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クルミットです♪
キノコで幻覚を見て病院に運ばれるという騒ぎから始まった19話ですが、この回でいちばん重かったのはそこじゃないんですよね。鳳おばさんと阿桂おばさんがぶつかった口喧嘩から、長年誰にも言えなかった痛みが少しずつ出てくる、そういう話でした。
謝之遥が夜通し付き添っていたシーンも忘れられないんですが。
それでは19話を一緒に見ていきましょう!
風の吹く場所へ 19話のあらすじ
夜の有風客棧が突然ざわつきます。許紅豆(ホンドウ)、大麦(ダーマイ)、胡有魚(ユーユィ)の3人が、十分に加熱していない野生のキノコを食べてしまい、幻覚を引き起こして暴れ続ける状態に。リンナが謝之遥(シエ・ジーヤオ)に連絡を入れ、二人でなんとか3人を病院まで運びます。
幸い毒性は軽く、命の危険はありませんでした。リンナはベッドのそばで涙をこぼしながら付き添います。謝之遥はその場を離れず、翌朝まで3人の世話を続けました。
朝、ホンドウが目を覚ますと謝之遥の背中が視界に入ります。一晩ここにいてくれたんだと気づいた瞬間、理由のわからない何かが胸をさっと走りました。
謝之遥、夜通しいたんですよ。それだけで伝わるものってあるんですよね。
退院後、謝之遥はホンドウの部屋で世話を続けます。ふと壁を見ると「私たちの約束」という言葉と、謝之遥自身の写真が貼られた写真コーナーがありました。近づこうとした瞬間、ホンドウが「プライバシーがあります」と言いながら素早く押し出します。
押し出す速さが面白かったです。あの慌て方は完全に見られたくなかったやつ。
一方、阿桂おばさんは青島行きを楽しみにしていたのに、息子の大洋(ダーヤン)から直前に「出張になった」とキャンセルの電話が来ます。がっかりしながらも友人たちの前では息子をかばいます。
それを聞いた鳳(ほう)おばさんは、そのせいで有風小院での仕事に行けなくなって50元の収入を逃したと不満を言います。もともと二人とも気性が激しいので、すぐ口喧嘩になります。そのなかで阿桂おばさんが鳳おばさんの息子、謝強(シエチャン)が刑務所に入っていることに触れてしまいました。鳳おばさんは当場で大泣きします。
言ってはいけないことを言ってしまった、というあの瞬間の重さ。阿桂おばさんもわかってたはずで、だからこそ見ていてきつかったです。
謝之遥から事情を聞いた謝暁春(シエ・シャオチュン)がホンドウたちに伝えます。鳳おばさんの娘、大雲(ダーユン)は野生キノコを摘みに行った際に崖から転落して亡くなっていたこと。その話を知る人はほとんどいないこと。そして娘が亡くなったすぐ後、息子の謝強が倉庫番の仕事で悪い仲間にそそのかされ、数十万元相当の鉄筋を数万元で横流しして捕まったこと。鳳おばさんと昌(ちゃん)おじさんは減刑のために親戚中から借金して返済し、十数年間ずっと切り詰めて生きてきたといいます。
娘がキノコを摘みに行って崖から……この回でもキノコの話が重なって、なんとも言えない気持ちになりました。
今では村で謝強が反面教材として語られているそうです。鳳おばさんがそれを知ったら、と思うと。
大麦のほうでは、撮影の仕事を終えた筍子(スンズ)が街へ戻ることになり、大麦は名残惜しそうにしています。実はリンナがこっそり筍子に頼んで、大麦を創作の仕事に誘ってもらっていたことが判明します。事実を知った大麦はその夜リンナにお礼のメッセージを送りました。翌朝、ホンドウとリンナが見た大麦は目を腫らしてふらふらの状態。一晩中小説を書いていたのに、また霊感が枯れてしまったとのこと。
リンナのさりげなさ、好きです。そしてすぐ枯れる大麦も、なぜか応援したくなります。
話の終盤、小琴(シャオチン)の父親が田んぼの近くで昌おじさんが倒れているのを発見し、急いで病院へ。重度の貧血でした。鳳おばさんは泣きながら町まで走ります。そこへ阿桂おばさんが車で迎えに来て、病院まで連れていきます。昌おじさんの命に別状はなく、阿桂おばさんも胸をなでおろします。でも鳳おばさんとさっき喧嘩したばかりなので、気づかれないように静かに病院を出ていきました。
風の吹く場所へ 19話の感想まとめ
今回いちばん引きずっているのは、鳳おばさんの話を聞いた後の重さです。
娘を亡くして、息子が刑務所に入って、借金を返しながら何十年も質素に暮らしてきた。夕飯が油っ気のない粗末なものだという描写を見ていると、胸が苦しくなります。
それでも笑顔で村の人たちと付き合っている鳳おばさんが、この回以降どう見えるか変わった気がします。
阿桂おばさんも、口喧嘩のシーンではイラッとしたんですけど、昌おじさんが倒れた後に車を出してくれたのは彼女でした。静かに病院を出ていく後ろ姿が切なかったです。謝れないけどいたくなかったわけじゃない、という感じで。
ホンドウと謝之遥のほうは、朝に背中を見て胸がざわっとした場面が静かでよかったです。写真コーナーを見られたくなくて慌てて押し出したホンドウの顔が見たかった。
昌おじさんが倒れた、あの場面の鳳おばさんの走り方がまだ頭に残っています。
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