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「風起西州」第12話は、西州にたどり着いた琉璃と裴行俭が、初日から地域の有力者や官僚たちの思惑に巻き込まれ、新たな人間関係と戦略の渦に飛び込んでいく回となりました。新生活の希望と、すぐに立ちはだかる大きな壁…夫婦の知恵が試されます。
それでは第12話を一緒に見ていきましょう!
風起西州 第12話のあらすじ
西州に到着した裴行俭(ペイ・コウケン)一行は、都護(トゴ)の盛大な歓迎を受けます。宴席では王君孟(オウ・クンモウ)と麴崇裕(キク・スウユウ)が裏で都護の“芝居”を冷静に見抜きつつ、静かに本音を語り合う場面も。
一方、女客の場では都護夫人が琉璃(ルーリー)をもてなし、そこに王君孟の妻・麴鏡唐(キク・ケイトウ)が帰還。麴鏡唐は兄・麴崇裕が琉璃を苦手にしていると聞いていましたが、実際には琉璃に好意的で「あなたの面妝が好き」とストレートに告げます。琉璃も麴鏡唐の天真爛漫さに好感を抱きます。
予想外の友情が芽生える瞬間に、心がほっと温かくなりました。
宴席の後、裴行俭は「酔ったふり」をして官僚たちのしつこい宴席から早々に離脱。琉璃が心配して駆けつけますが、裴行俭は「初日から泥酔話を聞かせたくなかった」と気遣いを見せます。
西州の支配層たちは、裴行俭が中央(大唐)から送り込まれた“目付け役”であることを警戒しつつ、「いま動くのは危険」と判断。とりあえず様子を見る方針を決めますが、「裴行俭の周囲の人間から徐々に揺さぶりをかける」と新たな企みも始まります。
初日から複雑な腹の探り合いに、観ていてハラハラしました。
琉璃は事前に西州で宅地と田畑を購入しており、新居の準備も万全。二人だけの“安心できる家”を大切にしたいと語り合います。
その後、琉璃が大通りを歩いていると、麴鏡唐が馬で疾走しながら再登場。麴鏡唐は「数ヶ月前に注文した“鷲の図案”を描いてほしい」と絵師に頼みますが、店主は「琉璃が絵師だ」と明かします。麴鏡唐は琉璃に一目惚れし「ぜひ自宅に来てほしい」と頼み、店主も助け舟を出します。
裴行俭は正式に西州の長史として就任、王君孟が案内役となり、現地の役人たち(白家兄弟ほか)を紹介します。彼らは麴家の息がかかっていて、初日から裴行俭に難題を突き付けます。軍糧の確保、人件費や役人の俸禄問題など、次々と「できない理由」を並べては足を引っ張ります。
新しい地で信頼や協力関係を築くことの難しさが強く伝わってきました。
麴崇裕は一見協力的に振る舞いながらも「節約して朝廷のために貢献しろ」と圧をかけます。裴行俭はその意図を読みつつ、まずは地域の状況把握を最優先とします。
その夜、白三(ハク・サン)は手下たちと飲酒後、裴行俭の屋敷の屋根を勝手に歩き回り、二人の会話を盗み聞き。「この家なら自分たちの自由にできる」と驕り高ぶる様子。
王君孟は「官僚の俸禄を下げるか、紙の値段を下げるしかない」と助言しますが、それは“官僚や安家の反感を買わせる”ためのワナ。
麴崇裕も「何もかも順調すぎて逆に不安」と王君孟の策略を一枚上手と感じます。
表と裏の思惑が錯綜する展開に、まさに宮廷劇の醍醐味を感じました。
風起西州 第12話の感想まとめ
第12話は、西州での新生活が始まるワクワク感と、さっそく直面する権力の壁、複雑な人間関係が濃密に描かれた回でした。
「新しい家=安心できる場所」として描かれる場面がとても印象的でした。
また、琉璃の柔軟さや、麴鏡唐との出会いが今後の物語のヒントになりそうです。
裴行俭と琉璃が、さまざまな策や思惑にどう立ち向かっていくのか――次回がますます楽しみです。
夫婦の知恵と信頼がどこまで通じるのか、目が離せません!
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