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クルミットです♪
18話は、花嫁修業の授業コメディと、謀反・拷問という重い場面が交互にやってくる回でした。でも最後の楼家の宴で、凌不疑が何をしていったかを知ったとき、しばらく気持ちが落ち着きませんでした。
それでは18話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 18話のあらすじ
楼家から戻る馬車の中。蕭元漪は「あれだけ見せられたら、もう婚約を断りたいって言い出すと思った」という顔をしていました。でも少商はそうじゃなかった。
「皇室だって親族同士でいがみ合っている。楼家だけが特別おかしいわけじゃない。それにお母さんだって、大変な状況で義無反顧(迷わず)嫁いできたでしょう」と返します。
諦めでも、無理やり前向きでもなくて、本当にちゃんと覚悟してるんですよね、この子。
蕭元漪は「良い家柄で人品の良い婿なら才気はいらない」と言います。でも少商には不満でした。才気のない夫では楼家の中で埋もれる。楼垚が地方官として外に出るのを待って、一緒に生きていく。そういう計画をもう持っていました。
母の反論も鋭くて、楼垚の兄・楼犇は文武ともに優れているのに官職を得られていない。これは皇帝が名家の子弟と寒門出身者のバランスを保つために「同じ家から複数人を官職に就けない」という規則を設けているから。そのため大夫人(嫡妻)は自分の息子のために二房(妾の子の家系)を抑え込もうとするはず、と言うのです。
この制度の話、地味に気になりました。楼家の内輪もめがどこかで火を噴きそうな気がして。
夜、王延姫は夫に今日のことを話します。「少商が楼垚に嫁いだら二房の助けになる」という見立てで。一方、楼犇はすでに雍王(ようおう)謀反の情報をつかんでいて、朝廷で人材が必要とされる時期が近いと読んでいました。
同じ夜、凌不疑は夜間の検問中に程家の馬車と行き合い、少商と蕭元漪を送り届けます。蕭元漪はすぐに凌不疑が少商を気にしているのを見抜いて、「近々、楼垚との定婚の宴を開くので来てください」とわざと誘います。凌不疑は穏やかに断りました。
翌日から少商の花嫁修業が始まります。蕭元漪が呼んだのは、なぜか袁慎という男性の先生でした。程頌が「学識が深いから」とフォローしますが、少商には謎です。
それでも授業に万萋萋(ばんせいせい)も来ることになります。少商の家族の一人が「萋萋を呼べば少商が下から二番目になれる」と言い出したから。万萋萋は豪華な持ち物を並べてしっかり席をセッティングしてやってきました。相変わらずです。
袁慎が語り始めたのは「夫婦の愛はいつか消える」という話でした。長門宮(ちょうもんきゅう)の詩を引いて、有情の人間は長続きしない、と言い切ります。少商はすかさず反論して、二人はまたも一言一言やり合いになります。
袁慎と少商って毎回こうなりますよね。嫌いじゃないけどほっとけない、みたいな関係に見えます。
蕭元漪が外から聞いていて、袁慎が少商の名(程姎)を避けるように答えているのを不審に思います。でも父の程始は「少商はちゃんとやっている」と満足げで、それが蕭元漪をなぜか怒らせてつかつかと立ち去るというオチがついていました。
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都の外では、重いことが起きていました。
雍王父子が婚礼の宴を利用して何将軍の親族を人質にとり、謀反に加担させようとします。何将軍は断固として拒否し、死を覚悟で雍王を蜀の地に足止めします。
肖世子(しょうせいし)は何昭君(かしょうくん)の居場所を探るために乳母を拷問しました。乳母は何も話さないまま、死んでいきました。
乳母のこの場面、きつかった。
何昭君は弟と密室に隠れて、声を出さずに耐えていました。それだけしか書いていないのに、重かったです。
都に軍報が届いて朝廷が揺れます。三皇子は即時出兵を主張、太子側は詔安(まず説得)を主張。楼太傅は太子の意見に賛成します。
そこへ凌不疑が自ら名乗り出ます。「冯翊郡(ほうよくぐん)へ出兵します」と申し出て、何将軍の戦死も文帝に報告。文帝は動揺しながら出兵を認めますが、凌不疑に危険を冒させたくなくて老将軍を代わりに出そうとします。凌不疑は「この地をよく知る知人がいる」と粘って、自ら出兵を承ります。
楼太傅が「そうなると楼垚の定婚の宴に出られませんね」と言うと、凌不疑は「その友人は楼家にいますから、喜び酒は飲めます」と返しました。
散朝のあと、文帝が凌不疑を引き留めます。「霍家の兄妹に顔向けできないから傷ついてほしくない」と言う文帝に、凌不疑は「軍械案(ぐんかいあん)のころからずっと雍王を追ってきた。始まりが自分なら終わりも自分でつける」と答えます。
文帝は凌不疑が少商への気持ちを押し殺しているのを知っていて、腹立ちまぎれに大きな贈り物を渡します。
凌不疑はその機に乗じて、少商のために皇帝から勅旨(ちょくし、皇帝の命令書)を取り付けました。
程家に恩典を与えながら楼家の面子も保てる形で。でも凌不疑が一番気にしていたのは、少商が大勢の前でちゃんと立場を保てて、これから先誰にも侮られないようにすること、でした。
戦地に行く前日に、黙ってそれをやっていったという話です。
翌日の楼家の宴。大夫人は少商に一発かましてやろうと構えていました。ほかの女性たちも冷たい目を向けてきます。でも少商はそれをひとつひとつさばいていきます。
そこへ凌不疑が勅旨を持って現れます。
読み上げられたのは、程少商を称える言葉でした。文武の才から勤勉さ、賢淑さまで、大仰なほどの褒め言葉が、楼家の全員の前に響きます。少商本人まで顔が赤くなりました。
宣旨が終わり、少商が立ち上がろうとした瞬間、裾を踏んでよろけます。凌不疑の手が、すっと伸びました。
その一瞬で、その場の全員が何かを悟ります。程始夫婦は目を合わせ、女性たちは口をつぐんで羨む顔をします。万萋萋だけが必死に笑いをこらえていました。
星漢燦爛 18話の感想まとめ
一番強く残ったのは、勅旨のくだりです。
凌不疑は、自分がいなくなったあとも少商が楼家でちゃんとやっていけるように、まず地盤を整えてから行こうとした。「好き」という言葉を使わずに、全部行動に変えていった。
よろけた少商を支えた手のことも、もちろんです。あの一瞬で場の全員が察して、表情がバラバラになる場面が好きです。大夫人のその後の顔、少し気持ちよかった。
何昭君のシーンは、別の意味でずっと頭に残ります。乳母が死んでいく声を聞きながら声を出せなかった少女のこと、簡単に忘れられなさそうです。
凌不疑が「始まりが自分だから終わりも自分でつける」と言い切ったとき、顔が穏やかなぶんだけ、何か削れていくものがある気がして、後からじわじわきました。
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