麗王別姫-れいおうべっき-あらすじ-全話一覧-感想つきネタバレありでご紹介!

中国ドラマ-麗王別姫-花散る永遠の愛-あらすじ-全話一覧
麗王別姫

ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
「麗王別姫(れいおうべっき)」の舞台となるのは唐の末期、玄宗皇帝から三代の時代で、ヒロインは代宗の実在の妃、睿真皇后です。武則天や楊貴妃とは異なり、「乱の最中に行方不明になって皇帝が探し続けた」というわずかな逸話が残るのみの女性ですが、代宗の深い愛情が感じられる伝聞を、異民族との関わりなども盛り込んで、ドラマティックに膨らませた波乱万丈のドラマに仕上がっています。

ヒロイン・沈珍珠を演じるのは、ジン・ティエン(景甜)。「キングコング:髑髏島の巨神」「パシフィック・リム:アップライジング」などのハリウッド進出も話題ですが、中国のドラマでは「孫氏《兵法》大伝」で、孫武に姉を殺され、愛憎ないまぜな思いを抱く少女漪羅役を鮮烈に演じた後は「皇后の記」のユアル役、「ハンシュク~皇帝の女傅」の班淑役と、波乱の人生を賢く強く生き抜くヒロイン役が続いています。
珍珠と愛憎劇を繰り広げる李俶(後の代宗)役のアレン・レン(任嘉倫:レン・ジャールン)は、オーディション番組から歌手としてデビューしたものの、俳優に転身、本格的にブレイクしたのは本作ということです。このドラマでは挿入歌で歌の方も披露しているようですよ。
李俶を想う女将軍・独孤靖瑶を演じるレジーナ・ワン(万茜)は、当ブログでもご紹介している「三国志 Secret of Three Kingdoms」で献帝の皇后伏寿役を演じている実力派です。伏寿では気品に満ちた皇后を存在感たっぷりに演じていますが、一転、静から動の女将軍役をどう見せてくれるのでしょうか。
安禄山の息子で珍珠の幼馴染・安慶緒を演じるマオ・ズージュン(茅子俊)は、「四大名捕 ~都に舞う侠の花~」で四大名捕のひとりで、鬼鬼ちゃんにつれない鉄手役をはじめ、「美人心計~一人の妃と二人の皇帝~」「傾城の皇妃~乱世を駆ける愛と野望〜」などの出演でおなじみのイケメンです。
すれ違う四角関係はラブ史劇の花ですので、彼ら美男美女のかないそうでかなわぬ恋心に焦らされるのもまた一興ですね!

王道のラブ史劇でありつつ、唐王朝滅亡に至る政治的な駆け引きもきちんと盛り込むことで、絢爛豪華な時代の終焉を細やかに描く、深い人間ドラマでもあります。

ここでは『麗王別姫~花散る永遠の愛』のあらすじやネタバレ感想、見どころ、最後の結末、といった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきますので、82話の長丁場を一緒に楽しみましょう!

麗王別姫 あらすじ

時は唐朝。絢爛絶頂を極めた玄宗皇帝の御代も、次第に綻び始めていた。
奸臣達が権力闘争に暗躍し、寵姫楊貴妃の親戚である楊国忠の讒言によって、皇太子妃の兄・韋堅が謀反の罪を着せられた。自らに累が及ぶことを恐れた皇太子・李亨は、妻の韋妃を離縁することに。
そこで李亨の息子・李俶は、母と伯父の無実の証を立てるために、伯父から聞いた情報をもとに調査を始める。
一方、呉興太守・沈易直の娘、珍珠は、宮女の候補として長安に向かっていた。しかし10年前に出会った命の恩人を探したいという思いに駆られ、珍珠は思わぬ行動に…
そして安史の乱へ向かって翳りゆく時代と、濃厚な愛憎に翻弄される沈珍珠と李俶の縁が、今、始まろうとしていた…

