如懿伝-にょいでん-あらすじを感想付きで全話ネタバレで詳しく紹介!

如懿伝
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クルミットです♪
今回ご紹介するのは中国で2018年8月20日から10月15日まで放送された『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』です。
『女帝[エンペラ—]』や『クラウド アトラス』のジョウ・シュンと『女医明妃伝~雪の日の誓い~』に出演したウォレス・フォ主演の中国歴史ドラマ。

中国の4大女優と今や中国を代表する男優との豪華共演、そして制作費も96億円に登り中国の様々な賞を獲得した今作品。
ここでは中国ドラマ『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』のあらすじやネタバレ感想、見どころといった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきます。
どうぞお楽しみにしてくださいね♪

如懿伝-にょいでん あらすじ

幼い時からお互いを想い合い愛を育んできた乾隆と如懿たち、乾隆が帝に即位し如懿が側室の妃になるが待ち受けていたのは過酷な後宮の対立や皇位を巡る権力争いだった。
他の妃たちによる足の引っ張り合いや侍女たちの裏切り、正妻である富察琅嬅との確執に巻き込まれていく如懿を乾隆帝は守りながら、二人は愛を深めていく。

ある日、如懿は皇太子が立て続けに殺されるという事件の容疑者として捕まってしまうが、あらゆる困難にも屈しなかった。
権力や裏切りにも負けなかった如懿は乾隆帝を一途に愛し続け、二人は手を取り合って皇后への道を進んでいく。

如懿伝-にょいでん-各話あらすじ」はこちらから

ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。

如懿伝-にょいでん-1話-2話-3話

如懿伝-にょいでん-4話-5話-6話

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如懿伝-にょいでん-10話-11話-12話

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如懿伝-にょいでん-最終回(87話)

見どころポイント

今作品の見どころはやはり96億円も掛けられて作られた舞台や衣装の本気度ですねーどれを見てもため息が出るほど素晴らしく制作陣の本気を感じました。
更に、あの人気宮廷ドラマ『瓔珞<エイラク>』と同じ舞台と題材でありながらも、別のヒロインを主人公にすることでストーリーの対比にしたのも面白いですね。
『瓔珞<エイラク>』では数々の苦難に晒されて闇に落ちてしまった如懿が今作品ではどのように描かれているのかが最大の見どころでもあります。

如懿伝-にょいでん 評価・レビュー

中国ドラマ「如懿伝-にょいでん」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪

↓ネタバレ防止のため感想は非表示にしてあります!↓

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いかがでしたでしょうか?
『瓔珞<エイラク>』と同時期に放送したと話題の『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』でしたがキャラの印象はだいぶ違いましたね。
宮廷ドラマあるあるの後宮での女同士のドロドロの権力争いが主軸となり、如懿としては爽快に仕返しを出来た感じもしないまま終わってしまいました。
史実とは言え物悲しい感じになったところが残念ですねー『瓔珞<エイラク>』と違ってコミカルなシーンもなくシリアスに進みました。

序盤ではおてんば娘感のある如懿が乾隆帝になる前の弘暦と出会うところは良かったのですが、それから一瞬で後宮の争いに巻き込まれる結果に。
最初から最後までそうなのですが、この頃から如懿の風当たりはだいぶ強くて多方面からいじめられたり邪魔されちゃったりしています。
それもこれも、自分が一生側で守るって約束した乾隆帝が頼りない男ってのが一番の問題なんですけどねー、どっちの作品もあまり良く描かれていないね。

中盤になってもずっと権力争いに巻き込まれる如懿、侍女だった阿箬が裏切ったりで待遇としては一番悪い時期なのではないでしょうか。
ここで現れた凌雲徹は乾隆帝の指示によって如懿を助けるんですが、最初はぶっきら棒な青年が次第に如懿に惹かれていく感じが良かった。
この辺りで軽いラブロマンス辺りがあれば救われた気にもなるけど、如懿は一途の人だからそういうことも無かったのが残念。

