有翡-ゆうひ-あらすじ-49話-50話-最終回(51話)-結末は!?

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沈天庶が海天一色の品を奪い、海天一色を渡すまいとする周翡たちも秘宝の在処を探して大薬谷を目指し、謎を解いて秘密の洞窟へと進んでいくことに。仕掛けに翻弄される一方で、周翡は「斉物訣」にとらわれて身動きができない状態になってしまいます。

即物的なお宝としての海天一色よりも、双方が欲しているのは「宿鉄法」と「薬王経」という知識の宝なのが面白いですね。今回は最終話となりますが、この戦いがどうなって、人々がどこにそれぞれの居場所を見つけていくのか、最後まで見届けていきましょう♪

【有翡(ゆうひ) -Legend of Love-】(ネタバレあり)

第49話「海天一色、開く」

周翡は気の流れが滞り、謝允は「気が暴走する」と焦るが全く反応しない。一方沈天庶は、義手で壁を打ち破って中に入ってくる。「生きてここから出たければ、海天一色の仕掛けを解け」と李晟に命じるが、それに対して李晟は三つの条件を出す。「仲間を無事外へ出すこと」「薬王経は渡せ、他は全部くれてやる」そして三つめは後から話すというが、沈天庶はそれを受け入れる。
沈天庶の義手は岩壁をも破るのですね!多分後から条件全部ひっくり返しますよ~

周翡は脳内で迷宮のような森をさまよい、謎の声に諦めを促されていた。
李晟は部屋の中央の調度を動かすと、自動で仕掛けが動き始め、一同に緊張が走る。やがて仕掛けが停まり、李晟は5つの品が必要だと言う。それぞれの品から水波紋の部品を取り出し、沖霄に教わった八卦の原理をもとに仕掛けへと組みこんでいく。すると奥の部屋への扉が開き、そこに財宝が現れる。
よかった、やっぱり5つの品は秘密を解くカギとして必要だったのですね!

周翡はようやく気の暴走から意識を取り戻す。「斉物訣」の最後に「使用は慎むように」と書かれていたため、周翡は呂潤に対して激怒しながらも出口探しを再開する。沈天庶は財宝の中から念願の宿鉄法を手にするが、薬王経を李晟に渡さず皆殺しを命じる。そこにたどり着いた周翡は沈天庶が薬王経を手にしていると気付いて反撃する。しかし斉門の禁所は激しく揺れ始め、周翡は沈天庶の手から二冊を半分にちぎって取り上げる。
斉物訣とは一体何だったのでしょう、時間の無駄だったような…

仕掛けが崩れ始めたとわかり、全員脱出しようとするが、沈天庶は謝允を人質にとって脱出する。周翡たちも無事脱出したものの、謝允はすぐには殺されないだろうと見て、薬王経の半分を応何従に預け、沈天庶が求めるものを謝允と交換する取引を考える。沈天庶は長年の念願である宿鉄法を手にし、謝允がいれば残りもすぐに手に入ると考える。
今のところ大喜びなのは沈天庶と応何従だけですが、半分ではどうしようもないのでは

周翡は謝允の監禁場所にたどり着き、李晟が見張りの目をそらす間に謝允のもとへもぐりこむが、沈天庶が求めているのが無敵の武器の製造法だと知って、渡すわけにはいかないと困惑する。しかし謝允はこれを利用するのだと、宿鉄法の半分を読んですべて記憶する。
半分だけ覚えるというのは結構大変そう…

「何者かが謝允の牢に侵入したが、鎖を外せずそのままに」との報告を受け、沈天庶は謝允を直接監視することに。周翡は応何従に半分の薬王経で内容を再現させていたが、やはり残りが必要だという。謝允の解毒には一刻を争うため、応何従はまだ地煞がいる大薬谷に薬剤を採りに行こうとする。楊瑾は止めるが、李姸も一緒に行きたがり、ついていくことに。
侯左が岩の下敷きになって亡くなったので、沈天庶のお世話は侯右がしていますね

ずっと謝允を直接見張っていたため沈天庶は寝不足に。そこに周翡が一人で乗り込み、宿鉄法の半分と、謝允と薬王経の半分の交換を申し出る。しかし周翡は突然宿鉄法に火をつけて破損させ「残り半分は謝允が記憶している」と言ったため、沈天庶は謝允を害することができなくなる。そこで沈天庶は謝允に刀を作らせ、うまく仕上れば謝允と薬王経を返すと言う。
李姸と違って、謝允の記憶力は信用できますよね♪

