楽游原のあらすじを感想付きで全話ネタバレで詳しく紹介!

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『楽游原(らくゆうげん)』は、2023年に中国・Tencent Videoで配信された大型ロマンス・アクション時代劇です。

舞台は架空の大裕王朝――皇帝を倒し実権を握った反乱軍・孫靖によって国中が揺るがされる中、辺境を守る皇孫・李嶷(りぎょく)と、将軍の娘である崔琳(さいりん)がそれぞれ軍を率いて立ち上がります。ドラマは、王朝の命運をかけた壮絶な権力闘争や朝廷の陰謀、そして「真の英雄とは何か」「守るべき正義とは何か」を問う登場人物たちの苦悩と葛藤を中心に進行。

敵でありながら惹かれ合う二人の将が織りなす、甘く切ない“乱世のロマンス”と熾烈な戦いの物語が、圧倒的なスケールで描かれます。一方で、幾度裏切られても諦めずに戦い続ける李嶷や崔琳たち“正義をあきらめない”仲間たちの姿が、苛烈な運命の中に温かな希望と人間らしさをもたらし、反乱を企てた野心家たちの姿と対比的に、とことん苦い展開の中にも人を信じたくなる「人間味」と「希望」が感じられます。

ただの戦乱アクションではなく、家族・仲間との絆、復讐や贖罪、そして「愛と使命のどちらを選ぶのか」という問い――時に胸が熱く、時に涙し、時に考えさせられる場面の連続で、“歴史ドラマ”や“ラブロマンス”“骨太の人間ドラマ”が好きな方には間違いなくおすすめの一本です。社会の闇や権力争いをリアルに描きつつも、ラストには小さな光が差し込む――ぜひ一度、当ブログと一緒に壮大な物語の結末をのぞいてみてください♪

ここでは『楽游原』のあらすじ・ネタバレ感想、見どころを余すところなく紹介し、その尽きない魅力に迫っていきます。

楽游原 あらすじ

物語は、大裕王朝を揺るがす大規模なクーデター「孫靖の乱」から始まります。皇帝が腹心の大都督・孫靖によって殺害され、皇太子も自害、皇族たちも次々と粛清される中――辺境の牢蘭関で鎮西都護軍を率いる17番目の皇孫・李嶷(りぎょく)は、反乱軍に囚われた父・梁王を救出し王朝を建て直すべく挙兵します。時を同じくして、反乱を討つため密かに動き出したもう一人の英雄がいました。大将軍・崔毅の一人娘である崔琳(さいりん)は、自身の素性を隠し男装の軍師「何校尉(かこうい)」として崔家軍を率いて立ち上がったのです。

李嶷率いる鎮西軍 vs 崔琳率いる崔家軍 vs 孫靖率いる反乱軍の三つ巴の戦いが勃発し、互いの思惑が渦巻く乱世へ。李嶷は権力には興味がなくただ国と民を守りたい一心ですが、崔琳は「皇族では国を治められない」と信じ、自ら新たな統治者となる野心を抱いていました。最初は敵対する立場の二人でしたが、戦場で偶然何度も鉢合わせし、互いに策を読み合ううちに、その武勇と才知を認め合っていきます。やがて幾度もの共闘を経て芽生える絆と淡い想い…。しかし戦況は容赦なく二人を引き裂き、李嶷は不本意ながらも皇位継承者として担ぎ上げられ、崔琳も平和のために愛を犠牲にする決断を迫られます。

誰もが策を巡らし、誰もが誰かの“駒”となっていく中、それぞれの復讐、贖罪、そして「本当の正義」と「本当の悪」が交錯し始めます。こうして、絶望と希望が交差するスリリングな物語の幕が開けます。

楽游原 各話あらすじ」はこちらから

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第1話


第2話


第3話


第4話


第5話


第6話


第7話


第8話


第9話


第10話

第11話


第12話


第13話


第14話


第15話


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第20話

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第27話


第28話


第29話


第30話

第31話


第32話


第33話


第34話


第35話


第36話


第37話


第38話


第39話


最終回(第40話)

見どころ

まず一番の見どころは、ただの戦争アクションにとどまらない、リアルな人間ドラマです。「味方と敵は紙一重」というテーマのもと、登場人物それぞれが状況次第で“善”にも“悪”にもなりうる複雑な人間模様が描かれます。李嶷の飄々としたカリスマ性と胸に秘めた正義感、崔琳の勇敢さと内に抱える葛藤、そして一度は同志だった者が野心ゆえに裏切り敵になってしまうなど、一筋縄ではいかないキャラクターたちが本当に魅力的です!

