ご訪問くださりありがとうございます!クルミットです♪
「風起花抄」第36話は、李治への後継指名と同時に、李明が仕掛ける薬物中毒の大罠!刺客・蒲巴弩もボロボロ、リュウリ(庫狄琉璃)と裴行俭までもが深い闇に巻き込まれていきます。愛・復讐・野心・毒――王宮ドラマのクライマックス目前、緊張感MAXの1話でした。
それでは第36話を一緒に見ていきましょう!
風起花抄 第36話のあらすじ
宮廷内では李明(リ・メイ)の野心がますますエスカレート。配下の蒲巴弩(ホバド)は薬物依存で廃人寸前になり、李明はそんな彼を薬で縛りつつ「次は裴行俭(ペイ・コウケン)にも毒を盛れ」と新たな罠を仕掛けます。
中国史劇では「薬漬け」「中毒」「依存」が権力闘争の切り札として描かれがちですが、今作でも見事な“人間兵器化”の悲劇が描かれます。
その裏で李世民(リ・セイミン)は病床に伏せ、李治(リ・チ)を呼び寄せます。長孫無忌や褚遂良という歴史上の重臣2名を「顧命大臣」として指名、「唐の江山を頼む」と涙の遺言を託します。李明はこれを受け「李治を逆賊に仕立てるしかない」と最後の策略を画策。
蒲巴弩は薬の副作用に苦しみながらも、恒泰医館に駆け込み裴行俭の動向を探ります。裴行俭が「若い娘(リュウリ)の治療薬」を頼んだことを突き止め、李明に報告。李明は「今度は裴行俭の“妻”にも薬を盛れ」と命じます。
恋人や家族も“駒”にされる、権力闘争の非情さが胸に突き刺さります。
一方、リュウリは失意のなかで薬を渡され、その効果で一時は元気を取り戻しますが、実は強い依存性のある毒薬。薬が切れると禁断症状に苦しみ、心身ともに崩れていきます。裴行俭は最初「良薬」と信じていましたが、蒲巴弩と同じ中毒症状を見て事態の深刻さに気づき、恒泰医館に駆けつけるも、すでに店主は逃亡。
李明の罠が着々と進むなか、リュウリは薬を求めて錯乱、裴行俭も苦悩と罪悪感に苛まれます。
その頃、李明は李世民の死後を見据えた計画を着実に進行。李治の“謀反”を仕立てるための下準備に余念がありません。
「薬」「毒」「罠」――このあたりの駆け引きは現代ドラマの“クライムサスペンス”顔負けの重厚さです。
風起花抄 第36話の感想まとめ
第36話は、「薬物中毒」「権力争奪」「すれ違う愛と誇り」…あらゆる負の連鎖が重なり合う、超シリアスな宮廷回でした。
恋愛や職人バトルだけでなく、「病」「毒」「陰謀」のリアルな苦しみ・脅し合い――中国ドラマならではの重みがズシンと響きます。
リュウリと裴行俭、蒲巴弩…皆が“駒”として翻弄されながら、それでも必死に抗おうとする姿には応援せずにいられません。
次回はいよいよ薬と陰謀の決着、李世民の運命と王位の帰結…緊迫の展開が待っています!
※補足:ドラマの中の薬(中毒・依存)は歴史的にも中国宮廷でよく使われた支配手段。現代の依存症問題にも通じる重いテーマです。
「顧命大臣」とは、皇帝崩御後に国政を託される重臣。歴史好きなら「玄武門の変」や「唐王朝の実録」とも比較してみると面白いですよ!
コメント