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「風起花抄」第32話は、武才人の断髪出家に涙…そして庫狄琉璃vs卓錦娘“刺繍頂上決戦”が一段とヒートアップ!逆境の中で光る知恵と誇り、そして愛と別れ――見ごたえたっぷりの一話でした。
それでは第32話を一緒に見ていきましょう!
風起花抄 第32話のあらすじ
冒頭は武才人(ブ・ゲンカ)の決意の断髪から。玉柳(ギョクリュウ)の必死の説得もむなしく、武才人は自ら髪を断ち切り、李世民(リ・セイミン)に「これが私の誓い」と堂々と出家を宣言します。
古代中国で女性が自ら髪を断ち尼となるのは、極めて大きな覚悟と決別の象徴です。
李世民は深く自責し、心の底から武才人に謝罪します。
夜、李治(リ・チ)は裴行俭(ペイ・コウケン)と共に武才人のもとを訪れますが、武才人は会おうとせず、静かに涙を流します。李治は彼女の心を思いやり、玉柳に「しっかり見守って」と託します。
一方、卓錦娘(タク・キンジョウ)は徹夜で刺繍勝負に挑む衣装を完成させます。阿碧(アビ)には「リュウリ(庫狄琉璃)の動向を見張れ」と命令し、絶対に勝利すると意気込む卓錦娘。阿碧もその思いに応え、リュウリの部屋を封鎖して大会出場を妨害します。
朝になり、尚服局では大会の準備が進むも、リュウリは阿碧たちに閉じ込められて身動きが取れません。卓錦娘は「リュウリがいないのは彼女自身のせい」と悪口を並べ立てますが、林尚服(リンショウフク)は納得せず、必死にリュウリを探します。
太妃たちの判定で卓錦娘の豪華な衣装が絶賛される一方、リュウリの白い衣装は「シンプルながらも紅色のショールと抜群のバランス」と評価されます。
“華美すぎるよりも、シンプルさの中にこそ品格がある”というのは、今の時代にも通じる美学です。
勝負は続行へ。林尚服の決定で第3戦「龍袍(皇帝の礼服)勝負」に突入が決まりました。いよいよ大一番です!
その間、武才人は李世民に最後の別れを告げ、咸池殿(かんちでん)での“閉門修行”に入ります。李治は心が引き裂かれる思いで「必ず迎えに行く」と約束。リュウリも武才人の元を訪れ、「母の冤罪を晴らすまでは絶対負けない」と決意を新たにします。
武才人はリュウリから手作りの荷包を受け取り、「毎日祈っている」と優しく励まします。二人は静かに抱き合い、涙の別れを交わしました。
比試の最終準備を終えたリュウリ。太妃たちは「卓錦娘の衣装も素晴らしいが、庫狄琉璃の白い衣にこそ品がある」と絶賛。
「見た目の豪華さだけが“美”じゃない」――刺繍バトルの本当のテーマがここにあります。
風起花抄 第32話の感想まとめ
第32話は、武才人の勇気ある断髪・出家、そしてリュウリと卓錦娘の意地と誇りをかけたバトル――「愛・信念・職人技」が絡み合う濃密な一話でした。
伝統の継承、別れの涙、そして「本当の美しさ」への問いかけ…。今の時代にも通じる普遍的なテーマに胸が熱くなります。
次回はいよいよ「龍袍」対決!王朝の頂点を決める一大勝負が待ち受けています。シンプルさと華やかさ、どちらが最後に選ばれるのか…クライマックスから目が離せません。
※補足:「龍袍(りゅうほう)」は皇帝の礼服。極めて高度な刺繍技術と格式が求められ、まさに“天下第一針”の称号にふさわしい大勝負です。
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