ご訪問くださりありがとうございます!クルミットです♪
第30話の「風起花抄」は、ついに“金針継承”をかけた頂上対決がスタート!卓錦娘の陰謀、リュウリ(庫狄琉璃)の機転、刺繍職人たちの誇りと嫉妬、王宮ならではのバトルが炸裂!ドキドキと共感が止まらない見応えたっぷりの回でした。
それでは第30話を一緒に見ていきましょう!
風起花抄 第30話のあらすじ
夜明け、卓錦娘(タク・キンジョウ)は刺繍娘全員を招集し、「私は安氏唯一の弟子、金針の正当継承者、これからは“天下第一針”を名乗る」と高らかに宣言。金針継承の祭針儀式を得意げに進めます。
しかし、リュウリ(庫狄琉璃)は「卓錦娘は安氏の教えも未熟、金針の資格も天下第一針の名もふさわしくない」と真っ向から異議を唱え、公然と挑戦状を叩きつけます。
これぞ「真の後継者決定戦」!伝統工芸ドラマの醍醐味ですね。
卓錦娘は激怒し、リュウリを強引に追い出そうとしますが、林尚服(リンショウフク)が間に入り、宮廷らしい公平な裁きを提案。「三日後に分染・刺繍・縫製の三本勝負、判定は太妃と宮廷の妃たち」と大々的な勝負が決まります。
勝負の舞台裏はまるで“ドラマ版プロジェクトX”のような臨場感!
リュウリは挑発にも冷静に応じ、卓錦娘は「必ず惨敗させてやる」と息巻きます。邓七娘(トウ・チチョウ)は裴行俭(ペイ・コウケン)に状況を報告。「卓錦娘が何か仕掛けるかも」と心配し、裴行俭も「リュウリを見守り、何かあればすぐ知らせて」と頼みます。
いよいよ分染勝負当日。リュウリは色鮮やかな赤い布を染めるため、紫鉚虫膠(しぼうちゅうこう=伝統的な赤染めの原料)を探しますが、支給されたのは全て受湿で色が悪い。これは卓錦娘が裏で内侍と結託して“材料妨害”したもの。
邓七娘は卓錦娘の部屋に紫鉚虫膠が隠されているのを見抜き、内緒でリュウリに届けようとしますが、リュウリは「母の知恵」を頼りに別の染料探しへ――母・安氏が生前よく使っていた“葡萄(ぶどう)染め”を思い出し、東宮で王内侍から葡萄をもらって自作染料を調合します。
こういう「家庭の知恵」「職人の工夫」は時代を超えて胸に響きます!
染め上がった布を太妃たちが“ブラインド判定”することになり、どちらが染めたか分からないよう審査。結果は…リュウリの布が見事に選ばれ、太妃たちも「朝焼けのような美しさ」と絶賛。林尚服も「堂々たる出来栄え」と大満足。卓錦娘の妨害も見破られ、リュウリは「葡萄で染めた」と公表。卓錦娘の卑劣な行為も暴かれてしまいます。
裴行俭も結果を見届け、「リュウリの努力と工夫が勝利を呼んだ」と心から喜びます。卓錦娘は怒り心頭、次の刺繍勝負に全てを賭けて臨むと宣言。
“勝負”の中で見える人間関係、職人のプライド――本当に見ごたえがありました。
同じ頃、李世民(リ・セイミン)は高熱で寝込み、武才人(ブ・ゲンカ)や李治(リ・チ)も奔走。宮廷がざわつく中、リュウリと卓錦娘の「伝統と革新」をかけた戦いはまだまだ続きそうです。
風起花抄 第30話の感想まとめ
第30話は、「技術の継承と誇り」をかけた熾烈なバトル回でした。卓錦娘の陰謀とリュウリの機転、邓七娘や裴行俭の友情サポート…宮廷ドラマの魅力が存分に詰まっていました。
特に「家庭の知恵」や「母との思い出」を活かして難関を突破するリュウリの姿には心が温かくなります。刺繍ドラマでありながら、サスペンス・恋・人間関係も絶妙なバランス!
これから刺繍・縫製の対決、勝者に待ち受ける運命…ますます見逃せません。
次回も針と糸、プライドと涙の宮廷バトルに注目です!
※補足:「紫鉚虫膠(しぼうちゅうこう)」は実際に中国伝統染色で使われた材料で、「葡萄染め」や「鳳仙花染め」など身近な植物の知恵が伝統技術の支えになっています。
コメント