終盤は序盤・中盤と悪巧みしていた阿箬や富察琅嬅、金玉妍たちが軒並み退場して顔だけ可愛いけど悪役感はあまり感じれない衛嬿婉が暴れまわります。
どうしてもリー・チュン演じる衛嬿婉が最後の悪役にしては悪どさが薄くて、金玉妍や阿箬の方がまだって思えちゃったのががっかり、盛り上がりも中盤が一番だったかな。
中盤後半から株を落としまくりの乾隆帝、如懿を皇后にしたところで少し良くなったけど寒香見の件や最後まで騙され続けた上で激情するところにうんざり。

きらびやかな衣装や舞台演出と比例して描かれた内容は女の汚いドロドロとした争いなのでそれが見れるかどうかで印象の変わるドラマだったと思います。

中国本土での反響 ― 制作費3億元・腾訊視頻独占配信、『延禧攻略』との宿命対決

『如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』(原題:『如懿傳』)は、2018年の中国ドラマ史上、最も語り継がれる宮廷劇の一つとして、放送当時から大きな注目を集めました♪ 制作規模・スター起用・話題性のいずれを取っても、当時の中国ドラマ業界の”トップオブトップ”を集約した、まさに記念碑的なプロジェクトなんです。

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2018年8月20日 ― 騰訊視頻(Tencent Video)独占配信スタート

本作は2018年8月20日から10月15日まで、騰訊視頻(テンセント・ビデオ)独占で配信されました。地上波の衛視(衛星テレビ局)では放送せず、ネット配信のみという当時としては大胆な配給形態。それでも累計再生回数は30億回を超え、騰訊視頻のプラットフォーム史にも残るヒット作になりました♪

撮影自体は2016年8月から2017年5月まで約9ヶ月かけて敢行された、超大作スケジュール。完成後、配信権をめぐる調整や審査などにより1年以上”お蔵入り状態”となり、ようやく2018年8月にリリースされたという経緯も、本作の話題性を一層高める要因になりました。

制作費3億元の大作 ― 主演ふたりだけで1億元のギャラ

本作の総制作費は約3億元(約50〜60億円相当)とされ、当時の中国ドラマとしては破格の予算規模でした。比較すると、同題材の前作にあたる『甄嬛伝』が約7,000万元、同年放送の『延禧攻略』が約1.1億元ですから、本作は同類作の約3倍という桁違いの規模だったわけです♪

予算の大きな部分は主演スターのギャラに割かれており、周迅(ジョウ・シュン)さんが約5,300万元、霍建華(ウォレス・フォ/ホー・ジエンホア)さんが約5,000万元と、ふたりだけで1億元超。残りの予算が衣装・美術・撮影機材・宮廷セット再現・大規模ロケといった部分に注ぎ込まれ、現存する宮廷劇の中でも屈指の”質感”を作り上げました。

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『延禧攻略』との”宿命対決” ― 同題材を別ヒロインで描く異色の対比

本作を語る上で絶対に外せないのが、同年・同題材で対決構図となった『延禧攻略』との対比です♪ 両作はいずれも乾隆帝(在位1735〜1796)の後宮を舞台に、同じ歴史的事件・同じ登場人物を扱った”鏡像作品”。しかし主役の取り方がまったく逆で、本作は継皇后・輝発那拉氏(劇中名”如懿”)の悲劇を描き、『延禧攻略』は令妃・魏佳氏(劇中名”魏璎珞”)のサクセスストーリーを描く構造。

つまり、本作で”主人公の宿敵”として描かれる衛嬿婉こそが、『延禧攻略』では主人公・魏璎珞として描かれているわけです。同じ史実を真逆の視点から再構築した両作は、“クルミの殻の表と裏”のような関係性。両方を見比べると、宮廷ドラマの面白さが何倍にも膨らみます♪

