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今回は「双燕秘抄」第4話をご紹介します。前回、陳文徳から妾にと望まれた茉喜ですが、まさか自ら進んで“あるもの”を手に入れに行くなんて…!? 物語はいよいよ目が離せない展開に突入してきました。
それでは第4話を一緒に見ていきましょう!
双燕秘抄 第4話のあらすじ
前回は、負傷中の万嘉桂(まん・かけい)を匿う茉喜(まき)が、白家から逃げるために“一筆婚書”を取り交わしたところまで進みましたね。今回の冒頭では、茉喜が足を捻挫してしまい、それを支える万嘉桂の手をしっかり握りしめて帰宅するシーンから始まります。彼の出自の高さにひるむどころか、むしろ親近感を示す茉喜。その素直さに、万嘉桂も少しずつ心を動かされていくようです。 思いがけないスキンシップにドキドキ…ふたりの距離がじわじわ縮まっていきますね。
一方、白家では、白鵬鯤(はく・ほうこん)が「茉喜の部屋に男がいるはずだ」と母親に報告するものの、白二夫人は「おばけが出るあの院子は怖い」と尻込み。さらに二夫人は夫・白文泰(はく・ぶんたい)とともに、茉喜を陳文徳(ちん・ぶんとく)の妾に差し出す算段を進めていました。
そんな話を知ってしまった白鳳瑶(はく・ほうよう)は大慌てで茉喜に知らせます。しかし茉喜は、「京州城が叛軍に押さえられているなら、逃げたところで捕まる可能性が高い。もしもの時は陳文徳にも一泡吹かせてやる」と豪快に答えるのでした。
ピンチをピンチと思わず、逆に立ち向かおうとする茉喜…たくましさが頼もしいですね!
茉喜は万嘉桂を連れてなんとか城外へ逃れようと、以前から顔なじみの王店家に交渉を試みます。ところが、通常なら2割ほどの“手数料”で済むところを、この時期は50両と高額を提示され、どうやら危険な香りがプンプン。王店家は叛軍と通じており、本当に「逃げなければならない」要人をあぶり出す狙いがあるのではないかとにらみます。
そんな中、茉喜は白文泰・白二夫人と直接対峙し、「妾として陳文徳に差し出すというなら、3つの条件を飲んでほしい」と主張。1つ目が亡き母の位牌を白家に祀ること、2つ目が自分の名を家譜に載せること、そして3つ目が嫁入り道具(たっぷりの財産)を要求するというものでした。
娘として認められず苦しんできた茉喜が、“条件”を突きつける場面には胸がスッとします。
そしてついに、茉喜は陳文徳と対面。すると陳文徳は「妾にするのではなく、自分の侍女として近くに置きたい」と言い出します。あっけにとられる茉喜でしたが、この機を逃すまいと「母の遺骨を父と合葬するために、どうしても城外に出たい。だから出城令牌を貸してほしい」と頼むのです。意外にも陳文徳はこれを了承し、令牌を茉喜に授けました。
しかし同時に、彼は背信者たちを厳しく罰している現場をわざわざ茉喜に見せ付け、「裏切ればあの者たちのように容赦しない」とほのめかすのでした。
陳文徳の怖さが際立つシーン…でも茉喜は物おじしなさそうで、二人のやり取りがハラハラです。
その頃、白鳳瑶は茉喜を案じ、白家に代々伝わる玉牌を手渡して「どうか無事でいてほしい」と祈ります。万嘉桂もまた、いつの間にか茉喜に惹かれているようで、ひそかに心配を募らせていました。
最終的に、茉喜は「遺骨を合葬する日」に合わせ、万嘉桂を女装させて城外へ出ようという計画を立てます。一緒に外へ出る支度をするなかで、夜市で笑顔を交わす二人の姿は、逃亡を企てているとは思えないほど平和にも見えました。
まさかの女装作戦…!? ちょっぴりコミカルだけど、成功するのかドキドキです!
双燕秘抄 第4話の感想まとめ
第4話は、茉喜がまさに“タフ”で“大胆”な女性であることを再認識させられますね。自ら妾になると思わせておきながら、実は出城の令牌まで手に入れるしたたかさは見事。一見すると無謀に思えますが、彼女の行動力と生き抜く力強さにすっかり魅了されてしまいます。 また、万嘉桂との距離が徐々に近づいていくのも見どころ。かたや陳文徳も「なぜ妾ではなく侍女に?」という真意が見えず、彼の企みが物語をさらに波乱へと導きそうです。 白鳳瑶の優しさも沁みますね。こういう友情があるからこそ、茉喜は頑張れるのでしょう。
次回は、いよいよ茉喜の“女装脱出大作戦”が始動するのでしょうか? そして陳文徳の監視の目をどうかいくぐるのか…。スリル満点の展開に目が離せません♪
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