李姸たち三人が大薬谷近くにやってきたのを地煞の配下が見ていた。楊瑾は応何従に「大事なものを預かってくれ」といきなり言い出し、応何従は李姸のことかと誤解するが、小薬谷の掌門の地位だったため、応何従は断って逃げ出す。楊瑾は李姸に「落ち着いたら南境に行かないか」と誘うが、そこに地煞が来て取り囲まれ、応何従の毒と楊瑾の剣で追い払う。
応何従としては掌門の方をもらっておいた方がいいのではないでしょうか

謝允は宿鉄法の手法で刀を鍛造し、それを地煞が記録しながら同じやり方で作り上げる。その姿を見て沈天庶は嘲笑うが、謝允は「武芸が強いだけでは真の強者ではない」と返す。しかし念願の宿鉄法が入手出来て上機嫌の沈天庶の心には響かない。楊瑾は李姸に思いのたけを打ち明け、一緒に南境へ行こうと誘うが、李姸は何も言わずに逃げてしまう。
楊瑾は本当にいいのでしょうか。多分李姸は照れてるだけなのでしょうけども…

謝允は刀を完成させ、銘を「幽篁」と入れ、最終工程の前に薬王経を渡さなければ刀は完成させられないと沈天庶を脅す。周翡の血を刃に塗って完成させると、沈天庶は完成品の試し切りだと周翡に斬りかかり、熹微が折れたため周翡と謝允は急いで逃げ出すが、沈天庶は出来栄えに満足する。
熹微も折れました!何本目?さすがに謝允が贈ったからラストかと思ったのに

周翡は夜通し刀を打って疲労困憊した謝允を連れ帰る。早速、応何従は持ち帰った薬王経を解読するが、文字を消された箇所があると判明する。謝允が「四十八寨に帰って山紫水明の地で死にたい」と言い出したため、周翡は一緒に帰ることに。李姸は楊瑾の誘いに応じて南境に行くことを承知するが、それを見ていた応何従は失恋に傷つく。
応何従は一番大事な時に失恋しちゃったのですね~

応何従は薬王経の解読に全力を尽くし、解毒法を解明するが、最後の薬剤が「枯木草」か「枯雪芽」かが定かでないと言う。毒性が強いためどの動物も試験に耐えられないというので、周翡は自分で試してほしいと申し出る…
万が一周翡を失ったら、謝允はせっかく解明した解毒剤も口にしないのでは…

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第50話「赤い衣の女子」

王薬谷から出発する周翡たちに、小虎と村の住民は地煞を追い払ってくれたことで大いに感謝をし、小虎は将来侠客になると言う。地煞山荘では大勢の名工を集め、宿鉄法を基に大量の武器と鎧の生産に着手していたが、沈天庶は大薬谷の住民の捕縛を命じる。
大薬谷はまだ平和ではなかったのですね。弱小村に楊瑾が掌門になる意義を実感します

周翡たちは四十八寨に帰還し、体調が安定した謝允は春回鎮で遊ぼうと周翡を誘う。謝允が連れてきたのは仕立て店で、女将の王さんに注文していた赤い衣を受け取りに来たのだ。試着した姿に見とれつつも、謝允はこっそり睡眠薬を入れた茶を周翡に飲ませる。謝允は解毒薬の試験を応何従から聞き出し、周翡を薬で眠らせ、自分で薬を選ぶことにしたのだ。
花嫁衣裳かと思ったのですが、絵の衣装ですね。なぜサイズがぴったりだとわかるのか…

謝允は自分が選んだ解毒薬を飲み干し、周翡の傍らに寄り添う。夢の中の謝允は20年後の再会を約束して絶命し、周翡は絶望の淵にいた。一晩眠り続けて目覚めた周翡は、かすかに動きながらも瀕死の状態の謝允に「斉物訣」を試すことに。しかし「私たちはまだ何もしていない」との叫びも空しく、謝允は倒れ、周翡も倒れてしまう。
斉物訣とは一体何だったのでしょう…(二度目)

翌朝、周翡が目覚めると謝允はいなかった。庭を探すと、謝允は木の上で「20年ぶり」と軽口を叩く。「生も死も 共にすると誓う 君の手を執りて 共に老いん」 謝允は「妻」と呼んでずっと周翡に従うと誓う…
これは斉物訣が役に立ったということ?いや、応何従の解毒剤のおかげですよね!