豆瓣評価の”逆風翻盤” ― 6.6から7.3への評価上昇

本作の豆瓣評価は、放送当初6.6点と決して高くないスタート。理由は周迅さん(撮影時43歳)が10代の青樱・如懿を演じる序盤の”違和感”が大きな話題になったためでした。が、ストーリーが中盤・後半に進むにつれて、周迅さんの円熟した演技力と本作の重厚なテーマ性が次第に評価され、最終的に評価点は7.3点まで上昇。同時期の『延禧攻略』(同じく7点台前半)を最終的に上回るという”逆風翻盤”を果たしました♪

支持派の評価:「美術・衣装・撮影の質感が他の宮廷劇と一線を画す」「周迅さんの中盤以降の演技は中国ドラマの宝物」「題材への向き合い方が真摯」。批判派の評価:「序盤の青春パートで周迅さん含むキャストが年齢に対して若く見えない」「全87話は長い」。両論がぶつかり合うのも、本作が”語られ続ける宮廷劇”であり続ける理由なんです♪

制作陣の真価 ― 汪俊監督+流潋紫脚本、新丽传媒の総力結集

本作の異様なまでの完成度の高さを支えたのは、“中国宮廷劇の最強布陣”と呼べる制作陣の存在。ここでは、本作を作り上げた中核メンバーを一人ずつ紐解いていきます♪

監督・汪俊(ワン・ジュン) ― 情感と質感を両立させる中堅演出家

本作の監督を務めたのは汪俊(ワン・ジュン)さん。中国ドラマ界では、派手な権謀術数や派手なアクションよりも“人物の心の機微”と”画面の美しさ”の両立を得意とする実力派演出家として知られています。

汪俊監督がインタビューで本作について語った印象的な言葉が、「後宮の生活は、虱が這う豪華な朝服のようなもの(后宫生活是爬满虱子的华丽朝服)」というもの。きらびやかな衣装と荘厳な紫禁城の裏で、絶え間なく繰り広げられる女同士の凄絶な心理戦――その“美しさと汚さ”のコントラストこそが、本作のテーマだと位置づけました♪ この演出方針が、本作を単なる宮廷劇ではなく“宮廷ノワール”と呼べる重厚なドラマへ昇華させているんです。

脚本・流潋紫(リュウ・リエンズー/本名:吴雪岚) ― 『甄嬛伝』原作者が5年かけた渾身の続編

総脚本&原作小説を担当したのは流潋紫(リュウ・リエンズー)さん。彼女の本名は吴雪岚(ウー・シュエラン)で、中国ドラマファンには『甄嬛伝(しんかんでん/後宮の諍い女)』の原作者として広く知られています♪

本作の原作小説『後宮・如懿傳』は、流潋紫さんが『甄嬛伝』の後日譚として5年以上の歳月をかけて執筆した渾身の長編。雍正帝の後宮を描いた前作『甄嬛伝』に対し、本作はその息子・乾隆帝の後宮を舞台にしており、世代を跨いだ”後宮二部作”とも呼べる構造になっています。

流潋紫さんは脚本改編も自身で担当し、原作の重厚な心理描写と歴史描写を、ドラマの長さに収まる形に再構築。“史実をベースにしながらも、創作によって悲劇の本質を抉り出す”という、彼女ならではの作劇手法が、本作でも遺憾なく発揮されています♪

制作・新丽传媒 ― 中国を代表する大手制作会社

制作を担当したのは新丽传媒(New Classics Media)。中国を代表する民営大手制作会社のひとつで、『白鹿原』『虎妈猫爸』『辣妈正传』『慶余年』など、骨太なドラマを数多く手がけてきた実績を持つ名門スタジオです♪

新丽传媒のこだわりは、“妥協なき美術・衣装・撮影”。本作でも、紫禁城の建築様式・清朝礼制に準じた衣装の刺繍細部・季節ごとの装飾品の使い分け・各妃嬪の位階に応じた色彩設計といった、本格的な時代考証が随所に施されています。“画面の一コマ一コマがそのまま美術館に飾れる”と評されるほどのクオリティが、本作の格を決定的に高めているんです。

