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クルミットです♪
この話、ずっと待っていたんです。紅豆がどんな形で村に戻るのかって。まさか「民宿を買い取る」という形で戻ってくるとは思っていなかったので、第30話は予想外にすっきり気持ちよかったです。
之遥が「民宿に来てほしい」という呼び出しを受けて急いで駆けつけたら紅豆がいた、あの瞬間の顔がずっと頭に残っています。
それでは30話を一緒に見ていきましょう!
風の吹く場所へ 30話のあらすじ
慎重に考え抜いた末、許紅豆は再び雲苗村へ向かうことを決めます。出発前、両親はいつものようにあれこれ細かく言いつけます。姉の許紅米は表向き「べつにどうってことない」という顔をしていましたが、妹への心配は全部顔に出ていました。
紅豆が去ったあと、紅米とお母さんは二人でベランダに立ち、遠ざかっていく背中をじっと見送りました。
声に出さなくても、あの二人の横顔だけで全部伝わってくる。姉妹ってこういうものですよね。
林娜は知らせを受けてすぐ空港まで迎えに来ます。一方の謝之遥は小葫芦を連れて舞獅を見物中で、紅豆がもう戻っていることなど知る由もありません。
謝お婆ちゃんは紅豆の顔を見て大喜び。紅豆は坨坨に頼んで之遥を民宿へ呼び出し、「民宿を盤踞したい人がいる」とだけ伝えました。
急いで駆けつけた之遥が目の前で見たのは、紅豆でした。
驚いて、確認して、全部わかった瞬間に笑顔になるまでの時間が短くて。あそこ、巻き戻しました。
紅豆はここで民宿を本格的に経営するつもりだと話します。つまり、ずっとここにいる、ということです。之遥は紅豆が本気で民宿をやると完全に確信した瞬間、感激が抑えられなくなって、そのまま抱きしめました。
この二人、ここまで来るのにずいぶんかかりましたから、ようやくでした。
その後、紅豆は有風客棧の部屋を借り直し、林娜にも先に釘を刺しておきます。「民宿への期待は最初から下げておいて。まずは生き残るところから始める。開業したら、客室への道と厨房への道と、あと排水溝の詰まりを直す道だけがある」と。
この言い方が好きです。夢を語るんじゃなくて、詰まった排水溝の話をするところ。逆に信頼できる感じがします。
実は林娜こそが紅豆の言っていた共同経営者でした。紅豆の方から先に電話して、一緒に出資して民宿を盤踞しようと持ちかけたのです。林娜もすぐに乗り気になって、「雇われより自分の店の方がいい」と意気投合しました。
紅豆の帰還を祝って、之遥は自分でたくさんの料理を作り、みんなを招いて歓迎の席を設けます。「早く婚宴の準備もしてよ」とからかわれても、紅豆は笑ったまま否定しませんでした。
之遥の関係者の謝暁夏も独身ということでいじられる側に回り、その場にいた独身女性は婶子たちに相手を斡旋される羽目になります。
その夜、お風呂上がりにお母さんへ電話すると、驚きの事実が発覚します。カバンの中にこっそり銀行カードが入っていて、そこには紅豆が実家のリフォームのために貯めていた20万元に、両親がさらに10万元を上乗せした計30万元が入っていたのです。
このくだり、じわっときました。「頑張れ」も「応援してる」も一言もなくて、ただカードをバッグに入れておくだけ、というのが親らしい。
紅豆の気持ちが沈んでいるのを察した之遥は、土っぽいダジャレ混じりの甘い言葉を言って笑わせ、「明日一緒に米線を食べに行こう」と約束しました。
翌日、紅豆と林娜は村の委員会へ民宿の引き継ぎを申請しに行きます。黄欣欣は之遥の目くばせを受けて、あえて厳しい顔で「本当に準備できていますか?最初は自信満々でも後から続かなくなる合伙人がほとんどですよ」と確認します。
しかし二人の準備は本物でした。業務分担は明確に決めてあり、事業計画書もしっかり用意してきて、株の比率もはっきりしています。最初の数日で大きな利益が出ないことも織り込み済み。
それを聞いた之遥と黄欣欣は、ようやく安心した顔になります。旧オーナーが来て契約の引き継ぎを終え、許紅豆は正式に民宿の新しいオーナーになりました。
一方、謝暁春の元夫・羅泉が幼稚園に小葫芦を迎えに来たところ、娘から「誰かがお母さんのことを追いかけている」と聞かされて心穏やかではない様子。離婚してからも再婚は考えておらず、復縁の望みをずっと持ち続けていたようです。
よく配達に来る小輝は謝暁春のことが好きですが、暁春は全く気がなく、むしろ「小葫芦の小学校の手続きを早くしなさい」と羅泉に話を向けます。帰り際、羅泉は暁春に細かく声をかけ、暁春も彼の仕事と体を気遣う。離婚した後もこういうやり取りが続いているのが、少しせつないです。
村の婶子たちが世間話をしているところへ紅豆も加わって、之遥は嬉しそう。話題は村の若い男女の相性へ。
謝暁春と小輝については「姐弟恋だし、暁春は気が短いから性格が正反対の人の方がいい」という意見が出ます。胡有魚と白蔓君については「有魚は仕事もしないで口先ばかりだから白蔓君に釣り合わない」と批判的な声が上がります。
でも紅豆と之遥は「有魚はわりと明るくて義理堅い。歌が好きで長く続けているのは一途な証拠」と擁護します。婶子たちが首を縦に振らないまま話が続く中、之遥に電話が入りました。胡有魚が酒場で誰かに囲まれているという知らせで、二人はすぐにその場を離れました。
風の吹く場所へ 30話の感想まとめ
一番残っているのは、之遥が紅豆を抱きしめたあの場面です。
「民宿を買いたい人がいる」と呼び出されて来てみたら紅豆がいた。驚いて、確認して、全部わかった瞬間に感情が溢れてきた、という順番がちゃんと顔に出ていました。派手な演出は何もなくて、ただ二人がそこにいるだけで十分でした。
ドラマってたまにこういうシーンが一番効くんですよね。静かなのに、ちゃんと重い。
カバンの銀行カードの話も地味に効きました。「頑張れ」も「応援してる」も一言もなく、黙ってカードを入れておくだけ。紅豆が実家のリフォームのために貯めていたお金だから、「あなたの夢に使いなさい」という意味でもある。親がそこまで覚えていてくれていたことへの驚きと、感謝と、それが混ざったような紅豆の顔が良かったです。
排水溝の詰まりの話は笑いましたが、そういう現実的な覚悟を持って「それでも始める」という紅豆の判断は頼もしかったです。村委員会でも黄欣欣の厳しい顔に全く動じなかったし、二人の準備が本当にちゃんとしていた。
羅泉と謝暁春のやり取りは、帰り際のちょっとした気遣いの言葉が、離婚した後の二人にしては少し未練っぽくて。羅泉が小葫芦から「お母さんに誰か追いかけてる人がいる」と聞いた瞬間の表情が印象に残っています。
民宿の新オーナーになった紅豆が、之遥の手料理を前にしてみんなと笑って、「婚宴はいつ?」とからかわれても否定しなかったあの一瞬が、今話の締めとして悪くなかったです。
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