李姸と楊瑾は、応何従が王薬谷再建のために寨門から旅立つのを見送る。三人で過ごした日々は最も意義深かったと語り、再会を約束して旅立っていく。しかしその大薬谷の村には地煞兵が乗り込み、残された宝を探り村人を捕らえようとしていた。小虎の両親は小虎を助けるため籠に隠す。沈天庶は憑りつかれたように義手で鐘を鳴らし続けていた。
想いを隠し通した応何従の笑顔を見ると、幸せになって欲しいと思います…

王薬谷に到着した応何従は村の惨状を目の当たりにし、発見した小虎は「両親が連れていかれた」と訴える。沈天庶は聞煜が安平軍を任されて駐屯していると聞き、聞煜を軍営の外に呼び出す。かつての安平軍の同僚が敵味方となって再会し、沈天庶は和解を提案するが聞煜は拒絶し、宿鉄法で義手を造った沈天庶は、聞煜の刀をへし折り、たやすく命を奪う。
聞煜がいなくなったら、安平軍はどうなってしまうのでしょう

応何従から周翡宛に文が届き、「大薬谷は地煞によって荒らされ、村人は捕まった」との内容に驚く。さらに聞煜が沈天庶に殺され兵符も奪われたというので、安平軍を思って謝允は暗澹とする。これで沈天庶と兪聞止が戦を始めたらと考えた一同は立ち上がり、李晟と呉楚楚が兪聞止に、周翡と謝允と楊瑾が沈天庶に立ち向かうことに。
応何従が退場ではなく、まだ最後まで活躍しそうで嬉しいです!

宿鉄法で製造した刀が簡単に折れてしまうため、沈天庶は職人たちを問い詰める。怯えた職人は「宿鉄法の誤りだった箇所がわかる」と訴えて造り直すことに。一方陸天曠は、沈天庶が胡天瑛を見殺しにしたことが真実だと知って、沈天庶への恨みを募らせる…
陸天曠の復讐がスタートして、地煞は内部抗争で自滅していくのでしょうか?

第51話「最後の決闘」

沈天庶は陸天曠が殺した職人の報告を受けるが、宿鉄法で刀が二本完成したことから問題にせず、狩りの最中の陳子琛を急襲し、牢に閉じ込める。沈天庶は陳子琛に、朝廷軍の鎧が刀で真っ二つになるのを見せつけ、兪聞止と組んで陳氏朝廷を滅亡させるつもりだと語る。
建康を攻め落とすため、沈天庶はまず南陵を陥落させる計画を立てる。そんな中、陸天曠から届いた新しい義手があっけなく壊れ、沈天庶は陸天曠の裏切りに気付き、偽の製造法で手甲鈎を造って贈り返すことに。
沈天庶は宿鉄法を手にして以来、何か麻薬でもやってるかのような浮かれた感じが…

李晟と呉楚楚は郭中丞に面会し、「兪聞止が皇帝の座を狙っている」と、雍州総管の趙将軍と結託し、地煞と組んで事を起こそうとしている証拠を見せる。呉楚楚の父・呉費は兪聞止に逆賊扱いされた過去があり、憤った郭中丞は、上奏して兪聞止の処分を約束する。
そういえば呉楚楚は将軍令嬢だったので、大臣は父の友人でつながりがあったのですね

周翡と謝允そして応何従と楊瑾は、四十八寨の兵を率いて地煞山荘へ攻め込む。周翡と謝允は奥に攻め込み、そこで陳子琛が捕まっていることを知る。謝允は陸天曠の相手は自分がすると、周翡を沈天庶へと向かわせる。沈天庶は宿鉄法で造り直した義手で周翡を待ち構え、最終決戦が始まる。兵が双方疲弊してきたため、応何従は予定していた毒の煙幕を張る。
横に沈天庶の訓練用の鐘がたくさんあって、片付ける地煞の皆さんのご苦労が…

陸天曠は戦いの最中に手甲鈎が壊れたため、自分もまた沈天庶に騙し返されたことに気付きながら、謝允に倒される。沈天庶は周翡に追い込まれ、「白番であっても黒石を使う」の方法をもっても苦戦していたが、周翡の刀「幽篁」に貫かれ、地煞の野望は断たれる。街には「地煞が南刀に倒された」との報が流れ、人々は平和の到来を祝う。
やっぱり周翡が使っていた刀は幽篁で、これが最終兵器となりましたね!