キャスト布陣の深み ― 中国大陸+台湾の実力派が結集

主要キャストは、主演・周迅(ジョウ・シュン)さん乾隆帝役・霍建華(ウォレス・フォ)さん海蘭役・張鈞甯(チャン・チュンニン)さん富察皇后(琅嬅)役・董潔(ドン・ジエ)さん金玉妍役・辛芷蕾(シン・ジーレイ)さん衛嬿婉役・李純(リー・チュン)さん、という贅沢布陣♪

周迅さんは中国ドラマ・映画界屈指の演技派で『大明宮詞』『神雕侠侶』『画皮』など数々の名作で受賞歴を持ち、霍建華さんは台湾出身で『戦長沙』『花千骨』『仙剣奇侠伝三』で確固たる地位を築いた中国大陸+台湾を代表する男優。本作はその二人の初共演にして唯一無二の代表作となりました。脇を固める張鈞甯(台湾)、辛芷蕾、李純の3人も、本作以降に揃って主演級へと駆け上がった“如懿伝チルドレン”として有名なんですよ♪

OST完全ガイド ― 主題曲『双影』・片頭曲『沉香流年』・片尾曲『梅香如故』

本作のOST(オリジナルサウンドトラック)は、宮廷ドラマ史でも屈指の豪華アーティスト陣を起用した”歌の絵巻物”♪ 音楽総監督潘小舟(パン・シャオジョウ)さんが、本作の重厚で典雅な世界観に寄り添う統一感のある音楽デザインを施しました。劇中で印象的に流れる主題曲・片頭曲・片尾曲の3本柱を、ここでは丁寧に解説していきます。

主題曲『双影(双つの影)』 ― 張惠妹×林憶蓮の華語ディーバ夢のデュエット

本作の主題曲『双影(シュアンイン)』を歌うのは、なんと張惠妹(ジャン・フイメイ/a-Mei エイメイ)さんと林憶蓮(リン・イーレン/サンディ・ラム)さんという、華語ポップス界の二大ディーバのデュエット♪

台湾を代表するエイメイさんと、香港を代表するサンディ・ラムさん。それぞれが世代を画する歌姫で、ふたりの共演自体が音楽史上の事件と言える組み合わせ。“双影”というタイトルそのものが、表のヒロイン・如懿と裏のヒロイン・衛嬿婉という“光と影、白と黒、月と日”の対比を象徴しており、ドラマの本質を見事に楽曲化しています。

楽曲はミドルテンポのバラードで、サビでふたりの声が重なり合う瞬間の“絡まり合いながらも交わらない切なさ”は、本作のテーマ「愛と権力のはざまで揺れる女性の運命」を音楽として体現する名曲♪ 中国ドラマOSTの中でも特別な位置を占めるトラックなんです。

片頭曲『沉香流年(沈香流年)』 ― 雷佳の重厚で品格ある宮廷讃歌

片頭曲(オープニング)は『沉香流年(チェンシャン・リウニエン)』。歌うのは中国民族唱法の第一人者雷佳(レイ・ジア)さん。中国人民解放軍の歌劇団・歌唱家であり、民族唱法と現代ポップスを融合させた独自の歌唱で知られる実力派です♪

『沉香流年』は、“沈香(香木)のように深く重く、流れゆく年月(流年)のように静かに過ぎ去る人生”を歌い上げた格調高い楽曲。如懿という女性が紫禁城という”沈香の宮殿”で過ごす、栄光と悲哀の入り混じった日々を、開幕の瞬間に毎話高らかに告げます。雷佳さんの透明で力強い歌声が、本作の重厚な世界観へ視聴者を瞬時に没入させる、見事な開幕音楽になっているんですよ♪

片尾曲『梅香如故(梅の香りはかつてのままに)』 ― 毛不易×周深の透明感あるデュエット

片尾曲(エンディング)は『梅香如故(メイシャン・ルーグー)』。歌うのは毛不易(マオ・ブーイー)さんと周深(ジョウ・シェン)さんという、2010年代後半の中国音楽シーンで頭角を現した実力派男性ヴォーカリストのデュエット♪