さらに、李嶷と崔琳が織り成す“愛と使命の板挟み”のドラマも胸を打ちます。国や家族を守るためにどこまで自分を犠牲にできるのか――時には「正しい選択」が自分たちの幸せを引き裂いてしまう苦しさ。愛する人と平和、どちらを選ぶのか揺れ動く二人の葛藤と決断が、ストーリーに深みを与えています。使命に燃える熱さと、抑えきれない切なさが交錯する二人の関係から目が離せません。

そして、裏切りとどんでん返しの連続も見応え抜群です。「この人は味方?それとも敵?」と疑心暗鬼になる展開の中、信じていた人物に裏切られ、次々に明かされる真実に毎回ハラハラさせられます。一見ただの王座を巡る戦いに見える物語が、実は権力の闇や人間のずるさ、そして「それでも希望を捨てない心」まで描いているところもポイント。見れば見るほど考えさせられる深みがあり、単なる勧善懲悪に終わらないところが秀逸です。

ラストには、“悪人にも必ず報いが訪れる”痛快さと、「それでも希望を捨てない人」の強さがしっかり描かれているのも魅力。戦乱の結末までぜひ見届けてください♪ 壮大なスケールの戦いとロマンスを描きながらも、後味は爽やかな感動が残るエンディングです。

歴史エンタメが好きな方、武勇伝や策略戦が好きな方、仲間との熱い絆に弱い方、そして「人生は綺麗事ばかりじゃない…」と感じている方にも、間違いなく刺さるドラマです!

キャスト・登場人物 相関図

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李嶷(演:許凱)


「乱世に現れた皇孫将軍――策謀渦巻く中で光るカリスマ」

知略と武勇に優れた皇帝の孫。生まれつき“不吉”と忌み嫌われ幼い頃に辺境へ追いやられましたが、民を想う心は人一倍強い人物です。父を救い王朝を立て直すべく自ら軍を率いて立ち上がり、頭脳明晰な戦略で窮地を切り抜けていきます。権力欲はなく飄々としていますが、仲間想いで困っている人を放っておけない生粋のヒーロー。熱い正義感と時折見せる茶目っ気で、人望もカリスマ性も抜群の若き将軍です。

崔琳[何校尉](演:景甜)


「男装の軍師――秘めた素顔を持つ勇敢なヒロイン」

名門・崔家軍を束ねる若き軍師。その正体は主帥・崔毅の一人娘で、幼い頃から男として育てられ「何校尉」と名乗っています。頭脳明晰でプライドの高い才女であり、乱世を終わらせるため自らが権力を握ろうと決意。最初は李嶷を敵視しますが、幾度もの戦いで彼の人柄と実力に触れるうちに心境に変化が生じます。仲間や民を守るためなら自分を犠牲にすることも厭わない強さと、愛ゆえに悩み葛藤する繊細さを併せ持つ、芯のあるヒロインです。

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柳承鋒(演:高寒)


「崔家の若き武将――愛と野心に揺れるもう一人の英雄」

崔家に仕える若様で、物語のキーパーソンとなる存在。温和で穏やかな仮面の下に野心と秘めた想いを抱え、李嶷・崔琳とは幼い頃からの縁があります。序盤は二人の盟友として共に戦いますが、嫉妬や権力欲に心を支配され、次第に暗い策を巡らせるように。穏やかな物腰から一転、目的のためには手段を選ばない冷徹さも見せ、物語を大きく掻き乱します。愛する女性と天下への欲望との狭間で揺れる姿は哀しくもあり、強烈な印象を残すキャラクターです。

相関図

相関図
BS12様より引用

評価・レビュー

韓国ドラマ「三国志外伝 愛と悲しみのスパイ」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪

ネタバレを表示する

心の中に残るのは「安堵」と「余韻」――。
どれほど長く苦しい戦を経ても、最後には温かな光が差す。
それがこの物語の真髄であり、『楽游原』という作品が伝えたかった「希望」そのものだったように感じます。

物語全体のテーマ:
――愛と赦し、そして“生きること”の尊さ

『楽游原』は、最初から最後まで人間の情の物語でした。
それは権力や戦乱を背景にしながらも、中心にあったのはいつも「人」。

李嶷(りぎょく)の優しさ、崔琳(さいりん)の誇り、
老鲍(ろうほう)の忠義、桃子の純粋な愛、そして柳承鋒(りゅうしょうほう)の歪んだ執着――。
誰もがそれぞれの「正しさ」と「愛し方」を持って生きていました。

