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クルミットです♪
今回の10話、前半の宴会シーンはそれなりに楽しいんですが、後半から空気がずっと重くて。少商が折檻されて、お母さんに頭を下げなくて、城から追い出される形になって。見終わったあとにじわっと来る話でした。
それでは10話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 10話のあらすじ
10話の冒頭、凌不疑が黒甲衛(親衛隊)を率いて雍王府を包囲するところから始まります。「府内に賊がいると聞いた、手伝いにきた」という名目ですが、本音は肖世子に疑いをかけているから。
肖世子が怒りをこらえながら全館を調べさせる顔、見ごたえがありました。何も出なくてほっとしながら、同時に「バレた」とわかってまた焦る。この人の動きがついに表に出てきた感じがあります。
場面は変わって、万老夫人の誕生日宴です。万松柏が妻子を連れて門に立って客を迎えていますが、少し足を引きずっています。以前に負ったお尻の怪我がまだ治っていないようで。程少商も家族に連れられて祝いに来ました。男女で席が分かれて、若い女の子たちは後の花園で飲み食いして楽しんでいます。そこに後から着飾った身分の高い女の子たちが遅れてやってきます。
王姈が楼垚に退婚のことを嫌みたらしく突いてきます。楼垚がうまく返せずにいると、王姈はますます調子に乗って畳みかけてきます。
こういう人いますよね。相手が傷ついているのを見るのが目的みたいな言い方をする人。楼垚がどんどんしゅんとしていくのが見ていてつらかったです。
少商が間に入って楼垚をかばいます。裕昌郡主がなんとか場を収めようとしますが、少商はそれに乗じて「郡主は本当に礼儀正しくて立派ですね」と大声で褒めながら、隣に立っている王姈を暗に皮肉ります。王姈が怒って言い返そうとした瞬間、少商がさっと手を振り上げます。殴るわけではなく脅しですが、王姈は以前に痛い目にあった記憶が蘇って、完全に黙ってしまいます。
少商のやり方は容赦ないですが、楼垚が一方的にやられていたのは事実なので、複雑な気持ちで見ていました。
一方、屋敷の別の場所では男性陣が投壺遊びをしていて、凌不疑が袁慎たちを花見に誘います。少商は凌不疑の視線に気づいて、わざと女の子たちを窓際に誘導します。裕昌郡主が「近くで見たい!」と木橋のほうへみんなを引き連れていきますが、「通行注意」の立て札には誰も目が向きません。
万松柏が止めに走りますが間に合わず。少商がこっそり橋の支柱を外しておいたので、大勢が乗ったとたんに橋が崩れて、女の子たちが一斉に池に落ちました。裕昌郡主は号泣。万萋萋は岩陰でくっくっと笑っていて、少商だけが涼しい顔で宴会を終えました。
万松柏が全力で走ってきて間に合わなかったときの顔も含めて、ここは笑いました。計画が細かすぎる。
宴の後、万老夫人が万松柏にこの橋の仕組みを話します。「畳骨橋」という古い仕掛けで、いくつか支柱を抜くと人が乗った瞬間に崩れる構造。昔、公輸班(こうしゅはん、工匠の名人として知られる人物)が楚の国王のために作ったものだそうで、今では知る人もほとんどいないものだったとのこと。
万老夫人は少商の「有仇必報(恨みは必ず晴らす)」のやり方を認めつつも、問題点を二つ指摘します。自分が賢いと思いすぎていること、そして間違いを認めないこと。その後、程始と蕭元漪に手紙を書きます。
万老夫人が橋の仕組みをちゃんと知っていた、というのが好きでした。少商がやったとわかっていて、それでも「悪くない」と認めてくれる。ちゃんとだめ出しもしてくれる。少商を本気で見ている大人がいることに、ほっとしました。
案の定、蕭元漪は激怒します。武婢たちを集め、侍女の青苁に少商を九騅堂へ連れてくるよう命じます。程始と三叔夫婦はあらかじめ院子に隠れて、杯が割れる音を合図に助けに入る予定でした。でも少商は折檻を受けてでも蕭元漪に頭を下げません。蕭元漪が軍法に従って罰を与えることになって、見ていられなくなって背を向けます。
駆けつけた程始たちが目にしたのは、ぐったりした少商の姿でした。三叔の程止が「嫂(義姉)がまさかここまでするとは」と言葉を失うほどでした。蕭元漪は怒りのまま「それなら骅県に赴任する程止について少商を連れていけ」と言い渡します。少商は痛みをこらえながら「喜んでついていきます」と答えます。
意地だけで言っているわけじゃないと思うんですが、このときの少商の顔がきつかったです。
出発の日、見送りに集まった人たちの前に蕭元漪の姿はありません。少商は何気ない顔をしていますが、馬車に乗るまで府の中に目をやっています。蕭元漪は来なかった。
でも実は、蕭元漪は少し離れたところから全部見ていました。娘に気づかれない距離から、見送っていた。そして配下の武婢たちを少商の護衛に付けます。この都の中は一歩間違えば命取り、と蕭元漪は知っているから。馬車が動き出して、程家の護衛たちがあとに続いて、一行は城の外へと向かっていきました。
星漢燦爛 10話の感想まとめ
一番来たのは、見送りのシーンです。
少商が馬車に乗る直前まで母の姿を探しているのに、蕭元漪は現れない。少商には蕭元漪の姿が見えていないけど、蕭元漪には少商の目が見えている。これが切なかったです。
蕭元漪が少商を折檻したのが「危ないから城の外に出す」という判断からだとしたら、万老夫人の手紙はちょうど良い口実になったのかも。それが正しいかどうかより、蕭元漪がどれだけ追い詰められていたかのほうが気になりました。
軍法って実の娘に使うものなんですか?というのが正直ずっと引っかかっています。蕭元漪こわい、という感想が先に来てしまいます。
でも蕭元漪も、背を向けながら少商の声を聞いていたわけで。あれは本当につらかったと思います。
宴会で橋が崩れて女の子たちが全員池に落ちるシーンは、前半の山場でした。裕昌郡主が号泣する横で万萋萋が岩陰でひっそり笑っていて、少商だけが涼しい顔で立っている。この三者の並び方がおもしろかったです。
蕭元漪が遠くから見送っていたこと、護衛を付けていたこと、少商には何も伝わらないまま馬車が走り出します。あの距離から娘を見ていた蕭元漪の顔が、10話では一番頭に残りました。
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