蓬莱では李瑾容は回復に向かっており、同明から四十八寨に帰ってよいとの許しが出た。
一方で楊瑾と李姸は二人で南境に行くと言い出し、李晟は反対するが、二人の決心が固いとみて渋々許可することに。すると呉楚楚までが足りない武術書を捜しに下山すると言い出し、李晟は不満顔だが、呉楚楚はそんな李晟をからかって面白がる。
どの女性キャラも、お相手にたっぷり甘やかされているのがいいですよね♪

四十八寨に戻った周以棠は、碁盤がそのままになっているのを見る。李瑾容と胡天瑛の格闘で崩された未完の局を謝允が復元していた。長く次の一手に苦慮していた周以棠だが、どうすべきか分かったと言って盤を手で崩し、問題は過去にこだわった自分が悪いのだという。周以棠は安平軍を解体し、兵を家に帰すことに。兪聞止は謀反の思惑が露見し、皇帝から死を賜った。大薬谷の村人たちは村に戻り、残った地煞配下は朝廷軍に編入された。戦が終わり、周以棠はあらためて周翡を謝允に託す。
周以棠は寿命が延びてしがらみが解けた謝允になら、安心して娘を任せられますよね

応何従は旅の名医として名を馳せていたが、太白山を訪れ、後に薬王と呼ばれる孫思邈に薬王経を託す。同様に宿鉄法も、周翡が名刀匠の綦毋懐文に贈り後世に役立てることに。
謝允は王麟の墓を蓬莱に建て直す。呉楚楚がまとめた武術書は多くの侠客に頼られ、また多くの武術書が呉楚楚のもとに集められる。李晟は四十八寨の実務をまとめあげていた。
孫思邈と綦毋懐文は歴史上の偉人です。その後を語られない楊瑾と李姸はどうなった?

周翡のもとに李晟から文が届き、柳家荘で開催される武術大会に出席を求めてきた。いまだに素直に李晟の実力を認められない周翡だが、李晟を応援するために協力するという。
そして謝允は四十八寨の中の学堂で子供たちに文を教え、周翡は武を教えるように。二人は昔を思い、出会えた幸せをかみしめるのだった…
謝允先生に教わったら楽しそうですね♪ ハッピーエンドでよかったです

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49~51話の感想

最後の対決の時に「幽篁」が出てきたので、アレ?いつの間に?と思って幽篁完成の場面を見直してみたら、侯右は幽篁ではなく、職人が完成させた方の刀を沈天庶に差し出していたので、周翡が熹微を折られた後、謝允はそのまま幽篁を持って逃げていました。ちょっとした錯覚ですね。まさに周翡は宿鉄法で造られた最強の刀を手にしていたのですね!
とはいっても、周翡が強くなって地煞を倒したというより、地煞という組織が互いへの疑心暗鬼で、時間をかけて徐々に自滅していったというようにも見えます。

地煞が自滅する一方で、兪聞止は呉楚楚の根回しで見えないところで倒されていました。戦いを通して四十八寨が手にした情報力と信頼、そして呉楚楚が将軍令嬢だということを最大限利用した李晟の計画の勝利でしょうか。このドラマの最初の頃では李晟が周翡へのコンプレックスを拗らせて、実力以上にふるまおうとして失敗していましたが、李晟は武芸以上に政治力を磨いて、四十八寨の次期当主としてふさわしい男に成長したということかもしれません。李晟の最大の武器は、呉楚楚という伴侶を得たことですよね!
周翡と謝允も、これまでは望むことができなかった「未来」を命がけで手にすることができて、四十八寨で穏やかな日々を送ることができたので、見守ってきてよかったです。

万事落ち着くところに落ち着いたのですが、完全に忘れられて結末からも無視された案件がひとつあります。それは「呉楚楚の弟はどうなった?」ということなのですが… 脚本陣、まさか弟のことを忘れた? 原作ではどうだったのか、気になるところです。
とはいえ、全51話が長丁場に感じず、すっきりハッピーエンドでした。お付き合いいただきありがとうございました。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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