麗王別姫-各話あらすじ」はこちらから

ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。

麗王別姫-1-2-3話

麗王別姫-4-5-6話

麗王別姫-7-8-9話

麗王別姫-10-11-12話

麗王別姫-13-14-15話

麗王別姫-16-17-18話

麗王別姫-19-20-21話

麗王別姫-22-23-24話

麗王別姫-25-26-27話

麗王別姫-28-29-30話

麗王別姫-31-32-33話

麗王別姫-34-35-36話

麗王別姫-37-38-39話

麗王別姫-40-41-42話

麗王別姫-43-44-45話

麗王別姫-46-47-48話

麗王別姫-49-50-51話

麗王別姫-52-53-54話

麗王別姫-55-56-57話

麗王別姫-58-59-60話

麗王別姫-61-62-63話

麗王別姫-64-65-66話

麗王別姫-67-68-69話

麗王別姫-70-71-72話

麗王別姫-73-74-75話

麗王別姫-76-77-78話

麗王別姫-79-80-81話

麗王別姫-最終回(82話)

見どころポイント

唐の時代と言えば、絢爛豪華な文化が花開いた時代で、武則天や楊貴妃がヒロインの華やかなドラマが数多く制作されてきました。本作もまた、華麗なビジュアルの再現で高評価を得てきたスタッフが、きらびやかな宮廷文化と人間ドラマを描き出します。
チャン・イーモウ監督の「王妃の紋章」で美術を担当したフォ・ティンシャオや、「武則天~The Empress~」の衣装スタイリスト、ホー・ユンイーなどが参加し、製作費43億円で再現された圧巻の王朝絵巻は必見です。

麗王別姫 を見逃した、どうしても先が気になる場合は?

韓国ドラマ『麗王別姫』を見逃した場合には、U-NEXTで視聴する事ができます!
動画視聴サービスは色々とありますが、麗王別姫はU-NEXTの独占となっているので他のサービスでは視聴できません
U-NEXTは31日間もお試し期間があるので、合わなかった場合は、お試し期間内に解約すれば一切お金はかかりませんので安心して登録できます!

>>詳しくはこちらからどうぞ!

U-NEXT公式サイトはこちら

麗王別姫 評価レビュー・感想

見始める前は、勧善懲悪のわかりやすいラブ史劇だろうかと予想していましたが、そうではなかったのは嬉しい驚きです。
安史の乱までは比較的シンプルに、楊国忠や崔彩屏という悪役ポジションの嫌がらせに耐える李俶と珍珠、という配置になっていましたが、悪役たちが退場してもまだ物語は中盤で、さらに独孤靖瑶という複雑なキャラクターの登場や、安慶緒の孤独な独裁者ぶり、また李倓の悲劇によって話の奥がぐっと深まりました。

ヒロイン沈珍珠を演じるジン・ティエンはいるだけで画面を華やかにする美人なのですが、その華やかさが唐の時代にとてもマッチしていたと思います。最初の頃は科学捜査スキルを持つかのような推理力を発揮する演出が何度か出ていたのですが、結婚して王府におさまるにつれ、その能力が発揮されるシーンが次第に減っていくのは残念でした。
でも、彼女はお転婆時代から、恋する乙女となり、妻となり、母となっていく変遷を実に巧みに演じ分けていて、とても安定感がありましたね~。

唐の時代だけに実に衣装が華やかでしたが、主要な登場人物にそれぞれテーマとなる色を衣装に割り振っているのかなと思いました。珍珠は金や銀の色が多かった印象で、透明感のある美しさを引き立てていました。靖瑶は赤を多く着ていたのですが、闇落ちのシーンで青の衣装に切り替わったので、思わずハッとさせられました。
李俶は、独自のカラーというより女性陣に合わせた色をコーディネートされていたようで、結構幅広い色を着こなしていたような印象があります。武人役なのに細そうな彼が、威風堂々に見えるようにとても工夫されているなと、感心して見ていました。

