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「風起西州」第13話は、西州での人間関係が大きく動き、琉璃と麴鏡唐の友情がぐっと深まる感動の回でした。それぞれの母への思い、失われた技や味、そして新たな出会いが描かれ、心に沁みるエピソードです。
それでは第13話を一緒に見ていきましょう!
風起西州 第13話のあらすじ
裴行俭(ペイ・コウケン)は麴崇裕(キク・スウユウ)の仕掛けに気づきつつも、あえて策略に乗ったふりをして動きます。王君孟(オウ・クンモウ)は「自分たちの罠に簡単に落ちた」と喜びますが、麴崇裕は表情が冴えず、裴行俭の裏を読み切れていないことに内心不安を抱えます。
その頃、裴行俭は白三(ハク・サン)に監視されていると分かった上で、柳如月(リュウ・ジョゲツ)という女性と囲碁を打ちつつ、情報をやりとり。柳如月は親族探しのため西州に来ており、裴行俭は協力を約束。実は白三の目を欺くためのカモフラージュで、柳如月も察して手を貸してくれます。
見張りに気づきながらも堂々と立ち回る裴行俭の駆け引きに感心しました。
一方、琉璃(ルーリー)は大通りで白叠布を調査。長安よりずっと高価で、しかも質も落ちている現状を目の当たりにし、「細白叠布」の技術が失われていることを知ります。貴族でなければ手に入らず、宮中にしかないと言われます。
麴崇裕は母の命日が近づき、失われた細白叠布を完成させるという母の遺志に苦しみ続けています。
王君孟が「もう諦めるべき」と慰めても、母の願いを思い出し涙する麴崇裕。
「細白叠布があれば西州の人々を幸せにできる」と、諦めきれない想いが語られます。
家族や土地への誇りと、叶わぬ願いに苦しむ姿が胸に響きました。
都護(トゴ)と麴崇裕は親子ですが、亡き母の忌日が近づくにつれ麴家には緊張感が走ります。都護は「亡き妻も自分に会いたくないだろう」と語り、親子のすれ違いも描かれました。
一方、琉璃は麴鏡唐(キク・ケイトウ)の家を訪問。厨房で麴鏡唐が幼い頃の母の味を思い出そうと粥を作り続け、うまくいかずに怒っている様子に気づきます。琉璃は自ら台所に立ち、母譲りの手際で粥を作り直します。
麴鏡唐は最初こそ琉璃に冷たくあたりますが、母の味が再現された粥に心を動かされ、ふたりは涙を流しながらお互いの母の話を語り合います。
母を思い涙するふたりのシーンは、見ていて思わずもらい泣きしました。
麴鏡唐は最後、琉璃の手を取って「裴行俭のためにも西州のことには首を突っ込まないで」と忠告。
「この地の男たちは有能な長史を望んでいない」とも語ります。
その頃、裴行俭は農村視察の途中で名医・韓景之(カン・ケイシ)と出会います。
彼は貧しい者だけを無償で診る変わり者。裴行俭が挨拶しても素っ気なく立ち去ります。
夜、裴行俭が帰宅すると、琉璃は窓辺で静かに母を思い返しています。裴行俭は自分が多忙で母の墓参りに同行できないことを詫びますが、琉璃は「母もきっと喜んでいる」と微笑みます。ふたりで降りしきる雪を眺めながら、母との思い出に浸るのでした。
大切な人への想いが積み重なり、心が温かくなるラストでした。
風起西州 第13話の感想まとめ
第13話は、母への愛や失われた技術への葛藤、そして新たな友情が織りなす、静かで深い感動の回でした。
人と人が心で通じ合う瞬間や、それぞれの人生への向き合い方が丁寧に描かれています。
琉璃と麴鏡唐、母を思う気持ちで繋がった絆に心から癒されました。
裴行俭もまた、西州の現実や仲間たちの事情を一つひとつ確かめながら、新たな困難に挑もうとしています。
雪の降る夜、夫婦の静かな時間もとても印象的でした。
失われたものを求める切なさと、誰かと共に歩む温もりが余韻として残る回でした。
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