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クルミットです♪
31話、序盤からずっと息が詰まる展開でした。同じベッドに並んで横になっているのに、お互い全然違うことを考えている。紀星は韓廷が瀚海(かんかい)の裏の実力者だと知ってしまった。韓廷は韓廷で、星辰(せいしん)を瀚海に組み込む計画を頭の中で転がしている。体の距離よりずっと遠い夜です。
紀星が金庫を開けて合併契約書を見つけたあたりから、この話の重さが本格的に出てきます。好きな人が最初から全部計算していたと知る場面、しんどいですね。
それでは31話を一緒に見ていきましょう!
星より輝く君へ 31話のあらすじ
夜、韓廷と紀星はベッドの両端に横になったまま眠れずにいます。紀星はすでに韓廷が瀚海の黒幕だと知っている。でも、まだそれを口にできずにいる。韓廷は韓廷で、星辰と瀚海を合併させるべきかを静かに考え続けていました。
会話もなく、向き合いもせず、ただ並んで悩んでいる。この二人の夜、見ていてしんどかったです。
翌朝、韓廷が目を覚ますと紀星の姿がない。ふとクローゼットの中の金庫に目をやると、開けられた形跡があります。
実は紀星、早朝に金庫を開けていました。中には瀚海に関する合併契約書が入っていた。しかも合併後の会社名まできちんと決まっている。韓廷は星辰を手に入れることを、ずっと前から計画していたのです。
合併後の社名まで決めてあった、というのが地味にきつい。「いつか」じゃなくて「決定事項」として動いていたんですよね。
その日の午前中、栗俐(りり)と蘇之舟(そのしゅう)が星辰への融資の話を持ってきます。紀星は考えます。このまま韓廷に星辰の株を多く握られたら、会社の命運を自由にされてしまう。そう判断した紀星はすぐに同科(どうか)の常河(じょうか)と契約を結びました。同科が星辰の株主に入れば、韓廷の持ち分が薄まります。今後は韓廷が一方的に星辰を動かすことはできなくなる。
紀星が即断したのは正直良かったです。この人、追い詰められるとちゃんと動ける。
ところが韓廷はすぐに動きを把握します。同科が星辰に入ってくると、困ったことになる理由がある。長姉の韓苑(かんえん)が裏で糸を引いていて、この融資の件も自分を取締役会から追い出すための罠だと韓廷は読んでいました。同科が星辰内部に入れば、韓廷は取締役会から責任を問われる。韓苑はそれを狙っている。
韓廷は午前中のうちに常河を呼び出しました。
提案の内容はこうです。自分が持っている広華(こうか)の株と、常河が保有する星辰の株20%を交換してほしい。広華の株は星辰のそれよりはるかに価値が高い。常河にとって損な取引ではありません。
常河が応じた理由は二つありました。一つは純粋に韓廷の条件が得だったから。もう一つは、常河が曾荻(そうてき)に好意を持っていて、曾荻がまだ韓廷への気持ちを残していることを知っているから。韓廷から広華の株を全部受け取らせることで、韓廷と曾荻の接点を断ち切ろうとしたのです。
常河の行動、取引の話をしているようで、実は曾荻のことを考えてる。ちょっと複雑な気持ちになりました。
夜、紀星は自分がうまく動けたと思いながら韓廷のもとへ戻ります。同科が星辰の株主になった。これで韓廷は星辰を自由にできなくなったはず。紀星はそう考えていました。
しかし韓廷の反応は静かでした。
「君は人を見る目がない」
同科が融資を持ちかけてきたのは韓苑の仕掛けだ、と韓廷はすでに見抜いていた。全部自分を狙った動きだと。さらに韓廷はこう続けます。小さい会社は市場では生き残れない。大きな組織の傘下に入って初めて先へ進める。それに星辰が今あるのは、最初に自分が投資したからじゃないか、と。
紀星が賢く動いたつもりが、全部韓廷の想定の範囲内だった。この落差がこの回で一番きつい部分です。
韓廷の言葉は一つひとつが利用で、計算で出来ていました。紀星は崩れていきます。自分が韓廷の手のひらのペット猫みたいだ、と。将棋の駒みたいだ、と。使うか捨てるかも全部韓廷次第で、自分には何も選べない。
二人は言い合いのまま別れます。
その後、星辰は正式に瀚海に合併されます。東陽集団(とうようしゅうだん)の業績は上向き、株式市場も好調。でも紀星と韓廷の間には壁ができていて、紀星は星辰のことでも韓廷とは直接話さず、瀚海の担当者とだけやりとりするようになっていきます。
星より輝く君へ 31話の感想まとめ
この話で一番頭に残っているのは、夜の言い合いで韓廷が「君は人を見る目がない」と言う場面です。
言っていることは事実なんですよね。融資の件が韓苑の罠だったというのも、韓廷がすでに手を打っていたというのも、全部本当のことだった。でも、それを好きな相手に向かって「だから俺がいないとダメなんだ」という流れで言ってくる韓廷には、素直に共感できなかった。正しいけど、冷たい。
紀星が「ペット猫みたい」と感じたのはリアルだと思います。大切にはされている。でも対等ではない。韓廷の愛情と管理が区別できないまま混ざっていて、そこが一番しんどい。
金庫の契約書を見たとき、紀星はすぐに韓廷を問い詰めませんでした。感情より先に行動を選んだ。朝のうちに融資の話を動かした。この判断の早さは紀星らしいなと思います。でもその動きが全部韓廷の想定の中に収まっていた、というのがこの回の痛いところです。
星辰が瀚海に合併されたことで、物語として一つ区切りがついた形になりました。でも紀星が「韓廷とは話さず、瀚海の担当者と話す」という距離感になっているのが、合併という結果より重く見えます。会社の問題として終わっていない。二人の間の話として残っている。
この先、紀星が韓廷との距離をどう扱っていくのか、答えが出るまで落ち着かないです。
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