。
羅家から逃げようとして母が殺されるという不幸に見舞われた羅十一娘ですが、その悲しみに浸る暇もなく畳みかける怒涛の試練。母の死の真相を探るため徐令宜に嫁ぐことに。そんな復讐と義務で結びついた結婚は幸せになれるのでしょうか。年齢も離れているし、姑は喬蓮房を推してるし、王煜に嫁ぐのとは質の違う地獄が待ち受けていそうです。
その徐令宜ですが、好きの表現は下手くそなくせに、冷たくするのは露骨にできるという、これはなかなか難物ですね!対外的に愛想よくはできるようなのに、ちょっと「内」に引っ込むとむっつり笑いもしない。情のない相手に情を示すのはよくないという確固たる信念があるかのような振る舞い、徐家の女子の皆さんあれはご苦労なさってると思うのですよ。今まで溺愛系に転じるクールな男主は数々見てきましたが、徐令宜というキャラはかなり難易度の高いツンデレですよね。今後、どうやってデレが発動していくのか、非常に楽しみになってきました♪
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