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「風起花抄」第34話は、龍袍(皇帝の礼服)刺繍バトルがついに決着…かと思いきや、卓錦娘の陰謀が暴走、リュウリ(庫狄琉璃)は監禁・冤罪・暴力にさらされる波乱の展開!一方、李明と楊妃の王位簒奪計画も動き始め、宮廷全体がクライマックスへ――見逃せない1話でした。
それでは第34話を一緒に見ていきましょう!
風起花抄 第34話のあらすじ
密室に閉じ込められたリュウリは、卓錦娘(タク・キンジョウ)の要求で龍袍刺繍を続けますが、機転をきかせて磷粉(リンフン/刺繍用の光沢粉)をたっぷりと振りかけ、「灯りを持ってきて」と言い訳。そのまま卓錦娘が龍袍を火にかざすと、磷粉が引火し龍袍は燃え尽きてしまいます。
「本物の誇りを売らない」リュウリの強さに胸を打たれました。
しかし、卓錦娘は抜け目なく、事前に“リュウリの針法を完コピした偽物の龍袍”を用意しており、密かにすり替え。しかも邓七娘(トウ・チチョウ)や阿碧(アビ)の動きを警戒し、リュウリの密室救出作戦も阻止。卓錦娘は「私こそ天下第一針」と高らかに宣言し、金針の栄誉を手に入れます。
リュウリはショックのあまり高熱を出し、寝込んでしまいます。
その裏で、李明(リ・メイ)は潘内侍(ハンナイジ)に李世民(リ・セイミン)の毒殺を命令。「全て李治(リ・チ)に罪をなすりつけろ」と脅しをかけますが、潘内侍は怖じ気づきながらも承諾。
勝者となった卓錦娘は祝賀の祭針儀式を主催、太妃たちや刺繍娘たちの前で金針継承を宣言。阿碧を新たな弟子に指名し、リュウリに「土下座して謝罪しろ」と強要しますが、リュウリは絶対に屈しません。
正義より“面子と権力”が優先される宮廷…悔しさと理不尽さが胸に迫ります。
卓錦娘は怒りに任せてリュウリに鞭打ちの刑を言い渡し、リュウリはボロボロになりながらも最後まで頭を下げず、太妃たちや林尚服も困惑。邓七娘は涙ながらに止めますが、卓錦娘は止まらず、リュウリは血を吐くほど打たれます。
その頃、李世民は回復の兆しを見せていましたが、王宮は依然として権力争いの渦中。李治は父の見舞いで忙殺され、裴行俭(ペイ・コウケン)は外でリュウリの消息を気にして待ち続けます。
ようやく尚服局に駆けつけた裴行俭は、林尚服の機転もあってリュウリを連れ出し、不禄院で手当て。孫徳成(ソン・トクセイ)や邓七娘も懸命に支えますが、リュウリの心の傷は深く、裴行俭が差し出した薬も拒み、深く落ち込んでしまいます。
風起花抄 第34話の感想まとめ
第34話は、「誇り」と「陰謀」がせめぎ合う、心をえぐる展開でした。
リュウリの「刺繍に命を懸けた誇り」、卓錦娘の「勝つためには手段を選ばぬ執念」、太妃や林尚服の戸惑い、邓七娘の友情…すべてがドラマの奥行きを生み出していました。
伝統工芸の世界で“正義が負ける”展開は苦しいけれど、「負けても本物の誇りは失わない」というリュウリの姿勢は心に残ります。
また、李明の毒殺・王位簒奪計画がどう動くのか、次回以降もクライマックスへ一直線!
※補足:磷粉(リンフン)や密室監禁、すり替えドラマは中国の“職人ドラマ”王道ですが、現代日本のスポ根・青春漫画にも通じる熱さがあります。
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