ご訪問くださりありがとうございます!クルミットです♪
「風起花抄」第37話は、李明と楊妃が薬・人質・身分暴露の三重罠を仕掛け、リュウリ(庫狄琉璃)と裴行俭、李治が人生最大の危機に直面!王朝の命運・愛・誇りが激しくせめぎ合う、ハラハラドキドキの展開でした。
それでは第37話を一緒に見ていきましょう!
風起花抄 第37話のあらすじ
李明(リ・メイ)は配下の蒲巴弩(ホバド)を使い、恒泰医館の医師を長安から追い出し、裴行俭(ペイ・コウケン)が薬丸(依存症を生む毒薬)を求めて自分の手に落ちるのを待ち構えます。
この「薬による支配」は中国時代劇の王道展開、そして現代社会へのメッセージ性も強い部分です。
蒲巴弩は裴行俭の恋人が最近罰を受けた“宮女”だと報告、李明は「小豆子=庫狄琉璃」だと断定し、すぐに楊妃(ヨウヒ)に調査を依頼します。
楊妃は尚服局の記録から、女扮男装で働き罰を受けた“小豆子”を特定。養生中の庫狄琉璃(リュウリ)は突然連行され、女装を着せられたうえで正体を暴かれます。
この時、リュウリは死に物狂いで反抗しますが、過去の入宮歴や安氏との関係も暴かれ、ついに身分・素性すべてを楊妃に見抜かれます。
さらに、楊妃はリュウリを薬漬けにして支配下に置き、「李治(リ・チ)を陥れるために龍袍を作れ」と命じます。リュウリは「李治と武才人(ブ・ゲンカ)を陥れるつもりか!」と拒否しますが、薬を餌に脅され、ついに苦悩の末「条件を呑む」と答えてしまいます。
薬物依存×弱みの握り×陰謀の脅し…どれも後宮ドラマの王道ですが、現代社会にも通じる深いテーマ。
一方、裴行俭は蒲巴弩に薬の出どころを問い詰めますが、かわされてしまい、リュウリの行方を探して不禄院や李明の曹王府に情報網を張ります。李明はわざとリュウリの荷包(お守り袋)を落とし、「選択肢は二つだ」と裴行俭を揺さぶります。
楊妃はリュウリに「李治のために龍袍を縫え」と命令、そして李明の“謀反”を仕立てるため「裴行俭に『明日、李明が玄武門で兵を挙げる』と伝える手紙を書け」と指示。リュウリは紙に書くふりをしますが、もしこれを信じたら李治と裴行俭は完全な罠にハマる…と、筆を止めて苦悩。
裴行俭は李明に「なぜこんなことをする?」と詰問され、「兵権を明け渡し李明側に付けば、リュウリと一緒に幸せになれる」と持ちかけられるが、「絶対に従わない」と拒絶。李明は「リュウリの命が惜しくないのか」と脅します。
リュウリはどんなに苦しくても李治・武才人を守るため、毒薬も手紙もすべて拒否しようと葛藤。
「愛する人を守るか、自分が壊れるか」――究極の選択に追い込まれるヒロインの心理描写が胸を打ちます。
風起花抄 第37話の感想まとめ
第37話は、“薬漬け・身分暴露・罠”が同時進行する、怒涛のクライマックス直前回でした!
李明と楊妃の陰謀の手口は時に卑劣、リュウリと裴行俭・李治の“選択のドラマ”が非常にエモーショナルに描かれています。
愛と正義、誇り、そして“誰かを守ること”の難しさ…現代社会でも通じるテーマに共感せずにいられません。
このあと李治・裴行俭・リュウリたちは運命の選択をどう乗り越えるのか?
“天下第一針”の物語がいよいよラストスパートへ――次回も絶対見逃せません!
※補足:玄武門(げんぶもん)は実在の長安の城門で、「玄武門の変」は中国史最大の政変のひとつ。本作も史実を大胆に下敷きにしているので、歴史好きは二度おいしいですよ!
コメント