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クルミットです♪
第3話は、愛蓮がついに「羅家」の敷地に踏み込む話です。しかも自分が死んだことになっている状態で。
死んだはずの娘が、別人の顔をして、かつて自分を育てた家の祠堂に立つ。父の位牌の前で手を合わせる。その重さ、ちょっと想像するだけで胸が詰まります。でも愛蓮は泣かなかった。
それでは3話を一緒に見ていきましょう!
荊棘の花 3話のあらすじ
愛蓮の侍女だった彬児(ビンアル)が行方不明になっています。羅季舟(ラ・キシュウ)と周姨娘(シュウ・イニャン)は焦っています。彬児は火事の夜、愛蓮に何が起きたかを知っている存在だからです。
一方、官府の徐程風(ジョ・ていふう)も愛蓮の死に疑念を抱いていました。徐程風は生前の愛蓮に信号弾を渡していたのです。あの信号弾は炎の中でも燃え上がるはずのもの。しかし火事の場で信号弾は使われなかった。彼は、それが意図的に壊されたと考えています。
信号弾の話、地味だけど重要な伏線ですよね。「危険な目に遭ったときのために」と渡していたものが機能しなかった、その意味がじわじわ後に効いてくる気がします。
検視役(仵作)からは「遺体の身長が愛蓮より少し低い」という報告も入ります。徐程風の疑惑はますます深まりますが、彬児が見つからない以上、動かせる証拠もない。もどかしい状況です。
羅雪児のもとを訪ねた徐程風は、祠堂で見つかったという組紐の手がかりについて聞こうとしますが、雪児は口を割りませんでした。実は周姨娘が先回りして組紐を燃やし、「黙っていろ」と強く釘を刺していたのです。
子どもを脅して証拠隠滅。周姨娘、本当に容赦ないです。
雪児が答えられない顔をしているのを見て、徐程風はどこまで気づいていたんだろうと気になりました。
場面は変わって、医庐(診療所)での話。愛蓮が沈自山(シン・ジサン)とともに刺客に襲われます。二人は太刀打ちできず捕まってしまいます。刺客たちは愛蓮の体の火傷に気づき、「沈家の娘のはずなのに、この傷は何だ」と疑い始めます。
沈自山が傷つけられるのを見て、愛蓮はとっさに本当の名を明かします。「私は羅愛蓮です」と。
でもこれ、全部沈自山の仕込みでした。
愛蓮を試すための芝居だったのです。あなたは本当に覚悟があるか。危機に直面したとき、どう動くか。
試練の演出としては理解できるんですが、「傷つけられる」ところまで本物にしてしまうのは、さすがにちょっと怖い師匠だと思いました。
その後、沈自山は愛蓮に言います。「たとえ私が今日ここで死んでも、あなたは沈丹青(シン・タンセイ)であって、羅愛蓮ではない」と。そして、心が軟らかいから今まで騙され続けてきたのだとも。復讐を諦めろとも言われます。沈家に迷惑がかかる、と。
愛蓮はそれを聞いても、復讐を諦めないと決めます。父のこと、彬児のこと。忘れることなんてできない。
布庄(布地屋)での動きも、この回の見どころです。火事の夜に自分を襲った刺客が着ていた衣の布地を手がかりに、愛蓮は布庄に向かいます。台帳を調べると、あの布地「雪片紗(ゆきびらソ)」を購入していたのは羅霜霜(ラ・ソウソウ)だとわかります。
羅霜霜の名前が出た瞬間、愛蓮の顔が変わったのが伝わってきて、なんとも言えない気持ちになりました。
それだけではありません。布地に沈香粉(じんこうふん・お香の一種)がついていることにも気づきます。愛蓮の父が亡くなった事件と、自分を火事に追い込んだ事件。その犯人は同一人物かもしれない、ということです。
布庄から戻る途中、愛蓮は思いがけず徐程風が自分の墓前で手を合わせているのを目にします。「あなたの無実を証明できなかった」と、心の中で詫びているのが伝わってくる場面。愛蓮は遠くから、静かにそれを見ていました。
長い武術の特訓を経て、愛蓮はようやく沈自山に認められます。沈丹青の佩剣を手渡されて、いよいよ愛蓮は動き出します。
羅家では曾大人(そうたいじん)の誕生日に向けて祝い酒を運ぶ予定があります。愛蓮はその輸送を請け負う名目で羅家に乗り込むことを決めます。沈丹青の身分で。
羅霜霜が「沈家なんて」と嘲るのを聞きながら、愛蓮は顔色ひとつ変えず、酒麹の値段を吊り上げます。周姨娘たちは不満そうでしたが、麹が傷んでは困るため、結局は受け入れます。
そして愛蓮は、羅家の祠堂に入りたいと申し出ます。「幼い頃に父・羅季達(ラ・キタツ)から恩を受けた」と理由をつけて。羅季舟は嫌な顔をしながらも、外聞のために断れませんでした。
愛蓮は沈丹青として、父の位牌の前に立ちます。
このシーン、胸にきました。「あなたの娘がここに来ましたよ」と言いたいのに、他人の名前でしか来られない。その切なさを、愛蓮は顔に出さなかった。
祠堂では周姨娘と羅季舟を、それとなく霊的な言葉でじわじわと揺さぶります。怯えさせて、内側から崩していく作戦です。そこへ、運んでいた酒麹に問題が発生したと知らせが入って、この回は終わります。
荊棘の花 3話の感想まとめ
一番心に残ったのは、父の祠堂で手を合わせる愛蓮の場面でした。
他人の名前で、他人として、でも確かに娘として、父の前に立つ。その矛盾を全部飲み込んで立っていた愛蓮が、きつかったです。泣かせる演出とかじゃなくて、ただそこに立っているだけなのに。
沈自山の「試練」については、正直まだ少し引っかかっています。あそこまでやる必要あったのかな、とは思います。でも彼なりに、愛蓮が中途半端な覚悟で動いて沈家を巻き込まないか心配だったのだろうと思うと、無下には言えない。
「お前は沈丹青であって羅愛蓮ではない」という言葉、冷たく聞こえるけど、あれが愛蓮を守るための言葉でもあるんですよね。
布庄での沈香粉の発見は、父の死と自分への刺客が繋がってくる展開で、物語がぐっと動いた感じがしました。羅霜霜が雪片紗を買っていたというのも、あの子が単に意地悪なだけじゃなく、もっと深いところに関わっているんじゃないかという気がしてきます。
羅家に乗り込んで、羅霜霜の嫌みを正面から聞きながら、値段を吊り上げて黙らせる愛蓮、ちょっと気持ちよかったです。完全に地獄に落とすのは後回しで、今は静かに追い詰めていく作戦なんですね。
祠堂で周姨娘と羅季舟を霊の言葉でじわじわ怯えさせていく愛蓮を見て、あの二人がびくびくしている顔に、少しすっとしました。
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