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クルミットです♪
『七時吉祥~エンドレス・ラブ~』は、中国の動画配信プラットフォームなどで配信され、天界と人間界を舞台にした波乱万丈のファンタジー時代劇ドラマ作品です。雲上仙女・祥雲(しょううん)と冷徹な戦神・初空(しょくう)が、些細な行き違いから“赤い糸”を台無しにしてしまったことをきっかけに、七度にわたり人間界で転生を繰り返すはめになる——そんな“愛と運命”の物語が大きな魅力となっています。
物語は、厳格な天界の掟と、人々が息づく人間界での波瀾に満ちた人生を背景に、〈縁など信じない〉と突っぱね合う祥雲と初空が、あらゆる時代や身分で出会いと別れを経験しながらも、次第に互いの存在に惹かれていく壮大なスケールで展開していきます。一方で、七度目の転生先ではどのような“運命”が二人を待ち受けるのか──その行方にも注目が集まり、切なくもロマンチックな愛の形が作品の大きな見どころになっています。
激しい運命のいたずらだけでなく、身分や時代の壁を乗り越えて芽生えるロマンチックな恋愛要素や、衝突をくり返しながらも互いを支え合う仲間との友情など、ファンタジー要素をベースにしながらも胸を打つ人間ドラマが堪能できます。宮廷ドラマやラブコメ要素が好きな方はもちろん、“愛と宿命”を絡めたファンタジー作品を求める人にもおすすめしたい作品です。ぜひ七度にわたる壮大な転生ストーリーと、笑いと涙が詰まったロマンチックなラブストーリーの世界をのぞいてみてください♪
ここでは『七時吉祥~エンドレス・ラブ~』のあらすじ・ネタバレ感想、見どころなどを余すところなく紹介し、その魅力に迫っていきます。
もくじ
七時吉祥 あらすじ
天界と人間界をつなぐ“運命の赤い糸”をめぐる騒動から幕を開けます。自由奔放な雲上仙女・祥雲(しょううん)は、その明るく天真爛漫な性格ゆえに、あるとき何気ない行動で“赤い糸”を台無しにしてしまうことに。さらに、冷徹な戦神・初空(しょくう)も、その事件に巻き込まれるかたちで大きな責任を負わされるはめになります。
双方にとって予期せぬ事態ではありますが、天界の掟は厳格。違反した罪を償うため、祥雲と初空は七度にわたって人間界に降り立ち、さまざまな時代・立場での転生を経験しながら“夫婦の縁”を結ばなければならないという試練を課されるのです。こうして、ちょっとした衝突がきっかけで始まった二人の数奇な運命は、笑いあり涙ありの壮大なラブロマンスへと発展していきます。
この“七度の婚姻”はいったいどんな波乱を引き起こすのか? 一見正反対の祥雲と初空が、何度生まれ変わっても巡り合い、時に反発し合いながら、次第に互いの存在を意識していく様子は必見です。思わずくすりと笑ってしまうコミカルな掛け合いと、時に胸を締めつける切ない場面が織り交ざりながら、天界を揺るがすほどの“大きな縁”が動き始める
「七時吉祥 各話あらすじ」はこちらから
ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。
こちらはオリジナル全59話版で書いていますが、日本放送は全45話版となりますのでご注意ください。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
第12話
第13話
第14話
第15話
第16話
第17話
第18話
第19話
第20話
第21話
第22話
第23話
第24話
第25話
第26話
第27話
第28話
第29話
第30話
第31話
第32話
第33話
第34話
第35話
第36話
第37話
第38話(最終回)
七度にわたる転生という独特の設定を活かし、恋愛・ファンタジー・コメディの要素が絶妙にミックスされた物語が展開していきます。ここでは、そんな本作の見どころをご紹介します。
七度の転生が生む多彩なストーリー
