中国ドラマ-花と将軍-あらすじ-全話一覧
ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
「花と将軍」は中国宋の時代の男女逆転恋愛ドラマです。マー・スーチュン演じるヒロインは“生き閻魔”と呼ばれ敵から恐れられた鬼将軍、葉昭。宿敵遼との八年に及ぶ戦争に勝って宋の国に凱旋しますが、実は男のなりはしていても中身は女性。それを知った宋の皇帝仁宗は葉昭と自分の甥の趙玉瑾を結婚させて、大将軍となった葉昭を妻の座に落ち着かせてその権力を削ごうとします。そして見た目の美しい遊び人の趙玉瑾と男勝りの葉昭のとんでもない新婚生活が始まるのでした・・。
このドラマはこだわりを持って練られた脚本と細かい演出で人気を博し、動画配信サイトは<Youku>1社のみで配信されたにもかかわらず総視聴回数は60億回を超えました。またネットドラマ視聴ランンキングでも4週連続で一位を獲得し、スピンオフWEBネットムービーも作られる大ヒットとなっています。
ここでは中国ドラマ『花と将軍』のあらすじやネタバレ感想、キャスト相関図、見どころ、最終回結末、といった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきますので、どうぞお楽しみに!
花と将軍 あらすじ
清朝末期の激動の時代に実際に豪商として活躍していた1人の女性周瑩(しゅうえい)。女性が商人になるなどありえない時代に、幾多の試練を持ち前の行動力と卓越した商才でたくましくくぐり抜けていきます。
流れ者の養女周瑩(しゅうえい)は養父周老四とともに生活のために大道芸と詐欺で渡り歩く日々だった。周老四の博打の借金で涇陽第二位の商家である沈家に侍女として売られていく。
沈家の次男沈星移に気に入られ危うく側女にされそうになるが、涇陽一番の商家である呉家東院の若旦那呉聘(ごへい)に助けられ、かくまってもらう。
呉家東院の学徒房での商売の授業に興味を持ち、才能を認められ勉学にいそしむ周瑩であったが、呉家東院は陰謀に巻き込まれてしまい、呉聘も暴漢に襲われ意識不明になってしまう。
呉聘にうながされて呉家東院を出て行こうとしていた周瑩だったが、大恩ある呉家東院と呉聘の危機に残って助ける決意をする。
「花と将軍-各話あらすじ」はこちらから
ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。
国の窮地を救うほどの最強の女子・葉昭と、甘やかされて育った見た目がいいだけの虚弱な男子・趙玉瑾。この二人が一つの屋根の下で暮らすことになります。麗しい容姿の趙玉瑾にまんざらでない様子の葉昭ですが、趙玉瑾の方は恐ろしい将軍である葉昭などまっぴらといった感じ。結婚の日は仲間たちの助けを借りて逃げ出そうとしますが簡単に捕まってしまいいやいや結婚。でもこの二人がまさかのラブラブな関係に。男女逆転の恋愛劇に見る側もドキドキ!剛腕な男も倒す葉昭が優しく柔らかい乙女心を取り戻していく様は必見。二人の変化に興味津々で目が離せません。この運命の恋に注目しましょう!!
ヒロインを演じるのは「武則天-The Empress-」「ミーユエ 王朝を照らす月」などのドラマ、そして映画『七月と安生』では金馬奨<最優秀女優賞>を受賞した演技派女優、マー・スーチュン。趙玉瑾役は太子妃狂想曲<ラプソディ>」「逆転のシンデレラ~彼女はキレイだった~」などに出演して人気を博したイケメン俳優ション・イールンです。
またスタッフは日本からワダエミや岩代太郎、小澤秀高などが招集されました。衣装担当のワダエミは黒澤明監督作の映画「乱」でアカデミー賞を受賞、チャン・イーモウ監督の映画などで印象的な衣装演出が話題になりました。このドラマでも役者それぞれの衣装の色の合わせ方が素晴らしいです。音楽担当の岩代太郎はジョン・ウー監督作の映画「レッドクリフ」などで映画音楽を手がけた才人です。美術指導は「失楽園」「マエストロ!」などで映画美術を担当した小澤秀高が行いました。そして「太子妃狂想曲<ラプソディ>」のルー・ハオジジが芸術監督を務め美しく独創的な世界観を演出し、見れば見るほどその世界に引き込まれること必須です!ドラマのワンシーン、ワンシーンが丁寧に作られているのにも好感が持てます。
>花と将軍 評価レビュー・感想
60話もある物語を良くまとめたなあと感心しました。長いドラマって途中で中だるみしがちなのに、このドラマにはそれがなかった!俳優さんたちも熱演していましたし、衣装も素晴らしかったです!!
