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今回は『後宮の涙 第38話』をご紹介します。高湛との絆を強めつつある陸貞ですが、またしても王尚儀をめぐる事件が発生し、宮廷内は騒然となる展開に……。いったい誰が仕掛けた陰謀なのか、陸貞がどのように行動していくのか見逃せませんよ。
それでは第38話を一緒に見ていきましょう!
後宮の涙 第38話のあらすじ
修文殿で負傷していた高湛(こうたん)がようやく回復し、陸貞(ルチン)と再会を果たします。高湛は、「この先どんなことがあっても、君一人だけを愛していく」と約束し、陸貞も安堵の表情を浮かべます。
二人が固く抱き合うシーンは、とてもロマンチックで胸がいっぱいになります
同じ頃、沈嘉彦(しん・かげん)は陸貞との思い出を振り返りながら苦い表情を浮かべています。一方で皇上(こうじょう)は「結局、この世で他の女性と夫を分かち合いたい女性などいない」と思い至り、含光殿へ向かい萧唤云(しょうかんうん)に再び寄り添おうと行動を起こします。唤云は琴を弾き、皇上は笛を吹きながら近づくその光景は、かつての二人の思い出を思い出させるものでもありました。
そんな中、沈碧(しん・へき)は娄青蔷(ろうせいじょう)に「沈嘉敏は全部王尚儀のせいだと主張しているし、結局、陸貞への攻撃にはならなかった」と報告。娄青蔷は苛立ちを隠せず、今度は王尚儀を狙った計略を進めようと企てます。
周囲の人々が翻弄されるなか、いったい誰が得をするのか—後宮の闇が深まります
その矢先、夜宴にて王尚儀が酒を飲んだ直後、激しい腹痛を訴えて倒れてしまい、太医は「とても危険な状態だ」と診断。娄青蔷は「王尚儀が死んだら陸貞を捕らえる好機」とばかりに目論みますが、実はこれが“偽装”だったと判明。王尚儀はただの生理痛であり、しばらくしたら起き上がってしまうのです。
思わぬ展開で娄青蔷が逆に面食らうシーンはスカッとします
結果として、陸貞は「毒を盛れ」と手渡された薬を夜宴でこっそり捨てていたため、王尚儀が“本当に”死ぬことにはならず、娄青蔷の計画は失敗に。怒った娄青蔷は陸貞を平手打ちしながら「私はいつか必ずあなたを追い落とす」と恨みを募らせ、高湛は「陸貞を守る」と改めて誓うのでした。
太后は今回の騒動に「まったく、娄青蔷は無能だ」と大激怒し、彼女を西佛堂へ送って反省させる処分を決定。そして陸貞は皇上に「各地の民窯を集めて国で瓷器を焼けばいいのでは」と提案。これは大きな節約策にもなると好感触を得ますが、「いい瓷器を作るには相応の石が必要だ」との課題も残され、陸貞は「似た性質の石を探すしかない」と積極的に動き出します。
そうした中、沈嘉彦はついに随州一件の真相を掴み、背後にいるのが娄健(ろうけん)であると皇上に報告。さらに、先皇の崩御時にも娄健の子・娄研(ろうえん)が高湛を殺そうとしていたという事実が出てきたことで、皇上は激しく憤慨します。ところが、娄健は「すべて太后の指示だ」と叫び出し、太后は「皇上がついに私の兄に手を出すなんて!」と逆上。
ついに皇上と太后の対決が表面化し、非常に危険な情勢になってきました
皇上は「高湛を守るためなら、自分は母をも切り捨てる」と言わんばかりに「太后は西佛堂で静かに暮らしてほしい」と厳命。母が悔しげに訴えても、「ここで高湛を殺そうとするなら、俺はもう不孝を貫くしかない」と言い放ち、娄健とその子を処刑するよう指示を出します。
血縁よりも正義を取った皇上に拍手したい反面、母子の対立という深い悲しみを感じます
後宮の涙 第38話の感想まとめ
この回の見どころは、何といっても夜宴での王尚儀“腹痛”一件。死ぬかと思わせながら実はただの生理痛…というオチに、娄青蔷が逆に恥をかく流れが痛快でした。陸貞が毒を使わずに捨てていたため、大事に至らなかったのも大きいですね。
「これで陸貞はまたひとつ、後宮を生き抜く経験を積んだな」と感じてしまいます
同時に、娄健を巡る陰謀がついに露呈し、皇上が太后に反旗を翻したシーンは壮絶でした。「母上を切り捨てるのか?」という葛藤が痛ましいですが、高湛を守るためならやむなしという皇上の決断は、とてもドラマチックです。
とはいえ、太后が大人しく退くとも思えず、まだまだ波乱が続きそう。陸貞と高湛がこれからどう道を切り開いていくのか、萧唤云や沈嘉敏はどう動くのか——次回も見逃せない展開が待ち受けているはずです。
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