主人公の二人が時代を超えてあらゆる姿で巡り合うことで、一つのドラマにとどまらず“複数の人生”を堪能できるのが大きな魅力。古代の宮廷から武侠の世界、さらには民間での波乱万丈劇まで、転生ごとにガラリと変わるシチュエーションが、物語を飽きさせません。
正反対な二人のロマンチックコメディ
突然、天界の失態から七度の“夫婦縁”を結ばされる祥雲(しょううん)と初空(しょくう)。最初は反発し合いながらも、次第に惹かれ合う様子は王道ながらもやっぱり胸キュン必至。衝突シーンはコミカルで笑わせながらも、時折はさまれる切ない瞬間にキュンとさせられる、甘酸っぱいロマンスが展開していきます。
迫力あるファンタジー演出
仙女や戦神が織りなす天界ならではの華やかさや、バトルシーンでの迫力のあるアクションにも注目。超常的な力を駆使しながらも、人間界では思うようにいかず七転八倒する様子がコミカルに描かれ、ファンタジー初心者にもとっつきやすい仕上がりとなっています。
個性豊かなサブキャラクターたち
転生先で出会う仲間やライバルたちが物語をより盛り上げます。天界の掟に忠誠を誓う者、二人の結末を面白おかしく見守る者、そして転生ごとに姿を変えて再登場するキャラクターなど、多彩な人間模様が彩り豊かに展開され、物語の奥行きが増していきます。
時代劇ファンも楽しめる世界観
転生先の時代考証がしっかりと作り込まれ、衣装やセットも見応え十分。華麗な宮廷衣装から武侠スタイル、民間人の普段着まで、場面によって変わる世界観を細部までじっくり味わえるのは時代劇好きにとっても見逃せません。
七度生まれ変わっても結ばれる運命とはいったい何なのか? 愛と笑い、切なさが詰まった『七時吉祥-しちじきっしょう』の世界は、ファンタジーとロマンチックコメディが好きな方はもちろん、意外性たっぷりの時代劇に興味がある方にもおすすめです。ぜひ心躍る七つの物語を追いかけ、二人の運命が導く結末を一緒に見届けてみてください♪
七時吉祥 評価・レビュー
中国ドラマ「七時吉祥」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪
ネタバレを表示する
三万年前から続く因縁と、それを超えようとする登場人物たちの壮大なラブストーリーが魅力の作品です。六界を舞台に、仙族・魔族・妖族それぞれが重い宿命を背負いながらも、“愛”と“責任”をめぐる試練に立ち向かう姿が丁寧に描かれていました。
物語全体を通じて、転生をくり返す初空と沧海(=祥云)の切っても切れない縁や、彼らを取り巻く兄弟の確執、忠義深い仲間たちが印象深いです。最終回では、辛酸をなめ続けた二人がついに再びめぐり合う場面が描かれ、これまでの苦難をすべて洗い流すかのような穏やかな結末となりました。
大河ファンタジーの魅力
三万年のスケールで展開される世界観や、神々と魔族の勢力図には圧倒されました。とくに、兄弟同士・姉妹同士・友人同士といった多様な人間ドラマ(神々ドラマ?)が随所に挟まれており、愛憎が交錯しつつも最後には大きな愛で包み込まれる展開が心に響きます。
繰り返される転生の切なさ
初空と沧海(=祥云)が生まれ変わり、死に別れながら何度も出会う流れは、ときに残酷に感じましたが、その度に愛を深め合う姿に胸を打たれました。何度生まれ変わっても必ず再会する、というロマンティックな要素がこの作品の大きな魅力ですね。
サブキャラクターの存在感
修茗や紫辉、錦莲・錦萝の兄妹、紅線翁や天界の神々など、各キャラにもしっかりとした見せ場が用意されていて、単なる脇役ではなく物語を動かす重要な存在となっていました。どのキャラクターにも感情移入ができ、世界観をより深く楽しめたのは良かったです。
因縁を超えた幸福な結末
最終回では、長年の因縁を背負った昊轩の企みが明るみに出て、初空と沧海が“最後”と言われる困難を乗り越えたうえで、まためぐり合うというロマンチックな終わり方でした。「愛を捨てる」「記憶を失う」といった試練を乗り越えた二人だからこそ、再会シーンはよりいっそう感動的に映りました。
