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クルミットです♪
27話は、紅豆が北京に戻ってから久々に之遥に電話をかけるまでの話です。
離れていても気持ちはお互いの方を向いているんだけど、最初の一歩が踏み出せない。そのもどかしさをじんわり描いた回でした。あと途中で小琴が「之遥と結婚する」と言い出して、之遥が魚の骨を喉に詰まらせるという場面があって、そこだけ空気が全然違いました。
それでは27話を一緒に見ていきましょう!
風の吹く場所へ 27話のあらすじ
雲南を去る前に、紅豆は親友・南星のお墓を訪ねました。
墓石の前に座って、雲南で撮った写真を一枚ずつ見せながら話しかける紅豆。「ここではこんなことがあって」「あの日のあの場所で」——まるで南星が一緒にいるみたいに、ゆっくり語りかけていきます。
二人で旅していたら、こういうふうに話してたんだろうな。静かな場面だけど、それがかえって切なかったです。
その頃、雲苗村の之遥は別人みたいになっていました。
紅豆が去ってから、近所のもめごとを仲裁する場面でもイライラが隠せない。以前の穏やかで恥ずかしがり屋な之遥が消えてしまって、みんなが戸惑っています。
北京の実家に帰った紅豆を、両親がジャージャー麺を作って出迎えてくれました。
雲南の暮らしや南星の家族のこと、話は尽きない食卓。でも夜中にスマホを見ながら、一人でぼんやりしてしまう紅豆。之遥に連絡したいけど、最初のメッセージが送れない。向こうも同じ気持ちだとわかってる気がするのに、指が止まってしまう。
そういう感覚、なんかわかります。
食事の席では小琴が之遥に愚痴をこぼしていました。
彼氏に誕生日サプライズをしようとしたのに、本人がさっさと帰宅してきて台無し。冠軍が慰めようとするたびに曲解されて、之遥はだんだんうんざりしてきた。
「別れたらいい。恋愛より仕事に集中しろ」
そう言ったら、小琴が「仕事もないんですけど」と泣き崩れた。そのままなぜか「之遥と結婚する」と言い出した小琴に、之遥はその場で固まり、魚の骨を喉に詰まらせました。
小琴のセリフの流れはわからなくもないですが、プロポーズにはならないと思う。之遥が一番びっくりしてたはずです。
二人に連れられて診所で骨を取ってもらった之遥。その後、写真を撮ってSNSに上げてみました。紅豆が見てくれたら返信くれるかなと思って。
でも翌朝まで、いいねも返信もなし。
それが地味につらい。そういうこと、ありますよね。
謝おばあちゃんが「北京に会いに行っておいで」と、長年貯めてきた通帳を差し出した場面は、見ていて胸がいっぱいになりました。
之遥がその数字を見て複雑な顔になるの、当然だと思います。おばあちゃんが全部わかった上で出してくれた通帳だから。
紅豆は両親との会話の中で、自然と之遥の話をしていました。
「30過ぎてなんで彼女がいないの?」と不思議がる両親が、そのうち「もしかして何か体に問題が?」とまで言い出す始末。紅豆は笑ってごまかしていたようです。
そこへ、北京から桃が届きました。
紅豆が郵便で送ってくれた桃。それが届いた瞬間から、之遥の顔が変わった。村中の人に桃を持ってもらって写真を撮って、紅豆に送る。村のおばさんたちには「もう吹っ切れたのね」と盛大に誤解されていました。
桃ひとつでこんなに変わるのか——でも紅豆から送られてきたものだから、ということなんですよね。
胡有魚と白蔓君もいい感じになってきていて、周りから見ても雰囲気が出てきています。
可欣(紅豆のいとこ)が遊びに来て、紅豆が準備していたトラの刺繍の靴を見て涙をこぼす場面も。おばあちゃんのことを思い出したようです。
紅豆の母は、娘が会社を辞めていたことをとっくに知っていました。それでも「本人が楽しければいい」と気にしない。このお母さん、なんかいいな。
その夜、紅豆から之遥に電話がかかってきました。
久しぶりに聞く声に、二人ともほっとした感じが伝わってきます。紅豆は引っ越しの話や午後に返信できなかった理由を説明して、之遥は書屋のチームが雲苗村を訪れる話や民宿の件を話す。悩みは多いけど、電話の向こうに紅豆がいるだけで落ち着いてくる。青い空と馬のいなないた雲南の風景——あの日々に戻ったみたいな感覚が、之遥の中に戻ってきたようです。
風の吹く場所へ 27話の感想まとめ
一番引っかかったのは、之遥がSNSに写真を上げて朝まで反応を待っていた場面でした。
「いいねしてくれたら」くらいの気持ちで上げてみた写真。それが翌朝まで無反応だったという、ただそれだけのことなんですが、地味に痛かったです。大げさに落ち込んでいるわけでもなく、少し残念そうにしているだけの之遥が、かえってリアルでした。
小琴のプロポーズは笑いました。
自分でも何を言っているんだという流れで出てきたやつだと思いますが、魚の骨まで刺さってしまった之遥はかわいそうでした。冠軍が何もできないまま横にいたのも含めて、この回のちょっとした息抜きになった場面でした。
謝おばあちゃんの通帳はしんみりしました。
長年の貯金を孫のためにそっと出す。それだけのことなんですが、おばあちゃんが紅豆と之遥のことをどう見ていたかが、全部その一冊に入っている気がして。之遥がしばらく通帳を見つめたままでいたのは、そういうことだと思います。
紅豆からの桃が届いた後の之遥の変わりようは、単純にかわいかった。
桃ひとつで村ごと明るくなるのは、まあ之遥が之遥すぎる。おばさんたちに「吹っ切れた」と誤解されながらも本人はずっと紅豆のことを考えているという、そのすれ違いもにやっとしました。
最後の電話は、長いセリフじゃなくてよかったです。
それぞれの近況を話すだけの会話だったけど、それで十分だった。連絡するきっかけをつかむまであんなに時間がかかった二人が、一度つながったらいつもみたいに話せた。之遥の顔に笑みが戻った、その一場面で十分でした。
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