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クルミットです♪
3話、大理の空気がもう少し濃くなってきた回です。宿の住人たちの顔がそろって、許紅豆がここに慣れはじめている。大きな事件は何も起きないのに、なんとなくずっと見ていられる。このドラマのそういうところが好きです。
それでは3話を一緒に見ていきましょう!
風の吹く場所へ 3話のあらすじ
宿に戻った許紅豆は、個性的な面々と出会います。近くのバーで歌っているという胡有魚は、やたらとテンションが高くてぐいぐい来るタイプ。許紅豆はたじたじになって、さりげなく部屋に逃げ帰りました。
悪い人じゃないのはわかるんですが、疲れているときに元気すぎる人はちょっとしんどい。あの顔、わかります。
夜になって、許紅豆は夢を見ます。亡くなった友人・陳南星と一緒に食事をする夢です。陳南星は「いつも仕事ばかりで、大理に一緒に来てくれなかった」と恨み言を言う。目が覚めて、ようやく来れたのに、一緒に来たかった人はもういない。
窓を開けたまま寝ていたせいで、腕を蚊にいくつも刺されていました。
朝、同じく宿に泊まっている大麦という女性と知り合います。大麦は話すのがとても苦手で、何か言うたびに会話が終わってしまうタイプ。でも朝食をちゃんと作ってきてくれて、暇つぶしの本も、虫除けスプレーも用意してくれていました。
口は不器用だけど気遣いはちゃんとある人って、本当に好きです。大麦のことが3話でもう好きになってしまいました。
院子で瞑想している馬丘山を横目に外に出ると、清掃員の阿桂おばさんと会います。宿のオーナーの一人だと分かるのですが、とにかくよくしゃべる。雲南から北京、青島まで話が飛んで、許紅豆が割り込まないかぎりいつまでも続きそうです。
謝暁春のカフェを探しに出かけた許紅豆。途中、道端で謝之遥のお祖母さん・謝阿奶が手作りの工芸品を売っているのを見かけます。謝之遥もカフェへ向かうというので、一緒に案内してもらうことになりました。
途中、洱海(エルハイ)のそばで立ち止まります。
あの湖の景色、ずるいくらいきれいでした。何も言わなくていい、ただ見ていたい場所というか。
謝之遥は子どもの頃の話をしてくれます。昔は漁師が自由に魚をとれたけど、今は環境保護で規制されている。時代が変わったことをちょっと寂しそうに話す謝之遥の横顔が、良かったです。
カフェに着くと、宿で会った林娜が働いていました。その日のおすすめは牛肝菌の薄焼きクレープ。謝暁春の子どもたちが香りにつられてやってくると、許紅豆は自分のをさらっとわけてあげます。子どもたちが満足そうに食べているのを見て、みんなで笑いあいました。
そのカフェで、謝暁春は謝之遥のお見合いをセッティングしていました。相手は数歳年下の女性教師。でも謝之遥の目線は何度も、近くで薄焼きクレープを食べている許紅豆のほうへ向いています。
これはもう完全に許紅豆のことが気になっているやつです。お見合い中に見る量が多すぎる。
許紅豆が食べ終わって席を立つと、謝之遥が少し落ち着かなくなったように見えました。
その後、許紅豆は一人で謝和順の木彫り店に立ち寄ります。展示されていた木像に目が止まって、作者に話しかけると、謝暁春の弟・謝暁夏だと分かりました。帰り際、謝暁夏が木のトンボをそっと渡してくれます。大理に来て、初めての記念品です。
この木のトンボ、小さいけれどいいものをもらいましたね。謝暁夏の無口な感じと木彫りのやさしさが、なんかちぐはぐで好きです。
お見合いは礼儀正しく終わって、二人はWeChatを交換しました。謝暁春は「ちゃんとやりとりするように」と謝之遥に念を押します。でもあのカフェでの視線を見ていた限り、謝之遥の心が本気でそこへ向かう気がしない。
謝暁夏が上海のネット友達に会いに行くと言い出して、謝暁春は心配しています。謝之遥に止めるよう頼むのですが、謝之遥は弟の気持ちが分かるとも言う。地元に若者が活躍できる場所がないから出て行くしかない。それが自分が帰ってきた理由でもある、と。
謝之遥のお母さんの話が、ここでさらっと出てきます。家計を助けるために大理を出て出稼ぎに行き、刺繍師として残ることができなかった。今日、母の親友をカメラの前に呼んで、慣れた手つきで針を動かす姿を見ながら、謝之遥は何を思っていたのか。
夜、夕飯の支度を手伝っていると、弟の謝之遠が汗の臭いをまとわせて帰ってきます。謝之遥はすかさず文句を言いはじめ、謝之遠は学校に行かず大理で馬の世話をしたいと言い張る。謝阿奶が間に入らなければ、収拾がつかないところでした。
この弟、謝之遥が何を言っても聞く気ゼロな顔をしていて、謝阿奶のフォローが笑えます。
風の吹く場所へ 3話の感想まとめ
一番頭に残ったのは、やっぱりお見合い中の謝之遥の視線です。相手の女性とちゃんと話しながらも、目が何度も許紅豆のほうへ行く。変に強調されていないのに、こちらはしっかり気づいてしまう。あのさりげなさが、このドラマらしいです。
陳南星の夢のシーンは、きつかったです。「ようやく来れたのに」というのを、許紅豆自身は口にしない。でも夢の中の恨み言に全部乗っかっている。
謝之遥のお母さんの話も、台詞は少ないのにちゃんと来ました。刺繍師になれなかった母親。その親友が今、自分のカメラの前で針を動かしている。謝之遥がどんな顔で見ていたか、ちょっと想像してしまいました。
大麦が黙って準備した虫除けスプレーと本が、べたつかない温かさでよかったです。こういう小道具の出し方、好きです。
木のトンボが枕元に置かれたこと、許紅豆がここに少しずつ居場所を作り始めているような気がしました。誰かにもらった小さなもの一つが、自分だけの記念品になる。そのくらいの速度で、この物語は進んでいます。
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