世界観の広さや複雑な人間(神妖)関係、そして何度も離れ離れになる主人公たちの切ないラブストーリーが、本作ならではの醍醐味だったと思います。最終的に初空と沧海(=祥云)が再会し、“七つの生まれ変わり”を経てなお結ばれるという結末に、こちらとしては大いに満足感がありました。
もし、これから視聴される方がいれば、三万年の因縁や七世の愛というスケール感にひたすら浸りながら、人と神、妖、魔の絆がどう変化していくかをじっくり楽しんでいただきたいです。ドラマチックな展開と繊細な人物描写が好きな方にはぴったりの作品だと思います。
七時吉祥 キャスト・登場人物
中国ドラマ『七時吉祥』のキャスト&主な登場人物一覧です。
主人公(ヒロイン)から脇役まで、登場人物の詳細をリストでご紹介します!。
主演俳優・女優および共演者情報など、出演者プロフィールが一目でわかります。
祥雲(しょううん)役 – ヤン・チャオユエ(楊超越)
役柄:天界の姻縁閣(いんえんかく)に勤め、人々の「縁結び」を司る仙女。
上司の神君から戦神・初空の「情愛の試練」を支える仙侶(伴侶)を探すよう命じられた祥雲でしたが、誤って自分自身が初空と赤い糸で結ばれてしまいます。以降、初空とともに七度の転生を経て夫婦や恋人として出会い、ロマンチックで波乱に満ちた恋を繰り広げることになるヒロインです。明るく前向きな性格で、天界でも失敗ばかりの“お騒がせ仙女”ですが、その純粋さで周囲を巻き込み物語を動かしていきます。
俳優プロフィール:祥雲を演じるヤン・チャオユエは1998年生まれ、中国江蘇省出身の女優・歌手です。2017年にアイドルグループのメンバーとしてデビューし、オーディション番組「創造101」で第3位となって期間限定ガールズユニット「火箭少女101(ロケットガールズ101)」でも活動しました。その後は女優に転身し、2019年以降『将夜〜冥王の子〜』や『鳳舞伝~Dance of the Phoenix~』で主演を務めるなど女優としても成功を収めています。近年の代表作には、武侠アクション『江湖英雄伝~HEROES~』や仙侠ロマンス『千紫万華~重紫に捧ぐ不滅の愛~』などが挙げられ、本作『七時吉祥~エンドレス・ラブ~』でもヒロインに抜擢されました。
俳優の魅力・演技の特徴:アイドル出身のヤン・チャオユエは、中国で絶大な人気を誇る若手女優です。デビュー当初は演技面で厳しい声もありましたが、作品を重ねるごとに演技力が向上していると評判です。役柄の感情を的確に表現し、努力と成長が見て取れると多くの視聴者が評価しており、持ち前の明るい笑顔と天真爛漫な魅力がヒロイン祥雲のキャラクターにぴったりです。ヤン・チャオユエは本作で七つの時代を通じて様々な姿の女性を演じ分け、その愛らしさと一途さで観る者を惹きつけ、ドラマに爽やかな華を添えています。
初空(しょこう)役 – ディン・ユーシー(丁禹兮)
役柄:初空は天界の戦神で、本作のもう一人の主人公です。3万年前、妖魔との戦いで負った重傷により記憶と力の一部を失い、長きにわたり療養を続けていました。元神(魂)を修復する唯一の方法として「情愛の劫(試練)」を受けることを提案され、仙女・祥雲とペアを組んで下界で転生修行をすることになります。こうして不本意ながらも祥雲と赤い糸で結ばれた初空は、様々な時代で彼女と出会い直し、七世にわたる愛の物語を紡いでいくことになります。寡黙で責任感の強い性格ですが、転生を重ねる中で次第に祥雲に惹かれ、彼女を守ろうと奮闘します。戦神らしい勇猛さと、不器用ながらも優しい一面を併せ持つキャラクターです。