話数の多い中国時代劇の中でも、80話を超えるのは大作の部類なのですが、全82話のこの「麗王別姫」は話数ほどの長さを感じません。
次から次へと巻き起こるトラブルに、必ず謎を残して次の展開へと移っていく話の運び方が実に巧みで、続きが気になってしまうようになっているのですね。
実在の人物の物語だと、少し調べると史実のオチがわかってしまうのですが、このドラマの場合、歴史上の謎となっている「幻の王妃」の存在にスポットを当てているので、最後がどうなるのかわからないというのもドキドキさせる展開でした。

史実の出来事にフィクションで裏付けをしていくのはよくある手法ですが、安禄山が乱を起こすタイミングや、史思明が唐に投降して再び裏切る謎の行動、張皇后と李輔国の関わりなど、実際もそうなんじゃないかと信じてしまいそうになるほど、この脚本はなかなかうまく盛られていると思います。
唐という長い時代の一部分を切り取ったドラマではありますが、楊貴妃や武則天に隠れて埋もれがちな「その後」の時代にもこんな面白いドラマティックな物語があるとは、なかなかあなどれません。最近は架空の時代のファンタジーが多く作られがちですが、史実を交えた歴史絵巻はやはり面白いですよね!
一つを見終えた達成感そのままに、次は何を見ようか考えるとワクワクしてきます!

麗王別姫 キャスト・登場人物

<沈珍珠役・ ジン・ティエン>
「呉興の才女」と呼ばれる才知から、宮女選びに召集され、李俶と運命の出会いをします。政治的な思惑や嫉妬から何度も引き裂かれますが、李俶を支えようとするたび自己犠牲を重ねることに。唐の時代の絢爛さに、ジン・ティエンの持前の華やかさが活きて、彼女が泣いたり笑ったりするたびに花がバックに散るようです。1989年07月21日生まれの29歳、主な出演作に「孫子<兵法>大伝」「ハンシュク~皇帝の女傅」「皇后の記」などがあります。

<李俶役・ アレン・レン>
玄宗の最愛の孫で、皇太子李亨の長子。旅の途中で出会った想い人・珍珠を娶ることができたものの、周囲の陰謀で二人の関係が何度も引き裂かれそうになりながら、一途に想いを貫こうとする若き貴公子の役を、凛々しく演じていました。耐える展開の多い中、甘い王子様タイプの雰囲気はどこかかわいらしく感じられます。
1989年04月11日生まれの30歳、主な出演作に「通天狄仁杰」「天乩之白蛇伝説」「青雲志」などですが、本作でブレイクしたのでこれから日本で見られる作品も増えるのではないかと思われます。

<独孤靖瑶役・ レジーナ・ワン>
名門独孤家に生まれた美しき女将軍。登場は物語の中盤からになりますが、まっすぐで妥協しない生き方ゆえに、珍珠を巻き込んで運命を大きく変えてしまうことに。憎まれそうなポジションなのに、靖瑶の感情のひだを丁寧に演じた彼女の演技のおかげで、ドラマのニュアンスがかなり深まったと思います。気品ある所作が美しい女優さんです。
レジーナ・ワンは1982年05月14日生まれの36歳、主な出演作に「三国志 Secret of Three Kingdoms」「猟場」などがあります。

<安慶緒役・ マオ・ズージュン>
安禄山の息子で、珍珠の幼馴染。ずっと珍珠を一筋に想い続けながらも、父・安禄山の思惑から人生を歪められ、やがて自暴自棄な暴君へと転じていきます。決して受け入れてくれない相手を想うことだけが生きる支え、という悲しい役柄を、熱い目力で演じきりました。マオ・ズージュンは1986年12月31日生まれの32歳、主な出演作に「四大名捕~都に舞う侠の花~」「画皮2 真実の愛」「青雲志」「龍珠伝奇」などがあります。

<李倓役・ チン・ジュンジェ>
李俶の弟で、直情径行な性格から陰謀に巻き込まれ、林致を不幸にしてしまった経験から、生涯林致を一途に守り続けることに命を懸けた李倓。悲劇の後に大きく成長した彼の進化もドラマの軸となっていました。チン・ジュンジェは1991年09月01日生まれの27歳、主な出演作に「泡沫(うたかた)の夏2018」「古剣奇譚」「秦時明月」、「青雲志」などがあります。

