有翡-ゆうひ-のあらすじを感想付きで全話ネタバレで詳しく紹介！

「山河令」の原作者に「楚喬伝」の演出家という取り合わせというだけでも期待感が高まるのですが、チャオ・リーインの結婚＆出産からの復帰作ということで、ロマンスだけでなく武侠アクション、コメディにシリアスと、ファン待望の彼女の魅力の詰まった作品になっています。最初は「南刀の継承者」という立場と過去に押しつぶされそうで反抗的だった周翡が、次第に成長していく姿に、チャオ・リーインの新境地を見ることができます。
また共演のワン・イーボーは、陳情令以降クールな役柄の多い彼にとっては、本作は笑顔多めのレアな表情が見られる作品となっています。彼の演じる謝允は武術よりは話術で、通常とは逆に、周翡が体を張って謝允を守る「姫」ポジションに自然となっていくので、それもまた味わい深いものがあります。

元々原作の人気が高く、武侠定番の数々の門派とそこに引き継がれる武術、周囲を取り巻くクセ強めな江湖の住民たちが物語を彩っています。映像化にあたってキャスティングもストーリーも忠実に再現されたことが評価され、映画ドラマ評価サイト猫眼で２０２０年度の時代劇ランキング１位を獲得しています。細かいキャラクターにまで見どころが多いので、お気に入りを探しながら見る楽しみもありますよ！

周翡役のチャオ・リーイン（趙麗穎）は、日中共同制作大作「蒼穹の昴」の主人公の妹・李玲玲役で注目され、「宮 パレス2 〜恋におちた女官〜」の百合役などの出演で「後宮の涙」の陸貞役、「花千骨~舞い散る運命、永遠の誓い~」の花千骨役、「青雲志 ～天に誓う想い～」の碧瑶役、「楚喬伝～いばらに咲く花～」の荊小六（星児／楚喬）役、「明蘭～才媛の春～」の盛明蘭役など、女主として数々のヒット作に出演してきました。現代劇でも「お昼12時のシンデレラ」でシャンシャン役を演じています。
感情移入度謝允役のワン・イーボー（王一博）はK-POPの中韓合同ユニットUNIQで2014年にグループの末っ子ポジションでデビューしますが、2016年に中国の「限韓令」の影響を受けてグループとしての活動が中断されてしまいます。そこからバラエティ番組や俳優業にシフトし、「ラブ・アクチュアリー～運命の恋愛相関図～」で御曹司の翟至味役、「GANK YOUR HEART-キミと、世界の果てまで」の李向空役などを経て、「陳情令」の藍忘機役で大ブレイクし、一躍トップスターの仲間入りを果たします。その後は「風起洛陽」の百里弘毅役、「冰雨火～BEING A HERO」の陳宇役など、着々と演技キャリアを積み重ね、最近は主演映画への出演が続いています。