俳優プロフィール:初空を演じるディン・ユーシーは1995年生まれ、上海市出身の俳優です。幼い頃から演技に関心を持ち、上海戯劇学院で本格的に学んだ経歴を持ちます。2018年に武侠ドラマ『笑傲江湖~レジェンド・オブ・スウォーズマン~』で東方不敗(オーファン・バイ)を演じ注目を集め、2020年にはチャオ・ルースーと共演した時代劇ラブコメ『花の都に虎われて~The Romance of Tiger and Rose~』でツンデレ若様を熱演し大ブレイクしました。同時期に配信された現代ラブロマンス『韞色過濃(Intense Love)』も好評を博し、中国では“5月の恋人”との愛称まで生まれる人気ぶりでした。以降も現代劇『月光変奏曲〜君とつくる恋愛小説~』や映画など活動の幅を広げており、日本でもこれらの作品でお馴染みのイケメン俳優です。
俳優の魅力・演技の特徴:ディン・ユーシーは181cmの長身に端正なルックスを持ち、確かな演技力で多くのファンを魅了しています。コメディセンスにも優れ、『花の都に虎われて』ではプライドの高い若様が恋に翻弄される様子をユーモラスかつキュートに演じて人気を博しました。一方でアクションやシリアスな感情表現も得意としており、本作では厳かな戦神から転生後の不器用な夫、優しい恋人まで七変化する難役に挑戦しています。ディン・ユーシーは持ち前の繊細な表現力で初空の心情の変化を丁寧に演じ分け、ロマンチックなシーンではとろけるような優しい眼差しを見せるなど、その演技は「安心して見ていられる」と好評です。ヒロイン役ヤン・チャオユエとのケミストリーも抜群で、二人の掛け合いは笑いとトキメキに溢れており、ドラマの見どころの一つとなっています。
修茗(しゅうめい)役 – シン・ゼ(星擇)
役柄:修茗は帝休(ていきゅう)神族の皇子で、3万年前に滅んだ上古の一族の唯一の生き残りです。かつて帝休族の質子(人質)として赴いた魔羅族で、女帝・滄海(そうかい)に出会い一目惚れしましたが、滄海は滄日戦争で命を落としてしまいました。以後、修茗は数万年もの間彼女の生まれ変わりを探し続け、滄海と同じ容姿を持つ仙女・祥雲に巡り会います。今度こそ最愛の女性を守り抜くと心に決めており、初空の良き友人でありながら内心では祥雲への想いを秘めているという複雑な立場です。穏やかで飄々とした人物ですが、愛する人のためなら自分を犠牲にしてでも尽くす情熱を持ち、物語にもう一つの三角関係と切なさをもたらします。
俳優プロフィール:修茗を演じるシン・ゼは1995年生まれ、中国江蘇省出身の俳優です。2021年に中国仙侠コメディ『仙剣客桟』で俳優デビューしたばかりのフレッシュな新人で、本作で重要な役どころに抜擢された期待の星です。もともと台湾で芸能活動を始め、中国本土のオーディション番組にも参加してトップ10入りした経歴があり、歌やダンスもこなすマルチな才能を持ちます。ドラマ出演作品はまだ多くありませんが、2022年には大ヒット仙侠劇『蒼蘭訣~エターナル・ラブ~』で主人公の副官役を好演し注目を集めました。長身と端麗な容姿から時代劇での貴公子役が板につき、本作で演じる修茗役にもハマり役だと話題になっています。
俳優の魅力・演技の特徴:シン・ゼは新人ながら爽やかな存在感で視聴者を惹きつける注目株です。182cmの高身長と涼しげなルックスで王族の気品を漂わせつつも、どこか飄々とした役柄を自然体で演じています。修茗が抱える孤独や切ない片想いを繊細に表現し、時折見せる憂いを帯びた眼差しには胸を打たれるものがあります。新人らしい初々しさと真摯さが逆に役の純粋さにマッチしており、「今後の出演作が楽しみ」「これから大ブレイクしそう」といった声も多い俳優です。本作では、主人公カップルを陰ながら支えつつ複雑な愛に葛藤する難しいポジションを丁寧に演じ、物語に深みを加えています。
紫輝(しき)役 – サイ・シャンヤン(翟向陽)
