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「風起花抄」第22話は、裴行俭と李治、そして庫狄琉璃が初めて“家族のように”酒を酌み交わす心温まるシーンから、後宮のドロドロとした駆け引き、そして新たなデザインの衣装を巡る策略まで盛りだくさん!嫉妬や愛情、主従関係が交錯し、ますます目が離せない展開でした。
それでは第22話を一緒に見ていきましょう!
風起花抄 第22話のあらすじ
比武での大怪我から回復しつつある裴行俭(ペイ・コウケン)を気遣い、庫狄琉璃(リュウリ)は東宮に見舞いに訪れます。裴行俭が「寝衣を自分の手で縫ってほしい」とリクエストすると、リュウリは快諾し、その場で袖の長さを測ります。
男女の距離感や照れくささを感じる場面に、思わずニヤニヤしてしまいました!
裴行俭は「李治の衣もこうやって測るのか」と少し嫉妬しますが、リュウリは「太子の衣服サイズはすでに尚服局で管理してある」と説明。それでも裴行俭は「もう他の男にはこうしてほしくない」と釘を刺し、照れ隠しながらリュウリへの好意を隠しきれません。
一方、後宮では楊妃(ヨウヒ)が尚服局の礼服デザインに不満を爆発させ、卓錦娘(タク・キンジョウ)が繍娘たちを厳しく叱責。リュウリは「楊妃の好みを徹底リサーチしたほうがいい」と提案します。この“お客様に寄り添う発想”は現代の仕事にも通じるヒントですね。
また、松涛(ショウトウ)と郎侍衛の恋模様も描かれます。2人がこっそり逢引きをしていると、楊妃付きの阿監に見つかり、弱みを握られて脅されてしまうシーンも。
宮廷ドラマあるあるの「秘密の恋と権力バトル」にドキドキします。
松涛は阿監の頼みごとを渋々引き受け、恋人関係に暗雲が立ち込めます。
そんな中、李治は貴重な葡萄酒を手に入れ、王内侍を使って裴行俭とリュウリを東宮に招待。王内侍は裴行俭に「玉児って誰?」と尋ねますが、裴行俭は「昔の知人」と誤魔化します。
リュウリが一番乗りし、李治との昔話で盛り上がります。葡萄酒について語るリュウリの“素朴な家族エピソード”に李治もほっこり。
裴行俭が加わり、三人で酒盛り。「助け合った縁に乾杯!」という雰囲気で、李治や裴行俭も珍しくリラックス。リュウリが調子に乗ってグイグイ飲む姿も微笑ましく、李治から「三杯罰だよ」と冗談を言われるなど、仲良し家族のようなひとときでした。
身分も立場も違う三人が、対等な友人のように語り合う場面は胸が温かくなりました。
やがてリュウリは酔いが回り、裴行俭が「女であることをうっかりバラさないように」とさりげなくエスコート。
李治もからかい半分で「君が私のそばにいれば」と本音をチラリ。裴行俭は「男女の別は大事」と注意を促し、2人の“恋の攻防戦”も見どころです。
尚服局では、毎月一度の“ご褒美ごはん”が出る日。繍娘たちは大騒ぎで食事へ駆け出しますが、リュウリは仕事を優先し礼服のデザインに没頭。
邓七娘(トウ・チチョウ)が見張りに来ますが、リュウリの新作“百鳥朝鳳(ひゃくちょうちょうほう)”図に感心しきり。
百鳥朝鳳は、たくさんの鳥が鳳凰を中心に舞う伝統デザインで、中国では「唯一無二の女王」を象徴します。楊妃の“後宮No.1”イメージにもぴったりですね。
邓七娘は「本当にすごい」と大絶賛。リュウリも「楊妃のために心を込めて描いた」と照れながら語ります。卓錦娘は会話を陰から盗み聞きし、「まさか自分を差し置いて直接楊妃に献上?」と激怒。しかしリュウリは「全ては卓錦娘を通して納品します」と説明し、誤解はなんとか回避。
卓錦娘は早速この図案を楊妃に見せ、楊妃も大満足。「これをぜひ私の礼服に」と大喜び。リュウリが縫製まで担当することに決定します。
一方、リュウリは武才人に礼服のデザインをいくつか提案。武才人は「牡丹(ぼたん)柄」を希望。
牡丹は中国文化で「富貴」「華やかさ」「女性の美の象徴」として愛されている花です。
松涛は参湯(さんたん・薬膳スープ)を届けるふりをして、武才人とリュウリの会話を盗み聞き。宮廷の情報戦は本当に油断できません。
風起花抄 第22話の感想まとめ
第22話は、心温まる晩酌のシーンから、後宮の嫉妬や計略、新たな衣装デザインへの挑戦まで、たくさんの見どころが詰まっていました。
リュウリと裴行俭、李治が本音を語り合う酒席は、普段の宮廷の張り詰めた空気と違い、ホッとできる癒しの時間でした。
また、伝統的なデザインで楊妃の心をつかんだリュウリの実力や、卓錦娘との複雑な上下関係、そしてライバル繍娘たちの嫉妬も丁寧に描かれ、「努力が報われる瞬間」「でもすぐに新たな試練が来る」というドラマのリアルな厳しさも実感。
個人的には、「百鳥朝鳳」や「牡丹」のようなモチーフの意味を知ることで、より深く物語を楽しめました。中国の伝統や宮廷文化に興味がある方には、そういったモチーフにもぜひ注目してほしいです。
次回は、図案が盗用されたり、恋や権力をめぐる新たな事件が起こる予感。リュウリの運命や恋の行方、後宮の波乱から目が離せません。
※「百鳥朝鳳」は中国伝統刺繍の定番で、後宮の頂点=“唯一無二の女王”を象徴。牡丹は美しさと富貴、女性の力を表す花です。ちょっとした補足でも、ドラマがより楽しめますよ。
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