戦も、裏切りも、涙も、すべての行動の根底には
「誰かを守りたい」「信じたい」という想いがある。
この人間臭さこそが、『楽游原』をただの宮廷劇ではなく、
“生の物語”として輝かせていたのだと思います。

李嶷と崔琳:
――憎しみも涙も超えて、“夫婦”へ

李嶷と崔琳の関係は、まさにこの作品の心臓でした。
出会いから、信頼、衝突、別離、そして再会まで――
彼らの愛は、決して甘いだけの恋ではありませんでした。

時に剣を交え、時に背を向け、時に命を懸けて守り合う。
「愛とは赦すこと」というメッセージが、二人の歩みによって丁寧に描かれていました。

特に印象的なのは、第38話の「毒の口づけ」。
柳承鋒の狂気が生んだ悲劇の中で、それでも愛を信じ続けた李嶷の姿に、
“愛とは生かすこと”という真理が静かに刻まれていたように思います。

最終話で、二人が牢兰関に戻り、家族として笑い合う姿。
その穏やかさは、単なるハッピーエンドではなく、
長い戦いの果てに辿り着いた「赦し」の形でした。

敵と味方の対比:
――誰もが「生きる理由」を持っていた

『楽游原』のもう一つの魅力は、
敵役にもちゃんと“心の奥”が描かれていたこと。

柳承鋒の哀しみ、顧相の野心、顧婉娘の執念。
どの人物も、決して一面的な悪ではなく、
「認められたかった」「愛されたかった」という
どこか人間らしい弱さを抱えていました。

だからこそ、誰かが倒れるたびに胸が痛む。
そして、李嶷が彼らを討つ時の表情には、
怒りと同じだけの“悲しみ”が宿っていました。

悪を討っても、心は晴れない。
その「痛み」まで描いたことが、この作品を深くしていたと思います。

サブキャラクターたちの温もり

戦の陰で咲く、桃子と謝長耳の恋。
そして、老鲍の無償の忠義。

この作品では、主役のドラマチックな運命を支えるように、
常に“庶民の優しさ”が描かれていました。

桃子の「殿下を信じましょう」という一言に救われた回がいくつあったか。
老鲍が命を賭して李嶷を守る第30話の場面は、
多くの視聴者の涙腺を壊したことでしょう。

彼らの存在があったからこそ、
『楽游原』は重苦しくなりすぎず、
“人の温もりがまだこの世界にある”という希望を伝えられたのだと思います。

結末に込められた意味:
――「それぞれの楽游原を」

最終回の最後の一文、崔琳のナレーション。

「この世のすべての人に、それぞれの“楽游原”が訪れますように。」

ここで涙が止まりませんでした。

“楽游原”はもともと、京の名所のひとつ。
でもこの作品においては、
「人が心安らげる場所」の象徴でした。

それは恋人との時間であり、家族の団欒であり、
また、戦い抜いた者たちがようやく休める心の場所でもあった。

この願いが、戦乱の時代を生き抜いた彼らの“祈り”であり、
同時に私たち視聴者へのメッセージにもなっていました。

まとめ:

『楽游原』は、
戦と愛、裏切りと赦し、痛みと優しさ――
あらゆる“人間の感情”を丁寧に描いた大河ラブストーリーでした。

壮大なスケールの中に、
ひとつひとつの「小さな想い」を大切にしていたこと。
それが40話という長編を通しても飽きさせない力でした。

そして最後に残るのは、
「愛は人を救う」ではなく、「人が愛を選び続ける」という、
より深い真理。

李嶷と崔琳、桃子と謝長耳、老鲍、玄澤、そして私たち視聴者――
誰もが、自分だけの“楽游原”を探す旅の途中なのかもしれません。

「戦のない世でも、人は心の中で戦っている。
けれど、愛があれば、また歩き出せる。」

――そんな希望を残して幕を閉じた『楽游原』、
きっと何年経っても心に残る名作になると思います。

基本情報

タイトル 楽游原(らくゆうげん)
中国語タイトル 乐游原
英語タイトル Wonderland of Love
配信 Tencent Video(騰訊視頻)
放送年 2023年11月
話数 全40話
ジャンル ロマンス・アクション時代劇
演出 鄭偉文(スティーブ・チェン)
脚本 匪我思存
主な出演 許凱(李嶷役)
景甜(崔琳役)
鄭合惠子、高寒、趙嘉敏、劉冬沁、曾黎、于波、高曙光、何中華 ほか
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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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