役柄:紫輝は女媧石(じょかいし)から生まれた石の妖怪で、人間界で暮らす青年です。元々は天界に存在していた霊石でしたが、錦蓮の策略によって人間界に落とされ、石から人の姿へと生まれ変わりました。ただ人間になることだけを願っていた純真な紫輝は、東海の姫・鶯時に出会った瞬間に恋に落ち、彼女を一途に想い追いかけます。身分違いの恋や様々な困難を乗り越えて二人は心を通わせますが、その愛には試練も待ち受けています。紫輝は愛する鶯時を守るために奮闘し、時にコミカルに、時に切なく物語を彩ります。純朴で憎めない性格の持ち主で、彼と鶯時のロマンスはメインカップルとは一味違った胸キュン要素と感動を与えてくれます。
俳優プロフィール:紫輝を演じるサイ・シャンヤンは1998年生まれ、中国河南省出身の俳優です。北京電影学院を卒業した演技派新人で、2019年に映画で俳優デビューして以来、着実にキャリアを積んできました。これまでに主演した作品に映画『花渡好時光』や刑事映画『最後的防線』などがあり、テレビドラマではファンタジー時代劇『蒼蘭訣~エターナル・ラブ~』にも出演しています。本作『七時吉祥』は初の主要キャラクター役であり、ヤン・チャオユエ&ディン・ユーシーという人気俳優と共に物語を牽引する重要なポジションです。185cmの長身と爽やかなルックスの持ち主で、若手ながら堂々とした演技が光ります。
俳優の魅力・演技の特徴:サイ・シャンヤンは新人俳優ながら、真摯で瑞々しい演技が魅力です。純粋無垢な石妖・紫輝を演じるにあたり、その少年のようなピュアさと初恋のときめきを全身で表現しています。鶯時に見せる一途でまっすぐな眼差しや、想いが報われず苦しむ表情まで、細かな感情表現で視聴者の心を掴みます。アクションシーンでは力強さも発揮し、終盤にかけて成長していく紫輝の姿をダイナミックに演じている点にも注目です。フレッシュな演技で物語に爽やかな風を吹き込みつつ、後半では涙を誘う熱演を見せるサイ・シャンヤンは、本作で大きな飛躍を遂げた新人俳優と言えるでしょう。
鶯時(おうじ)役 – チャン・シュエハン(張雪菡)
役柄:鶯時は東海龍宮の姫君で、本作のサブヒロイン的存在です。絶大な財力と権勢を背景に、かねてより憧れていた初空仙君との縁を強引に結ぼうと画策します。一万もの霊石と伝説の女媧石を費やして初空と赤い糸を繋ごうとしますが、肝心の初空は祥雲と結ばれてしまい、鶯時は祥雲に激しい嫉妬心を抱くようになります。しかしその後、祥雲の策略で初空と祥雲にこっそり同行して人間界に降り立った鶯時は、そこで石から生まれた青年・紫輝と運命的に出会い恋に落ちます。気高くわがままなお姫様だった鶯時が、紫輝との交流を通じて次第に心を開き成長していく過程も見どころです。物語序盤はヒロインの恋路を邪魔する存在ながら、後半では切ない愛に身を捧げる健気な女性として視聴者の心を掴みます。
俳優プロフィール:鶯時を演じるチャン・シュエハンは中国新疆ウイグル自治区出身の女優です。北京舞踏学院を卒業した経歴を持ち、クラシックバレエなどで培った優雅さを武器に、主に時代劇ジャンルで活躍しています。これまで出演したドラマには、ラブコメ時代劇『恋恋江湖~運命の愛の見つけ方~』、タイムスリップロマンス『超時空ロマンス』、武侠劇『月照らす、君を想ふ~The Moon Brightens for You~』などがあります。端麗な顔立ちと凛とした佇まいが印象的で、本作ではライバル姫役として強烈な存在感を放ちました。本格的に注目を集めるのは本作が初めてですが、同世代の若手女優の中でも抜群の美貌と高い演技潜力を秘めており、今後の飛躍が期待されています。
俳優の魅力・演技の特徴:チャン・シュエハンは舞踊で培ったしなやかな所作と気品を兼ね備えた女優です。鶯時役では、傲慢なお姫様の高飛車な表情や毅然とした態度を見事に体現し、序盤は思わず憎らしく感じてしまうほどの迫力でした。しかし紫輝との交流が進むにつれて見せる繊細な表情の変化や、愛に心乱され苦悩する様子は一転して儚げで、視聴者の同情を誘います。最初はプライドの塊だった鶯時が真実の愛に触れていく過程を丁寧に演じ分け、その振り幅の大きい演技で物語に深みを与えました。チャン・シュエハン自身の透明感ある美しさも相まって、劇中では衣装や所作の優雅さが際立ち、「お姫様然とした佇まいがハマっている」と好評です。新人ながら難しい心情変化を表現しきった演技力は見逃せません。
