ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
『楽游原』第5話では、ついに李嶷(りぎょく)と崔琳(さいりん)の関係に小さな奇跡が訪れます。
潜入と策略に満ちた危険な夜の中で、二人の距離が一気に近づく展開に、思わず息をのんでしまいました。
そして、彼女が明かす“乳名(幼名)”は――物語の転機とも言える感動の瞬間です。
それでは第5話を一緒に見ていきましょう!
楽游原 第5話のあらすじ
韓立(かんりゅう)の孫の誕生祝い「洗儿宴」の日。
李嶷と崔琳は、計画通りに韓立邸へ潜入し、孫を誘拐して虎符(軍を動かす印)との交換を要求します。
韓立は慌てて軍師・吕成之に相談。彼は「鎮西軍は望州で敗れたばかり、崔家軍も近くに陣を張っている」と分析し、
この事件の黒幕はどちらかに違いないと睨みます。
慎重な韓立は、偽の虎符を使って取引することに。
しかし、待てども相手は現れず。そこへ突然「屋敷で火事(走水)だ!」という叫び声が響き、
混乱の中、李嶷と崔琳は屋敷の壁をよじ登り、真の虎符の所在を探るのでした。
ところが、邸内は罠と仕掛けだらけ。
無謀に動けば即死という危険地帯に、二人は一旦退き、改めて策を練ることにします。
この“慎重さと大胆さのバランス”、二人の頭脳プレイが見ものです。
相談の末、二人は崔家軍の使者に成りすまし交渉する作戦を立てます。
そこへちょうど、孫靖の配下が金銀財宝を携えて登場。
韓立は不満げながらも孫靖を恐れて従いますが、同時に“崔公子”を利用して形勢逆転を狙うことに。
そんな思惑の中、李嶷と崔琳は「崔公子とその腹心」として迎え入れられることになります。
ところが、韓立が突然、李嶷に深々と礼をして「崔公子」と呼ぶではありませんか。
まさかの誤認!
偽装のはずが、今度は“本物の貴公子”と間違われる展開にハラハラしました。
夜になると、屋敷には監視の目が張りめぐらされ、
二人は油断できない状況に。
そんな中、屋根裏から物音が――。
瞬間、李嶷は崔琳を抱き寄せ、赤い布をかけて浴桶の中に身を潜める!
煙の中、息を潜めるふたり。
外からの視線を避けるために密着する姿が、なんとも艶めかしく…。
屋敷の者たちは「崔公子が風呂で逢瀬中」と勘違いして、まんまと騙されます。
“命がけの潜入”が“恋のドタバタ”に早変わり――このギャップが最高です。
騒ぎが収まると、ようやく一息。
寝台に並んで横たわるふたり。李嶷はふと、問いかけます。
「そういえば…お前の名前、まだ知らなかったな」
崔琳は「阿錦」と名乗りますが、それが偽名だとすぐに見抜かれてしまいます。
李嶷はわざと「じゃあ“阿稻(あとう)”か、“阿枕(あちん)”か?」と茶化し、
崔琳は呆れ顔で銀針を突きつけるも――
彼の瞳にあるまっすぐな優しさに、思わず言葉を失います。
「この旅は危険すぎる。
もし死ぬことがあっても、せめてお前の名を知りたい」
沈黙ののち、崔琳はそっと背を向け、ぽつりと告げました。
「……阿萤(あけい)。母がつけてくれた、乳名です」
“阿萤”――まるで夜を照らす小さな光のような名前に、心が震えました。
李嶷はその名を優しく何度も呼びながら、
月明かりの下、静かに眠りにつきます。
一方、都では太子妃・萧氏が密かに前太子妾・姜氏を訪れ、
彼女の身ごもる子を気遣う姿も描かれ、
宮中の陰謀が新たな火種を孕み始めていました。
楽游原 第5話の感想まとめ
第5話は、これまでで最もロマンチックで、
そして登場人物たちの“人間らしさ”が際立つ回でした。
李嶷の軽口の奥にある誠実さ、
崔琳の鋭さの裏に潜む優しさ。
お互いを少しずつ信じ始める二人に、胸がいっぱいになります。
特に“名前を呼ぶ”シーンは必見。
戦乱の中でも、人と人が惹かれ合う瞬間ってこんなにも尊いんですね。
また、潜入・変装・誤認といったサスペンス要素も巧みに混ざっていて、
一瞬たりとも目が離せない展開でした。
次回は、二人の正体がバレるのか?
そして韓立が仕掛ける次の罠とは――
物語はいよいよ、愛と陰謀が交錯する波乱の局面へ突入です!
コメント