毛不易さんは『中国新歌声』『明日之子』で発掘されたシンガーソングライター。周深さんは『中国好声音』出身で、男性ながら女声に近いハイトーンと透明感を持つ稀有なヴォーカリスト。このふたりの声が重なり合うと、まるで“梅の花びらが舞い落ちる音”のような幻想的なハーモニーが生まれます♪

『梅香如故』というタイトルは、“あの梅の香りは、あの頃のまま残っている”というノスタルジックな意味。如懿と乾隆帝が幼い頃に約束した梅園の誓い――しかし権力と猜疑の渦に飲まれて二人の絆は破れていく――そんな失われた純愛への、ドラマ全体を貫く“鎮魂歌”として機能している屈指の名曲なんですよ。各話のラストでこの曲が流れる瞬間、視聴者が涙腺崩壊する場面は数知れず…♪

音楽総監督・潘小舟による”統一された宮廷美学”

本作の音楽全体を統括する音楽総監督は潘小舟(パン・シャオジョウ)さん。主題テーマの楽曲設計から、各シーンに流れる劇伴・インストゥルメンタルまで、“豪奢な古典美と幽玄な深淵”を共通言語にした統一されたサウンドデザインを施しました♪

古筝・二胡・笛・編鐘といった中国伝統楽器と、現代オーケストラの弦楽器・ピアノを巧みに融合させた劇伴は、“清朝の宮廷音楽を現代の耳で聞ける形に再生したもの”。各妃嬪の心情の動きや、後宮の権力構図の変化を、楽曲のモチーフの変奏でさりげなく表現する手腕も見事です。本作を音楽だけで何度も聴き返すファンが多いのも、頷ける完成度なんです♪

登場人物の正しい整理と結末徹底解説 ― 史実モデルと断髪事件【ネタバレ注意】

ここからは本作の重要登場人物の整理(実在モデルと劇中設定の対応)と、最終話までの結末ネタバレをお届けします♪ 未視聴の方は、ぜひ本編を観終わってから戻ってきてくださいね。如懿が辿った悲劇の終着点と、その背後にある”清朝史最大の謎”を、丁寧にひも解いていきます。

如懿(青樱) ― 史実モデルは乾隆帝の継皇后・輝発那拉氏

主人公・如懿(青樱/烏拉那拉氏)の史実モデルは、乾隆帝の継皇后・輝発那拉氏(フイファ・ナラ氏/辉发那拉氏)です。劇中では「烏拉那拉・青樱」と設定されていますが、“青樱”という名は完全な創作で、史実では本名は不詳。家系も劇中の烏拉那拉氏(ウラ・ナラ氏)ではなく、実際には満洲八旗・輝発部出身の輝発那拉氏というのが正確な歴史です♪

史実の輝発那拉皇后は、乾隆帝即位前の側室から始まり、嫻妃→嫻貴妃→嫻皇貴妃→継皇后へと昇進。乾隆15年(1750年)に皇后に冊立され、第十二子・永璂、第十三子・永璟、第五公主の三子を生みました。乾隆帝とは比較的良好な夫婦関係を保っていたとされますが、ある事件をきっかけに二人の関係は清朝史最大の謎と呼ばれる破局を迎えます。

清朝史最大の謎 ― 1765年、第四次南巡での”断髪事件”

本作のクライマックスとして描かれる“如懿の断髪シーン”は、史実に基づく真実の事件。乾隆30年(1765年)閏二月、乾隆帝の第四次南巡の途中、杭州にて、輝発那拉皇后が突然自らの髪を切るという事件が起きたんです。

満洲族の伝統において、“皇帝の祖先や両親の喪中以外で皇后が髪を切る”のは絶対的なタブー。それは”皇帝の死を呪う”とすら解釈されかねない、極限の禁忌行為でした。なぜ皇后が断髪に至ったかについては、清朝公式記録ですら詳細を曖昧にしており、現在も真相は不明です。