錦蓮(きんれん)役 – リン・バイルイ(林柏叡)
役柄:錦蓮は妖族である摩羅(まら)神族を束ねる護法(ガーディアン)で、本作の主要な敵役です。滄海女王の忠実な僕(しもべ)であり、死んだ女王を復活させるためなら手段を選ばない野心家でもあります。天界から禁忌の宝石・女媧石を盗み出し、その核(コア)を愛の感情に触れさせることで滄海復活の儀式に利用しようと企みます。女媧石の化身である紫輝を人間界に投じて監視し、自らの妹である錦蘿(きんら)にも暗躍させるなど、陰で幾重もの策謀を巡らす黒幕的存在です。物語後半では初空たちの前に立ちはだかり、愛か忠義かで葛藤するシーンも描かれます。冷酷非情に見えて実は主君への厚い忠誠心に突き動かされており、単なる悪役に留まらない人間味も感じさせるキャラクターです。
俳優プロフィール:錦蓮を演じるリン・バイルイは1991年生まれ、台湾出身の俳優・モデルです。中国文化大学を卒業後、2014年に台湾映画『等一個人咖啡(カフェ・ウェイト・ラブ)』で俳優デビューし、その後大陸のオーディション番組「中国好男児」にも出場して全国トップ10入りした経歴を持ちます。2017年には台湾のBLドラマ『深藍と月光(深藍與月光)』で主演を務め、一躍注目を集めました。近年では中国ドラマにも活動の場を広げ、2022年の仙侠ヒット作『蒼蘭訣~エターナル・ラブ~』では月尊(主人公)の副将・常瀚役を演じ、その朴訥で仲間思いなキャラクターが「かわいい」「癒される」と人気の副CP(カップル)にもなりました。モデル出身らしく187cmの長身と端正な顔立ちが魅力で、出演作は少ないながらも存在感のある演技でファンを増やしています。
俳優の魅力・演技の特徴:リン・バイルイは爽やかな好青年役からダークな悪役まで演じ分けることのできる演技派です。『深藍と月光』では繊細で純粋な恋愛模様を瑞々しく演じ、一方『蒼蘭訣』ではコミカルな忠臣キャラで視聴者に愛されました。その振り幅の広い演技力を買われ、今回は冷酷な野心家・錦蓮という新境地に挑んでいます。リン・バイルイは端正な容姿に加え、激しい感情を表現する力強い演技も持ち味で、劇中では怒りや悲しみに揺れる瞳の演技が印象的です。悪役でありながらどこか憎みきれない人間臭さを漂わせる演技には深みがあり、最終局面で見せる狂気と執念には思わず圧倒されるでしょう。モデル仕込みの堂々とした立ち姿や殺陣シーンのキレも相まって、錦蓮というキャラクターに説得力を与えています。
『七時吉祥~エンドレス・ラブ~』は、ヤン・チャオユエとディン・ユーシーという人気スターのケミストリーと、個性豊かなキャスト陣の競演によって、笑いあり涙ありの七世の愛の物語を魅力たっぷりに描き出しています。主要キャストそれぞれが異なる時代・設定で多彩な役柄を演じ分けるため、1つのドラマでありながら七つ分の物語を楽しめる贅沢さがあります。ファンタジー要素満載の世界観の中で、俳優たちの魅力が存分に発揮されており、圧巻の演技合戦とロマンチックなストーリー展開に視聴者は引き込まれること間違いありません。豪華キャストが紡ぐ七度生まれ変わる運命の愛——そのドラマチックな魅力をぜひ堪能してみてください。
七時吉祥 基本情報
作品名:七時吉祥~エンドレス・ラブ~
中国語原題:七时吉祥
ジャンル:ファンタジー・ラブロマンス・時代劇コメディ
放送開始:2023年8月10日~
話数:全38話(中国本土版)
制作国:中国
配信・放送:
中国国内では、主に動画配信プラットフォーム(iQIYIなど)で独占配信されています。
監督:チョン・シウガン(郑晓岗)など
脚本:シュー・ルオヂー(许若锜)など
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