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今回は中国ドラマ『風起花抄』の第1話について、紹介します!
刺繍職人として生きる女性たちのドラマや、母娘の絆がたくさん詰まった素敵な物語。1話目から人間模様と陰謀が絡み合い、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
それでは第1話を一緒に見ていきましょう!
風起花抄 第1話のあらすじ
時代は唐の太宗・貞観年間。都の長安は、活気にあふれ、街はとてもにぎやかです。物語の中心になるのは、京城で有名な仕立て屋「如意(にょい)ジャケツ店」。店主のアン・シロウとその姉アン氏が切り盛りしています。
ある日、宮中に入ることが決まったウ・ゲンカという女性とその母親が、ここで特別な衣装を仕立てるためにやってきます。このとき、リュウリはまだ幼く、店の屏風の後ろからこっそりその様子を覗いていました。
アン氏が“宮中”という言葉を聞いたときの緊張感は画面越しにも伝わってきてドキッとしました。
実はアン氏は、天下一の刺繍の腕を持つ女性で、かつて宮廷の尚服局で刺繍娘として働いていました。でも、宮廷の権力争いや陰謀に嫌気がさし、皇后の特別な許可をもらって娘のリュウリと一緒にこの店で静かに暮らしているのです。
一方で、尚服局のリーダーであるリン尚服は、強い者には媚びて弱い者には冷たく当たるタイプ。刺繍娘たちにはかなり厳しく、怖い存在です。そんな中、ヤン妃が皇后に封じられるというニュースが入り、リン尚服は自分の立場が危うくなるのでは…とヒヤヒヤ。
人間関係のゴタゴタ、現代の職場でもありそうで共感してしまいました。
アン氏の唯一の弟子、タク・キンジョウは、ヤン妃のために特別な袆衣(えい)を作るよう進言し、自らその制作に名乗りを上げます。もし成功したら刺繍界での称号をもらえるとのこと。ここでも野心がチラリと見えて印象的でした。
アン氏は娘リュウリに刺繍を学ばせたくなくて厳しく禁止します。でもリュウリはこっそり母の技を盗み見て、すでに素晴らしい刺繍の腕を身につけています。友達がうらやましがるほどの手ぬぐい(手帕)を作って、それをプレゼント。けれど、風でその手ぬぐいがどこかへ飛ばされてしまうんです。
こういう小さなハプニングが、後々大きな物語のきっかけになるから見逃せませんね!
ヤン妃の袆衣が仕上がったものの、リン尚服はその出来に大激怒。「アン氏を呼び戻さなければひどい目にあわせる」とタク・キンジョウを脅します。キンジョウは苦労してアン氏の居場所を突き止め、袆衣を持って直接店を訪ねてきます。
アン氏は渋々キンジョウを家に入れますが、娘のリュウリには会わせまいと細心の注意を払います。キンジョウは、何としてもアン氏に袆衣の修正を頼みたいと懇願し、ついには「新しい皇后に密告する」とか「リュウリの身が危ない」など脅しをかけてきます。追い詰められたアン氏はしぶしぶ引き受けることに…。
女同士の静かなバトルが怖いくらいリアルでした。自分が母親の立場だったらやっぱり娘を守りたいと思っちゃいます。
さらにキンジョウはアン氏に「世界でひとつだけの金針(刺繍針)をくれ」とまで要求しますが、これは断固拒否。ここは母親としても職人としても譲れない一線だったのでしょう。
リュウリはまたこっそりアン氏の部屋に忍び込んで、金針を手に入れようとしますが見つかってしまいます。アン氏は娘の才能に驚きつつも、もう二度と宮廷の世界に巻き込まれたくない一心で厳しく叱ります。リュウリは理由も分からず泣きじゃくり、親子のすれ違いに胸が痛みました。
一方、物語はもうひとつの舞台へ。青年のペイ・コウケンは、科挙の試験を受けるため京の都にやってきます。偶然、名将のソ・テイホウが帰京するのを目にし、憧れからついていきます。寺で弟子入りを願い出ますが、ソ・テイホウは最初は迷惑そう。しかし、「あの木の茶花を矢で射抜け」と言われ、見事に当てたのはなんとリュウリの手帕!
こんな偶然ってある!?と驚きつつも、運命の糸が少しずつ絡み合っていく感じがワクワクします。
ソ・テイホウはコウケンを「見かけ倒し」だと最初は突き放しますが、寺の僧侶が一生懸命コウケンのことをかばい、最終的には「考えておく」と返事をもらいました。
風起花抄 第1話の感想まとめ
第1話はとにかく刺繍をめぐる女たちのプライドや、母と娘の複雑な愛情がとても印象的でした。
個人的には、アン氏が娘リュウリを守ろうとする必死さに胸が熱くなりましたし、職人同士の静かな火花が本当にリアル。
何気ない日常の中で起こる小さな出来事が、後々大きなドラマに発展しそうな予感がひしひしと伝わってきました。
それにしても、リュウリの才能や純粋さには応援したくなるし、これからどんな風に成長していくのかすごく楽しみです!
そして、青年ペイ・コウケンとリュウリの手帕がつながるシーンなど、偶然が物語を動かす瞬間はやっぱりドラマならではの面白さ。
次回もきっと母娘の絆や、それぞれの夢が交錯する展開になりそうでワクワクします!
また、当時の宮廷や職人の世界のしきたりなど、現代と通じるところも多くて、主婦の私としては妙に共感できる部分もありました。
それでは、次回の「風起花抄」第2話も一緒に楽しみましょう♪
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