有力な説のひとつが、「乾隆帝が南巡先で漢人の美女を寵愛しようとし、皇后が強く反対した結果、激怒した乾隆帝と決定的に対立した」というもの。本作では、これに加えて“皇貴妃・衛嬿婉の冊立に対する皇后の絶望”を断髪の動機として組み込み、史実の謎にドラマ的な解釈を与えています♪

史実その後 ― 廃后未公表のまま冷宮で1年後死去

断髪事件の直後、乾隆帝は南巡を切り上げて皇后を先に北京に送還。表向きは”病気療養”の名目でしたが、実質的には冷宮幽閉でした。乾隆帝は正式に廃后を宣言せず、ただ皇后の権力をすべて剥奪し、宮女2人だけを残して側仕えを全員追放するという、極めて屈辱的な処分を下します♪

そして約1年後の乾隆31年(1766年)7月14日(旧暦)、輝発那拉皇后は冷宮で寂しく崩御。享年49歳。葬儀は皇后格ではなく皇貴妃格にも満たない簡略な形式で執り行われ、皇陵にも合葬されず、純恵皇貴妃の地宮に副葬されるという、皇后としては前例のない冷遇を受けました。“廃后宣言なき廃后”として清朝史の暗部に深く刻まれた、悲劇の継皇后――それが如懿のモデルなのです。

衛嬿婉 ― 史実モデルは令妃・魏佳氏、つまり『延禧攻略』の魏璎珞

本作のラスボス的存在衛嬿婉(李純さん演)は、史実の令妃・魏佳氏がモデル。令妃は乾隆帝の寵愛を一身に受け、第十五子・永琰(後の嘉慶帝)を生んだ実在の人物で、後に令懿皇貴妃に冊封、嘉慶帝即位後に孝儀純皇后として追尊されました♪

つまり、本作で“悪役”として描かれる衛嬿婉こそが、同年放送の『延禧攻略』では“主人公・魏璎珞”として善の側に描かれる人物。同じ史実人物を真逆の解釈で描く2作の対比は、視聴者にとって本当に興味深い体験になっています。

凌雲徹 ― 架空キャラ、原作にも存在しない劇場版オリジナル

劇中で如懿を陰から守る忠実な侍衛凌雲徹(リン・ユンチェ)は、完全な創作キャラクター。原作小説『後宮・如懿傳』にも登場せず、ドラマ化に際して脚本の流潋紫さんが追加した、“後宮の外側からヒロインを支える視点”を担うキャラクターです♪

凌雲徹は如懿に密かに想いを寄せながらも、立場の差から決して結ばれることはなく、最終的には乾隆帝の怒りを買って処刑(去勢のうえ太監化)される悲惨な結末を辿ります。如懿が皇帝に対する最後の希望を捨てる引き金となる重要キャラで、原作にはない劇場版オリジナルの存在ながら、本作の悲劇性を一段深める”愛しき犠牲者”として深く記憶される人物になりました。

結末徹底ネタバレ ― 断髪、皇貴妃の罪曝露、そして帝后画像を切る

ここから本作ラストのネタバレです。心してお読みください。

① 衛嬿婉の罪の暴露
如懿は最後の力を振り絞り、皇貴妃・衛嬿婉が長年にわたって他妃嬪・皇子皇女を毒殺してきた数々の罪を計略によって暴き出します。証拠を突きつけられた衛嬿婉は罪を認めざるを得ず、乾隆帝は彼女を冷宮に幽閉。本作中盤から如懿を苦しめ続けた最大の宿敵が、ついに崩壊する場面です。

② 杭州・南巡での断髪
史実通り、第四次南巡の途上、如懿は長年連れ添った夫・乾隆帝への完全な絶望を表明する形で、自らの髪を一気に切り落とします。満洲族の絶対的なタブーを破ったこの行為は、“皇后という地位を捨て、夫婦としての絆をも断ち切る”という、彼女の最後の意思表示♪ 一連のシーンを通して、周迅さんの圧倒的な演技が視聴者の心を打ち砕きます。