葉昭を演じたマー・スーチュンは女性でありながら大将軍という難しい軍人役を見事に演じていました。きりっとしていない、どちらかというと柔和な顔立ちのマー・スーチュンを見た時これって無理があるのでは?と思いましたが、西夏と戦うシーンは勇猛果敢、迫力満点で感心しました。そして女性でありながら従妹の惜音や西夏の銀川に慕われる役ですが、不自然な感じもなく見る側も感情移入できて上出来!玉瑾と結婚すると笑顔の可愛い女性になったり、大将軍としては貫録たっぷりになったりと演じ分けがさすがでした。ただ盛り上がる場面になるとやたらに風が吹くのにはちょっと笑えました。
また相手役の玉瑾役のション・イールン、最初は軟弱な遊び人の貴族だったのが、葉昭と結婚して男らしく変貌していきます。そんな過程をしっかり演じていました。割とドジでコミカルなところがあったり、キュートなところもある可愛らしい玉瑾でした。
それから後半部の主人公ともいうべき惜音役のワン・チューランは綺麗でしたね~~。西夏の王族を自分の美貌で争わせて敗北へと導きました。でもそんな姦計を巡らせる女性でありながら一途に葉昭を愛する面もあり、またそうしたひたむきな女性だったからこそ大きな謀が出来たのかもしれません。
このドラマ、大将軍の葉昭と軟弱な貴公子・玉瑾の立場の逆転した結婚劇が主題であったかもしれませんが、それだけでは60話まで満たせないので宋の謀反を入れたり、戦争を入れたりして話を繋いでいました。でもその中で女性という性でも気持ちは男でしかなかった葉昭は玉瑾と夫婦になることで女性らしさを知り、母親にもなります。そして玉瑾も懐妊した妻を守ろうと雄々しくなっていきます。そんな主人公たちの成長の様子も描かれていて見ごたえがありました。
そして他の俳優さんたちも自分の役をしっかり演じきっていましたね。特に敵とは言え、伊諾を演じた役者さんは素晴らしいと思いました。西夏の戦いの衣装もとても似合っていてかっこよかったです。
衣装、演出の工夫などでこのドラマを良いものにしようと言う製作側の熱意も良く伝わってきました。 テレビでは放送せず、動画配信サイト<Youku>のみで配信したにも拘らず、総視聴回数は60億超えし、ネットドラマ視聴ランキングでも4週連続1位を獲得したのも頷けます。これからもこうした良質のドラマが生まれると良いですね!!
花と将軍 キャスト・出演者
<葉昭役・マー・スーチュン>
軍人の家に生まれた葉昭は女性でありながら天下の大将軍となり、皇帝の甥の遊び人の貴族、玉瑾と結婚します。そんな勇敢な将軍役を見事に演じました。170センチという背の高さが男装の麗人役にピッタリだったのでしょうね!
マー・スーチュンは1988年生まれの30歳。主な出演作に「ハッピー・カラーズ 〜ぼくらの恋は進化形〜」「七月與安生」「ミーユエ 王朝を照らす月」があります。
<玉瑾役・ション・イールン>
虚弱体質の遊び人貴族、玉瑾は初め葉昭との結婚を嫌がりましたが、次第に心を通わせるようになり自分も強い男へ変貌していきます。そんな玉瑾役を演じきり、ドラマの主題歌まで歌っているション・イールンは1992年、浙江省杭州市生まれの俳優さん。
主な出演作に「太子妃 狂想曲(ラブソディ)」「逆転のシンデレラ~彼女はキレイだった~」「上古情歌」などがあります。
<惜音役・ワン・チューラン>
愛する葉昭のために敵国の王を翻弄する美女役を演じました。1999年生まれでまだ20歳にもなっていないのに堂々とした演技でしたね!
他の出演作には「将軍在上」、「崑崙帰」があります。
<范中淹役・ユー・ボー>
腐敗した政治を改革するために奔走する政治家・范中淹を演じたユー・ボーは1976年生まれの俳優さん。真面目で誠実そうな風貌が役柄に合っていました。
2016年テレビドラマ「解憂公主」に漢武帝役で出演、「秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~」「孤高の花」にも出ています。
<祈王役・チュー・ヨン>
弟である仁宗に不満を抱き、自ら皇帝になるために謀反を起こす兄を演じました。皇族という貴人の雰囲気の似合う俳優さんですね。
主な出演作に「檸檬初上」「周末父母」「盲約」などがあります。
<胡青役・ディン・チュアン>
大将軍・葉昭を影で支える軍師役で優し気な面立ちが印象的でした。控えめでいながら存在感がありましたね。1992年生まれで北京市出身。2013年ドラマ「敢愛(原題)」で芸能界デビューしました。
伊諾役のチャン・ジュンミンも調べてみましたが情報が無く残念・・敵役ながら衣装も素晴らしくてかっこよかった!
そして他の俳優さんたちの熱演も光っていましたね!!
花と将軍 基本情報
原作「将軍在上我在下」
演出 ウェンジエ、フォ・ヤオリャン
脚本 シーチェンゴンズー
話数 全60話
放送期間 2017年10月25日から
放送局 优酷
監督 文杰/芸術監督 ルー・ハオジジ 「太子妃 狂想曲<ラプソディ>」
衣装 ワダエミ「乱」「英雄~HERO~」
美術指導 小澤秀高 「失楽園」
音楽 岩代太郎 「レッドクリフ」シリーズ「あゝ、荒野」
コメント