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クルミットです♪
第4話では朱顔が「命劫の人」であることが示され、時影との運命の絆がさらに濃く描かれました。
そして第5話――朱顔は時影に“師匠になってほしい”と願いますが、その願いは冷たく退けられてしまいます。
友情と恋慕、そして埋められない宿命の溝が切なく胸を打つ回でした。
それでは第5話を一緒に見ていきましょう!
玉骨遥 第5話のあらすじ
大司命は時影に「母の仇を討て」と迫りますが、時影は「母の遺言に背けない」と拒絶します。
彼は「二度と嘉蘭には戻らず、ただ術法に専念する」と決意を固めていました。
祭祀大典の日、大司命は時影に藏書閣から儀式を記録するよう命じます。
その裏には「本来なら時影が担うはずだった役目を弟・時雨が奪った現実を見せる」という意図がありました。
大司命の冷徹さにゾッとしました。愛ではなく“試練”としてしか彼を見ていないんですね。
一方、白雪鶯と白雪鷺の姉妹争いは続きます。
舞の場では白雪鷺の舞姿が絶賛され、望星使の座を巡って揺れ動きますが、
時雨殿下が「祖制に従い嫡女が務める」と宣言し、白雪鶯が望星使に選ばれました。
朱顔は時影に渡すための「拜師礼」を探し、侍従の赤淵が奔走します。
しかしその想いもむなしく、彼女の願いは届かぬものでした。
祭祀の最中、舞裙に使われた重明の羽毛が大司命に疑われますが、
時影は花びらに姿を変えて朱顔に合図を送り、羽根を折らせることで疑いを晴らしました。
ここでの時影のさりげない助け合いが、二人の心の繋がりを感じさせて素敵でした。
その夜、朱顔は再び帝王谷を訪れます。
重明は朱顔を殺そうとしますが、時影が現れ阻止しました。
そして朱顔は時影に心願を告げます――「あなたを師として仰ぎたい」と。
朱顔が望んだのは「元神重聚の術」。
“冤罪で亡くなった故人を救いたい”と強く訴えますが、時影は
「そのような術は存在しない」「荒唐な夢に人生を費やすな」と拒絶。
彼は朱顔に返礼として彼女の刺繍入りのハンカチを返し、
「二度と来るな」と冷たく突き放すのでした。
このシーンは見ていて胸が締め付けられました。朱顔の真剣な想いが拒まれる切なさが強烈でした。
一方、白雪鶯は時雨に距離を置かれたことを悲しみますが、
後に彼が「守るために敢えて無視した」と語り、手作りの木彫りを贈られます。
二人の淡い絆もまた少しずつ深まっていきました。
玉骨遥 第5話の感想まとめ
第5話は「朱顔の願い」と「時影の拒絶」が鮮烈に描かれた回でした。
朱顔の一途さに心を打たれつつも、彼女の願いが叶わない残酷さが際立ちました。
時影の冷徹さは決意の裏返しで、本当は朱顔を守るためなのだろうと思うと余計に切ないです。
白雪鶯と時雨の交流がほのかな癒しとして効いていて、物語に温度差を与えてくれました。
「命劫」という運命に翻弄されながらも、朱顔は必死に時影へ近づこうとします。
それを拒む時影――二人の距離が遠ざかるほどに、次の再会がますます待ち遠しくなりますね。
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