<慕容林致役・ シュー・チャン>
林致は優秀な女医ながら、宮女選抜に召集された時に李倓に見初められて王妃に。相思相愛のカップルだったのに、宮中の陰謀に巻き込まれて引き裂かれてしまいます。自らが傷つきながらもそれでも献身的な林致の聖母のような温かさは、つらい展開の多い中で癒しでした。シュー・チャンは1987年12月01日生まれの31歳、主な出演作に「宮 パレス2~恋におちた女官~」「「三国争乱 春秋炎城」「天龍八部」などがあります。

<黙延啜(葛勒可汗)役・ ユー・シャオウェイ>
回紇の可汗で、懐の深い草原の英雄。謀反を起こされるなど自分の足元も危ういのに、たびたび李俶や珍珠のために手を差し伸べる温かい人柄で、画面に安心感を与えていました。
1976年03月19日生まれの43歳、主な出演作に「中国版ホテリアー」「臙脂雪」「PROMISE 無極」などがあります。

麗王別姫 基本情報

放送局:北京電視台
原題 :大唐荣耀
話数 :全82話
放送開始:2017年1月
原作 :ツァンミンシュイ(沧溟水)「大唐后妃传之珍珠传奇」
監督 :リウ・グオナン(劉国楠)
脚本 :劉芳、李惠敏

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

コメント

コメント一覧 (8件)

  • いつも楽しみに読んでいます。ありがとうございます。
    64から66話が無いのが残念です〜

    • ありがとうございます!
      すいません。記事は書いていたのですがリンクされていませんでした!
      修正したので見てみてくださいね!

      • 抜けていた3話をわざわざ載せて頂きありがとうございました。いつもイライラしながらテレビを観ていますが、クルミットさんのおかげで、安心して楽しんでおります。

  • クルミットさんのコメントを読んでより深く楽しめる事に感謝しています。m(__)m
    二人の幸せが一時でも長く…お願いです。
    ドラマより薬物で政治を操っている事におどろかされます。 又 李淑の目の動きがたまりませんね。
    素晴らしい演技力に感動します。 

    クルミットさん今日も子育て頑って✊✊

  • 楽しみに見ています‼いよいよ最終になり寂しいです!珍珠と李俶が戻って良かったですね❗李俶の目の動きの演技が好きでした!衣装も豪華絢爛です!感動と切なさとはかなさに涙しました❗このドラマに会えて良かった❗ありがとうございました、主題歌も挿入歌も大好きです。

  • クルミットさん今晩は⭐
    81話、見ました。 終盤ですね。 李淑と珍珠の心を間接的知りましたね。 李淑が余命を知ったときの心の内をもっと細かく表現してほしかった。 なぜ?  珍珠はあれほど李淑に尽くしているでしょう  でも最終回をしっかり楽しみます。  
      

  • コメットさん   こんにちは
    私は今に麗王別姫を見ています。
    唐と日本の時代に思いを
    聖武天皇、光明皇后のお二人と代宗と珍珠の二人の夫婦愛が似てる。遣唐使によりお耳に入ったのでは?  玄宗皇帝が日本を愛された様に

    現在も中国と仲良くなればいいのにと祈ります。

  • もう最終回…いつも第二部?を私なりにドラマ化しています。
    珍珠はひとまず実家へ そこに安が西洋の薬を取り寄せ飲ます。
    カツはセイヨウを義母上と呼び妹を優しく見守る…妹にはセイヨウを母と呼ばす。
    セイヨウは母と呼ぶ娘を猫可愛がり 陛下はセイヨウへの申し訳なさに見て見ぬふり
    カツは立派な皇太子になり結婚…わがまま妹も嫁ぐ。セイヨウが亡くなる前陛下は色々あったがソナタには感謝していると…カツに唐を任せ自分は旅に出る。実母の寺や珍珠との小屋など…母上と沢山の孤児に呼ばれる珍珠を見つける!
    いかがでしょうか?やっと消化できます 私なりに♥️

せん花タンポポ へ返信する コメントをキャンセル