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今回は、いよいよ始まりました中国ドラマ『浮図縁(ふとえん)』第1話のあらすじと感想をまとめてみました。宮廷ドラマ好きの私としては、初回から目が離せませんでした!重厚な時代背景と、切ない運命に翻弄される女性たちの姿がとても印象的なスタートでした。
それでは第1話を一緒に見ていきましょう!
浮図縁 第1話のあらすじ
物語の舞台は大邺王朝。突然の皇帝崩御から幕を開けます。
この時代の風習として、皇帝が亡くなると妃や侍女たちは“朝天女(ちょうてんじょ)”として一緒に殉葬される運命に…。
最初から本当に重たい空気で始まって、一気に引き込まれました。
新しい皇帝となるはずの太子・栄王はまだ幼く、朝廷も後宮もそれぞれの思惑が渦巻きます。なかでも宦官のショウタク(肖铎)は大きな権力を握っていて、みんなが彼を恐れています。
ある日、大殿でショウタクが足元に水をかけられる事件が。小さな下僕が必死に謝りますが、ショウタクはその子を無言で連れ去らせます。
このシーン、ショウタクの威圧感がものすごくて…見ているだけでドキドキしてしまいました。
一方、女官のブインロウ(歩音楼)は、殉葬(王侯貴族などが死んだ時に、その従者や妃妾などを同時に埋葬することです。)させられると知って大混乱。でも彼女は涙ひとつ見せず、どこか覚悟したような表情で運命を受け入れます。
彼女の侍女・トウウン(彤云)はブインロウのために必死でお金を工面しようと奔走しますが、どうしても状況を変えることはできません。周囲の女性たちも皆、必死で賄賂を渡して助かろうとしますが、結局多くの女性たちが朝天女として集められてしまいます。
この辺り、本当に女性たちが可哀想で胸が痛くなりました…
内閣の重鎮シュウ・ショウドク(周承德)は、ショウタクに激しく反発。しかしショウタクは彼の不正を暴き、堂々と反論。
こういう権力争いのシーンは宮廷ドラマならではで、すごく見応えがあります!
さらに、フクオウ(福王)ことムヨウ・コウコン(慕容高巩)は一見頼りなさそうな王ですが、実はブインロウを救うためにショウタクと接触していました。表向きは「灯篭職人」っぽいイメージですが、腹の中では色々と計算している様子。
こういう裏があるキャラクター、大好きです!
宮中では、ブインロウと仲間のリー・ヘイジョ(李萍如)が一計を案じ、病気のふりをして殉葬から逃れようとします。しかし結局、二人とも皇陵へ送られることに…。
そこへ現れたのは、ブインロウの母。心配しているように見せかけて、結局は「大局を考えなさい」と突き放します。この一言で、ブインロウはますます運命を受け入れるしかなくなります。
親子の愛情よりも、家の名誉や権力が優先される世界なんだと改めて感じさせられました。
そして、いよいよ浮屠塔(ふととう)へ…。この塔に入ってしまったら、もう生きて帰ることはできないという、恐ろしい運命が待っています。ブインロウは最後に侍女のトウウンへ思いを託し、無念のまま塔の扉が閉まるのを見つめるしかありませんでした。
浮図縁 第1話の感想まとめ
第1話を見終わって、まず最初に感じたのはこのドラマは想像以上に重厚で、感情を揺さぶられるシーンが多いということです。殉葬という非情な運命に立ち向かう女性たちの姿に、胸が苦しくなりました。
中でも、ブインロウの強さと切なさ、そして母親の冷たい言葉が印象的。私は親子のやりとりのシーンで思わず泣きそうになりました…。
ショウタクやフクオウなど、男性陣も個性的で、今後の権力争いがどうなっていくのか目が離せません!
次回はブインロウや仲間たちがどんな運命をたどるのか、そしてショウタクの企みがどう展開していくのか、とても楽しみです!
注釈
・「浮屠塔(ふととう)」=中国の伝統的な塔。ここでは“生きては出られない”象徴的な場所です。
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