③ 乾隆帝の悔恨と再縁の願い、しかし如懿は拒絶
皇貴妃の罪が明らかになり、如懿への誤解が解けた乾隆帝は、深い悔恨と共に「もう一度、二人でやり直そう」と懇願します。しかし、男女の愛そのものを見限った如懿は、ただ皇帝に「保重(お体を大事に)」と告げるだけ。再縁を拒絶し、皇帝としての名誉だけを守らせるという、最後まで気高い選択を貫きます♪

④ 帝后画像を切り、火中へ ― 静かな崩御
本作ラスト、如懿は若き日に乾隆帝と共に描いた“帝后合影画”を取り出し、自らの顔の部分だけを丁寧に切り取って火鉢の炎の中へ静かに投げ入れるのです。“あなたの傍にいた青樱は、今この瞬間に消える”という象徴的な行為。そして翡翠が割れ、蘭の花が落ち――如懿は誰にも看取られず、静かに息を引き取ります。享年49歳、史実の輝発那拉皇后と同じ年齢でした。

結末の余韻 ― “若き日の梅園の誓い”が遠く響くラスト

本作のラストシーンは、若き日の青樱と弘暦(乾隆帝)が梅園で交わした”少年少女時代の誓い”が回想として挿入されることで締めくくられます。「もし君が皇帝になっても、決して二人の心を変えないで」と幼い青樱が言い、若き弘暦は微笑んで頷く――しかし、その誓いは紫禁城という権力の渦のなかで、長い年月をかけてゆっくりと崩壊していった。

本作が問い続けるテーマは、“権力の頂点に立った夫婦は、本当に愛し続けられるのか”という、極めて普遍的な問い♪ 紫禁城という極北の舞台でこそ際立つこの命題に、流潋紫さん・汪俊監督・周迅さん・霍建華さんが全身全霊で挑んだ87話の旅は、“中国宮廷劇の到達点のひとつ”として、今後も長く語り継がれていくことでしょう。如懿という一人の女性の生涯を見届けた後の、深く重い余韻――それこそが、本作最大の価値なんですよ♪

如懿伝-にょいでん キャスト・登場人物

中国ドラマ『如懿伝-にょいでん』のキャスト&主な登場人物一覧です。
主人公(ヒロイン)から脇役まで、登場人物の詳細をリストでご紹介します!。
主演俳優・女優および共演者情報など、出演者プロフィールが一目でわかります。

如懿役/ジョウ・シュン(周迅)
第5代皇帝の皇后の姪であり、権力を持つ一族で次代の皇帝候補である弘暦と幼い頃から想い合っていた仲。
しかし、とある事件をきっかけに皇帝となった弘暦の正室では無く側室として迎えられてしまう。

乾隆帝役/ウォレス・フォ(霍建華)
第5代皇帝雍正帝の第4子であり、周りから最も次期皇帝候補として期待されているものの権力争いに巻き込まれていく。
如懿とは幼い頃から想い合っている仲で、乾隆帝として即位した後も一途に愛を育む。

海常在役/チャン・チュンニン(張鈞甯)
如懿の親友だが家柄の低さや如懿の友人である事を妬まれ後宮内で激しいいじめにあう。
その後は、愛情が深く乾隆帝の寵愛を受けつつ後宮での影響力を得て如懿を助ける。

琅嬅役/ドン・ジエ(董潔)
乾隆帝の正室になったものの乾隆帝からの寵愛が如懿に向いているのを快く思わずに二人の仲を邪魔しようと策略する。

金玉妍役/シン・ジーレイ(辛芷蕾)
琅嬅や蘇绿筠を唆して乾隆帝からの寵愛を受ける如懿を陥れるために暗躍し、女官の衛嬿婉を如懿の代わりにいじめる。

如懿伝-にょいでん 基本情報

放送日 2018年8月20日~10月15日
話数:87話
読み方:にょいでん
如意伝ではなく如懿伝
キャスト:ジョウ・シュン ウォレス・フォ チャン・チュンニン  ドン・ジエ
演出:ワン・ジュン
脚本:リュウ・リエンズー

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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