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今回は『後宮の涙 第25話』をお届けします。前回、毒の疑いから解放された陸貞(ルチン)は晴れて司宝司に復帰しましたが、周囲の思惑はまだまだ交錯中。そんななか、高湛(こうたん)との関係にあたたかな変化の兆しが見え始めるエピソードです。それでは第25話を一緒に見ていきましょう!
後宮の涙 第25話のあらすじ
陸貞と高湛、心の距離が急接近
迎春宴で起きた毒騒動が収束し、陸貞は皇上(こうじょう)の前で「沈嘉敏(しん・かびん)には悪意があったわけではない」と取りなします。これに対して皇上は、陸貞が自らの立場を守るため沈嘉敏を糾弾しなかったことを「女諸葛」と称えて称賛。さらに、陸貞が痛めた足を心配して自らの輿で送ろうとしますが、そこに現れたのが長広王・高湛(こうたん)。
彼女が足を引きずっている様子を見た高湛は、思わず抱き上げて運ぼうとし、周囲から“何事か?”と注目されるほど堂々と行動。恥ずかしがる陸貞に「お前は俺の女だ」と告げ、照れる彼女をからかうかのように笑みを浮かべます。
ついに公衆の面前でお姫様抱っこ…思わず胸がきゅんとする展開ですね
怒る陸貞に対し、高湛は「俺は二度とお前を危険な目にあわせない」と誓い、彼女の額にそっと口づけ。淡々と自分の気持ちを打ち明ける姿に、陸貞も少しずつ心を開きはじめるようです。
高湛の未来への決断
その後、高湛は忠叔(ちゅうしゅく)に対し「皇上を信じられるかもしれない」と心境の変化を語ります。かつては母・郁皇后(いくこうごう)の仇である娄家を倒すために復讐心を燃やしていたものの、最近は「もし大哥(皇上)がいい政を行うならば、俺は皇位にこだわらない」とまで話すのでした。忠叔は「先皇があなたを正式に次代の皇位継承者と認めたのだ」と重ねて説得しますが、高湛の意志は揺るがず、「母の仇は必ず討つが、権力に執着はしない」と断言します。
母親の遺志を胸に秘めつつも、愛する女性と平穏に暮らしたいという高湛の本音が切ない
陸貞、司衣司への異動を求める
その頃、沈嘉敏は大きな顔をしているものの、陸貞は彼女を直接的には罰しません。というのも、沈嘉敏は長公主が連れてきた存在であり、これ以上騒ぎを大きくすれば長公主の面目を潰すことになるからです。さらに、王尚儀(おうしょうぎ)や娄尚侍(ろうしょうじ)が絡む可能性もあり、下手にことを荒立てたくないという思惑があります。
また、陸貞は自分の目的(父の仇を探ること、正式な女官として地位を高めること)を果たすために「司衣司(しいし)へ異動したい」と申し出ます。ここで娄尚侍に“人情”を使い、なんとか転属を叶えようという狙いがあるのです。
都美児を救い出し、沈碧との再会
いっぽう、暗牢で出会った都美児(とみじ)の約束を果たすため、陸貞は司正(しせい)に掛け合って彼女を釈放することに成功。再び舞を披露することは難しいかもしれないが、せめて外の世界で自由に生きてほしいと、銀子を渡して送り出します。都美児は深く感謝し、「いつかあなたの恩を返したい」と言い残して宮を去りました。
暗牢での友情が実を結んだシーンは、とても心温まります
晴れて司衣司に異動した陸貞ですが、そこにはかつて因縁のあった沈碧(しん・へき)の姿が。彼女は一見、以前の嫌味さを失い、別人のように「これからは一緒に頑張りましょう」と親切な素振りを見せています。丹娘(たんじょう)は警戒しているものの、陸貞も「人は変わることがあるかもしれない」と考え、ひとまずは様子を見ることに。
しかし、高湛は「沈碧は陸貞が牢に入っている間、あちこちで金を使って暗躍していた」と怪しんでおり、陸貞はまだ完全には信用できません。そこで玲瓏(れいろう)らの力を借り、沈碧の行動をさり気なく監視するよう頼むのです。
沈碧が本当に改心したのか、それとも裏があるのか…気になるところですね
後宮の涙 第25話の感想まとめ
今回ついに陸貞と高湛が“恋人同士”のような穏やかなやりとりを取り戻しました。周囲の視線を気にしない高湛の大胆な行動は胸キュン必至で、一方の陸貞も照れながらも拒絶はしない様子に、二人の関係が急に近づいたと感じます。
思い切り抱きしめて「お前は俺の女だ」と宣言する高湛の男前っぷりに惚れ直しました
また、都美児の救出や沈嘉敏の扱いなど、陸貞の思いやりと機転が光った回でもありました。さらに転属先の司衣司では沈碧が再登場するなど、新たなドラマの伏線も盛りだくさん。沈碧が陸貞に対して急に友好的に振る舞うのはなぜか、そして“真意”は何なのか──次回への期待が高まります。
高湛の「皇位なんかいらないかもしれない」という決意が今後どう動くのか、太后や娄尚侍の反応なども合わせて注目していきたいですね。それでは、次回も一緒に楽しんでいきましょう!
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